子供に限らず、味覚狩りが大好きな人って多いと思います。
旬のフルーツなどを摘み取って、その場で食べたりお土産にしたり・・・とても楽しいですよね。
時期によって楽しめるものが違うというのも魅力のひとつです。
いちご狩りができる施設が増えてきた12月、いちごが大好きな2歳児を連れて埼玉県秩父郡横瀬町の『小松沢レジャー農園』に行ってきました。
目的は2つ、今の時期楽しめる『いちご狩り』と一年中楽しめる『シイタケ狩り』。
そして、これには私の意図的な企みが含まれています(イヒヒ)
そう、我が家の2歳児はシイタケが苦手!
大好きないちごと苦手なシイタケ。いちごに釣られてシイタケも自分で摘み取ったら意外と食べられるのでは?と考えたのです。
今回はこの『小松沢レジャー農園』での味覚狩り体験と、我が家の2歳児が苦手克服に挑戦した様子を書いていきます。
目次
小松沢レジャー農園の開園時間は?
道の駅『果樹公園あしがくぼ』から、さらに15分ほど走行した場所にある『小松沢レジャー農園』。
入り口には本日の体験可能メニューが出ていました。
本日の真の目的、シイタケ狩りができるかどうかは重要なのでしっかりチェック!
開園時間は9:30となっていましたが、スタッフさんたちの準備はその時間から始まるようです。
スタッフさんたちが開園準備をされている間、園内にある池のカモにエサをあげてみようと1袋100円のエサを購入してみました。
エサやりが大好きなはずの我が家の2歳児ですが、カモたちが「エサくれるんでしょ?」と言わんばかりに池から陸に上がり、近づいてきたのは少し怖かったようです(笑)
続いて体験メニューの券売機を確認。
体験メニューは、まず利用券を券売機で購入、各体験場所(いちごハウスなど)で利用券と引き換えて体験できるというスタイルのようです。
しばらくウロウロしながら待っていると、準備が整ったようでスタッフさんから声をかけられました。
さっそく本日の表向きの目的『いちご狩り』の利用券を購入していちごハウスへ向かいます。
大好物のいちご食べ放題体験
オープンと同時に入園し、1つ目の体験メニューの『いちご狩り』、時間が早いからかシーズン突入直後だからなのか、ほとんどお客さんがいない状態。
いちごは地面から生えているものを摘み取るタイプのため、2歳児の視界にも入りやすいのか、パパの真似をしながら上手に摘んでは食べていました。
いちごハウスは第1号棟~第4号棟の4つがありますが、この日の指定ハウスは第3号棟で『とちおとめ』、他にも『やよいひめ』『紅ほっぺ』のハウスがあるようです。
1つのハウスに1種類のいちご、というスタイルなのかもしれません。
どうせなら食べ比べをしてみたかった!
シイタケハウス初体験の感想
次に目指すのは、初体験の『シイタケ狩り』。
こちらで採れたシイタケは、無料炭火焼きコーナーで焼いて食べることが可能です。
自分の手で収穫した採れたてのシイタケを焼いて食べる、これこそが本日の真の目的!
冬場はシイタケハウスの中、夏場はシイタケ山でのシイタケ狩り、受付で手短に説明を聞いた後はいよいよハウスの中へ!
