『さんかく窓の外側は夜』の先生や非浦英莉可がわざわざ人の集まる場所を選んでつくっている『貯金箱』、気になるワードですが一体どのようなものなのでしょうか。
さらに物語には、三角にだけハッキリと見える『下水管』も登場しています。
この記事では『貯金箱』や『下水管』がどのようなものなのか、三角だけが下水管をハッキリと見ることができる理由について、考察を含めた解説を行います。
目次
さんかく窓の外側は夜の貯金箱の仕組み
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さんかく窓の外側は夜の物語には、良くないイメージで貯金箱という言葉が登場します。
本来の貯金箱ってワクワクするイメージですけどね・・・
ここではまず、不穏な動きが気になる先生と非浦英莉可が深く関係している『貯金箱』について、その仕組みを解説します。
貯金箱でゴミを貯める仕組み
先生や非浦が言う貯金箱とは、実は『ゴミ』を貯める場所のこと。
お金ではなく、ゴミを貯める場所を指して貯金箱と呼んでいます。
この場合の『ゴミ』とは、簡単に言うと負のエネルギーやマイナスの感情、人が抱える憎しみの気持ちのことでしょう。
足を踏み入れた人間が持っている『ゴミ』を集めて貯める場所が貯金箱。
貯金箱の作り手が先生と非浦英莉可であることから、『貯金箱作り』=『狙った場所に呪いをかけること』であると考えられます。
つまり、特定の場所に呪いを込めておき、足を踏み入れた人間に作用するもの。
負の要素(先生や非浦がかけた呪い)を誘い水として、貯金箱に踏み入った人間の持つ負の感情を引き出しているのではないでしょうか。
人が近寄り負の感情が引き出され、それを繰り返すことで貯金箱には『ゴミ』が蓄積されていく。
強制ゴミ回収システムとでも呼べそうな仕組みですよね。
ちなみに、貯金箱でゴミをためている理由は、先生がゴミを使うから。
先生は貯金箱にたまった負の力を体に取り込み、自らの力として利用しているのです。
貯金箱は罠
貯金箱を別の言葉に置き換えるなら、『罠』。
先生は『貯金箱』と言いますが、非浦は『罠』として捉えているようです。
非浦が『罠』だと感じる理由は、例えば貯金箱だと知らずに足を踏み入れた三角が見た『母さんの宝石箱』や、三角の体に入り込んで冷川が見た『キレイな構造のもの』にあるのではないでしょうか。
『母さんの宝石箱』とは、三角の母親が失踪した父親からもらった大切なものであり、幼い頃の三角が大好きだったもの。
『キレイな構造のもの』とは、冷川が興味をそそられるもの。
つまり、貯金箱の本来の姿は『ゴミ』を貯める場所であるのに、近寄ってきた人の目には『好き』、『キレイ』など魅力あるものに映ってしまうから『罠』。
貯金箱に近づいた人々は、先生や非浦の呪いが作用し様子がおかしくなってしまいます。
気になって近づいてみたらヒドイ目に遭うのが貯金箱。
『罠』だと主張する非浦の意見に賛成です。
さんかく窓の外側は夜の下水管の役割
さんかく窓の外側は夜の物語には、ゴミを貯める貯金箱に関係するものとして『下水管』という言葉も登場しています。
まあ、ネーミングからしても良いイメージではありませんけど・・・
貯金箱に続いて、ここでは下水管の役割りについて解説していきます。
下水管に流れるのはゴミ
三角が『下水管のような暗渠のような』と表現する管状のものの中には、ゴミが流れています。
前述の通り、ここで言う『ゴミ』とは負のエネルギーやマイナスの感情、人が抱える憎しみの気持ちなどのこと。
パイプ状の通り道が作られており、その中をゴミが流れるようになっているのです。
もちろん、この下水管をつくったのは先生です。
非浦も手伝ったことから下水管の存在を知っており、『毒ガスを吸い上げる網のようなパイプのようなもの、先生はそこから毒ガス(ゴミ)を使っている』という認識。
貯金箱や下水管は、先生のためだけのゴミ再生システムであるとも言えそうです。
下水管は貯金箱から先生の家に繋がっている
下水管は貯金箱から繋げられています。
下水管は貯金箱で貯めたゴミを吸い上げて流す役割りを持つため、下水管の根元にはほぼ確実に貯金箱が存在していると言えます。
根元が貯金箱なら末端は・・・
そう、貯金箱で貯めたゴミを使っているのは先生なので、下水管を辿ると最終的には先生の居場所である家に辿り着きます。
実は先生の家は、かつての冷川が数年にわたり閉じ込められていた『掌光会』の跡地に建てられています。
貯金箱のゴミは下水管を通り、冷川の強い憎しみが残されている場所に届けられる。
つまり、先生は家にいながら自分の力を強化できるというワケです。
さんかく窓の外側は夜の下水管が三角だけに見える理由を考察
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貯金箱から繋がる下水管は、先生の力の強さや呪いが影響しているのか、霊的な力を持っていたとしても『よく見えない』状態のもの。
冷川や迎は『見えない』、非浦ですら『作るのを手伝ったから何となく見える程度』という下水管を、なぜか三角だけはハッキリと見ることができるようです。
なぜ三角にだけ下水管が見えるのでしょうか?