シイタケハウスの中は土の香りなのか、それとも木の香りなのか、シイタケ出汁のような香りが漂っていました。
いちご狩り以外の真の目的がある事を知る由もない我が家の2歳児、「採ってみてごらん」と言われるがまま、初体験のシイタケ狩りです。
実際のところパパも私もシイタケ狩りは初体験、率直な感想は『シイタケって採りにくい』でした(汗)
キノコ類全般、もっとポロっと採れるものかと思っていましたがなかなか硬い。
「石づきの根元を持って、くるっとひねるように採ってくださいね」の説明の通りにしているつもりなのに上手く採れない、意外にも難易度は高かったです。
15分お手軽?ハイキングコースとマス釣りにもチャレンジ
所要時間15分のハイキングコースに挑戦
シイタケハウスの奥に所要時間15分のハイキングコースの看板を発見、山道が大好きなパパは「行ってみようよ」とノリノリです。
確かにいちごでおなかが膨れている状態よりも、少し歩いてからシイタケを焼いたほうが美味しく食べられるかもしれないと思いハイキングコースを歩いてみることにしました。
しかしイメージしていた道も時間も手頃なハイキングコースとは全然違う、小さい子にはかなり難しいコースでした(汗)
しっかりパパの手に掴まって歩く2歳児。
本当にここ、ハイキングコースなの?と疑うような険しい道、道幅が狭く所々で木が倒れて道を塞いでいました。
この道を散歩するなら、足元によく気を付けて、お子さんの手はしっかり握っていてあげたほうがいいでしょう。
頑張ってハイキングコースの頂上付近まで来ると、とても素晴らしい景色が広がっていましたが、相変わらず手はしっかりと握っていないと危険です。
結局、所要時間15分のハイキングコースを30分以上かけて歩きました・・・
マス釣りにチャレンジ
もともとはいちご狩りとシイタケ狩りを体験しに来たのですが、「マス釣りをして炭火焼きにしたい」とパパが熱望。
1匹当たり700円というお値段が悩ましかったのですが、我が家の2歳児も「やりたい」というので渋々の承知です。
マスの釣り堀でスタッフさんに利用券を渡し、釣竿とエサを受け取ります。
パパに釣竿を支えてもらいながらそっと糸を垂らしてみると・・・
すぐにマスが食いつくのですが2歳児には釣りあげられず、モタモタしているうちに逃げられてしまいました。
気を取り直して、今度はパパがメインで竿を持ち、2歳児が手を添えているだけのスタイルで再チャレンジ。
ようやくマス1匹ゲットです!
釣り上げたマスはスタッフさんが下処理をして串に刺してくれます。
無料炭火焼きコーナーでバーベキュー気分
いよいよ採れたてシイタケと釣りたてマスを炭火焼きコーナーへ。
この施設が無料で使用可能だなんて、嬉しい限りです。
シイタケとマスはそれぞれ違う網で焼くようになっていますので、マスはパパが担当、本命のシイタケはママが担当で焼き開始!
焼き方はそれぞれの網の傍に書いてありますので、その通りに進めましょう。
焼き上がりが楽しみです。
苦手克服に挑んだ2歳児、その様子と結果
マスより先に焼きあがった本命のシイタケ、お皿に乗せて、ちょっとだけ醤油を垂らして・・・
すかさず「ちのこちらいだの(きのこ嫌いなの)!」と言い放つ2歳児。
・・・やっぱり?
でも今日は私もめげません。
「さっき一緒に採ってきたシイタケだよ」と説明すると、嫌々ながらも端っこを少しだけ食べてくれました!
食べたーっ!
今まで拒否され続けていたシイタケ、本当にちょっとだけですが食べてくれました!
決して「美味しい」という顔をしていませんでしたが、確かに食べることができたので、非常に甘い判定ではありますが『苦手克服に成功』です。
ああ、やっぱり自分で採ったものは食べられるんだ、と実感した瞬間でもありました。
パパは元々シイタケ焼きが好きなようで、何回も焼いては食べていましたので、パパにとってもシイタケ狩りは最高だったようです。
自分たちで採ってきたシイタケ以外にも、農園のスタッフさんがシイタケの天ぷらを作って売っています。大きめのシイタケが3個で300円、パパが食べてみたいというので内心高いと思いながらも購入。
塩、抹茶塩、粉末バター醤油が自由にかけられるようになっていたので、1個ずつ別の味つけをしてみました。
「たべたい」
・・・え?
我が家の2歳児、なぜかシイタケの天ぷらを夢中で食べはじめました。
「おいしいね」
・・・え?
それ、あなたが採ったシイタケじゃないよ・・・?
「こっちの焼いたシイタケさんは食べる?」
「ちのこちらいだの(きのこ嫌いなの)!」
・・・もう笑うしかありません。
そうそう、シイタケの存在に隠れながら長い時間かけてひっそりと焼きあがったマス、シイタケの天ぷらに夢中の2歳児には見向きもされず、結局パパが一人で食べました。
今回は私の思い描いていた苦手克服ストーリーとは随分違ってしまった事など、色々と予想外の展開もありました。
しかし、シイタケ狩りがキッカケとなって苦手を克服できたことに変わりないので結果オーライです(笑)
そして何よりも家族で楽しい一日を過ごせて大満足でした。
いちご狩りやシイタケ狩りだけでなく、ハイキングやそば打ちなどの体験も可能で一日中遊べる『小松沢レジャー農園』、ぜひ足を運んでみてくださいね!
帰りがけ、たくさん遊んでグッスリ眠る我が家の2歳児。
シイタケの天ぷらを夢中で食べる姿を思い出しては、ほっこりとした気分になるのでした。
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