ここでは、三角だけが下水管を見ることができる理由を考察していきます。
三角は目がいいから
三角は、霊的な『視る』能力を持っています。
これは霊を見ることができる力であり、同じく霊を見ることができる冷川や迎、非浦よりも、より『人の姿』として霊を捉えることが可能です。
つまり、三角はもともと冷川たちが見るものよりもハッキリとした霊の姿を見ることができる。
それならば、彼らが見えないという下水管の姿をハッキリと見ることも可能なのではないでしょうか。
ただ、『視る』能力によってハッキリと下水管が見えたとしても、強力な先生の力に干渉できる理由にはなりません・・・
三角は父親に守られているから
三角は、彼の父親が残した石によって守られています。
三角が携帯ストラップ(後にピアスへと作り変えられている)にして身に付けているのは、実は失踪前の父親が唯一母に残した『宝石箱』にはめ込まれていた小さな石。
その小さな石に父はかつて、『康介を守ってくれますように』とおまじないをかけました。
父のおまじないが込められた石は、いわゆる『結界』として作用しているのでしょう。
結界の中では、冷川や迎、非浦には良く見えない下水管がハッキリ見えたのかもしれません。
結界の中では霊的な影響が遮断されるのは、顔が変わる呪いを見破った時に実証済み。
強い呪いをかけているとは言え、先生と同一人物である父親による結界が作用しているなら下水管に干渉することも可能なのではないでしょうか。
三角と父の血の繋がりが影響している
三角にだけ下水管がハッキリ見える理由として、三角と先生(父)の血の繋がりによる影響も気になります。
下水管をつくったのは先生であるから、三角は本能的に父(先生)が作ったものを感じられる、そういう可能性もゼロではなさそうです。
例えば、非浦は『先生の下水管作りを手伝ったから』なんとなく下水管が見えると言っていますが、つまり多少なりとも非浦自身の力が混ざっているから下水管が見えているのではないでしょうか。
先生と三角は親子なのですから、似たような力を持っているとも考えられます。
下水管が三角の力と似た力でつくられていたとすれば、三角にだけはハッキリ見えるというのも納得できそうですよね。
目がいい、結界、血の繋がり・・・
個人的には父親の残した石が結界として作用していた、という見方を推したいですね(笑)
まとめ
『さんかく窓の外側は夜』に登場している貯金箱とは、主に先生や非浦英莉可が人の集まるような場所に作り、ゴミ(=人々のマイナスの感情や憎しみの気持ちなど)を貯める場所のことを言います。
『貯金箱』というと聞こえがいいですが、実際には『罠』のイメージが強い場所。
貯金箱に先生や非浦が呪いをかけて放置することで、足を踏み入れた人間の負の感情を引き出す仕組みであると考えられます。
さらに貯金箱に貯まったゴミを吸い上げて流す役割をしているのが下水管と呼ばれるもの。
下水管はすべて先生の家へと繋がり、先生はゴミの中にある大勢の人間の負の感情や憎しみの気持ちを取り込んで自身の力を強大化しています。
ちなみにこの下水管、先生の強い呪いによるものなのか、霊的な力に関係なく『見えにくい』もののようです。
下水管作りを手伝った非浦ですらボンヤリ、迎や冷川にはほとんど見えないのに、なぜか三角だけにはハッキリと見えるという不思議なもの。
その理由として考えられるのが、
- 三角は目がいいから
- 身に付けている石に込められた父親のおまじない、結界の力が作用しているから
- 先生との血の繋がりのため、力が似ているから見える
普段から強い呪いに近づくと気分が悪くなってしまう三角ですが、父親が残した石を身に付けている間は平然としています。
このことから、三角だけに見える理由としては最も『結界』説が有力ではないでしょうか。
三角の父親である先生の力を強化するために作られた貯金箱や下水管。
簡単にまとめると、『先生のためだけのリサイクルシステム』ですね!
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