『さんかく窓の外側は夜』に登場する先生は、非浦英莉可らを従えあちこちで呪いを振りまいている黒幕的存在。
アブナイ言動が多々見られますが、『先生』とは一体どのような人物なのでしょうか。
この記事では、謎の多い先生の正体と名前、能力、先生の強さについて考察を含めながら解説を行います。
目次
さんかく窓の外側は夜の先生の正体は父親で名前は何?
先生は物語の比較的序盤から登場し、アヤシイ雰囲気がダダ漏れの人物です。
誰も逆らえないような禍々しい雰囲気の時も、魂が抜けたようにボーっとしている時もある『先生』。
つかみどころのない人物ですが、その正体が気になりますよね。
ここではまず、先生の正体と名前について解説していきます。
先生の正体は三角康介の父親
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ヒウラエリカや逆木から『先生』と呼ばれる人物の正体は、三角(みかど)康介の父親です。
先生と三角の顔立ち、ちょっと似ていますね。
三角が幼い頃、三角と母親を置いたまま失踪した父(=先生)。
それが『掌光の教え』という団体の教祖のような存在となっていたのでした。
元々は康介と同じく怖がりの性格だったようですが、失踪後にその性格は大きく変わっていったようです。
父の失踪理由は、三角の母親を守るため。
いつしかその理由も曖昧になってしまったようですが、元々は自分と息子に寄って来る『悪いもの』から母を遠ざけるためでした。
三角の母親は、霊的に『周りをキレイにする』能力の持ち主ではありましたが、その力が及ぶのは周囲のひとりまで。
つまり、いつか自分たちに寄って来る『悪いもの』が彼女に悪影響を及ぼすと考えたのでしょう。
自分か息子か、どちらかひとりが彼女のそばから消えなければならない。
誰にも相談せずに選んだのが『自分が彼女から離れる』という道だったのです。
人々の憎しみを利用し、いつしか人が変わったように周囲に強力な呪いをかける恐ろしい人物となってしまっていた三角の父親。
強い力を得るためにため込んだ人々の憎しみが、いつの間にか父の心を蝕んだのかもしれません。
先生の名前は三角(みかど)ではない?
先生は『誰かから呪われないため』に名前を明かしていません。
もし名前を知っても忘れてしまう、名前どころか顔も忘れてしまうという『呪い』を周囲にかけている様子は、まるで何かに怯えているようにも感じられます。
隠すことに必死になっている先生の名前が結局何なのか気になるところですが、残念ながら物語中に答えはありません。
三角康介の父親なんだから『三角○○』じゃない?と思いたいところですが、どうやら先生は『三角』という苗字ではなさそうです。
『三角』は実は母方の姓。
独身時代の職場での呼び名から、母親が元々三角姓である事がわかります。
さらに先生の家族関係のゴタゴタで2人の式と入籍が先延ばしになっており、逃げ癖のある先生が率先してゴタゴタを片づけたようにも思えない・・・
つまり、母と先生は入籍をしていなかった可能性があります。
入籍をしていなければ、先生が『三角』姓になる事もありません。
もっと言えば、自分自身に『彼女と息子を忘れる呪い』をかけ『三角くん』という言葉を聞き取れなくなってしまっている先生自身の名前が『三角』であるとは考えにくいのではないでしょうか。
ただ、わからないままになっているのは結構モヤモヤしますよね・・・
ちょっとだけでもヒントが欲しいところです。
さんかく窓の外側は夜の先生の能力と強さ
三角康介の父親である『先生』は、どのような能力の持ち主なのでしょうか。
冷川のように耳が良くて『悪いもの』の声を聞けるのか、迎のように話を聞いてやるのが得意なのか、三角のように目が良いのか・・・?
ここでは、『先生』の能力や強さについて考察を含めて紹介していきます。
先生は人を呪う能力に長けている
先生は三角や冷川と同じく霊感の強い人物であり、霊能力者です。
ただし、三角らと異なっているのは先生の得意分野は『人を呪うこと』だという点。
三角や冷川が除霊専門だとすれば、先生の専門は呪い屋です。
依頼があれば呪いをかける。
依頼主の要望通りの呪いをかければ多額の報酬が手に入る。
多くの人に『先生』と呼ばれ慕われ、頼られる。
呪いの能力を存分に発揮し『掌光の教え』のトップとなったのです。
依頼によっては先生自らが出向いて対象者を呪うこともあるようですが、同じく呪う力に長けている非浦英莉可を利用することも多い様子。
非浦自身は先生に従うことを快く思っていませんが、前述の通り、先生の顔も名前も忘れるという呪いのために非浦が先生を呪うことはできません。
先生の力は冷川や非浦よりも強い
先生の力の強さを表すとすれば、冷川や非浦よりも『強い』と言えそうです。
かなり強い力を持っている非浦でさえ、先生の力には冷川も自分(=非浦)も抵抗できないと語っています。
それほど力の差があるのです。
冷川と先生との力の差の原因は、憎しみの強さでしょう。
人の憎しみを何でも取り込んできた先生の力は強大です。
そもそも、憎しみや負のエネルギーを効率よく取り入れられるような仕組みもあちこちに作っているのです。
冷川は人にかけられた呪いを自身に取り込んでいますが、大々的に憎しみの力を集めている先生に比べて圧倒的に数量が足りません。
つまり、先生の力は冷川より強い。
非浦と先生の力の差の原因は、非浦が死んだ人間を使うネクロマンサーであるのに対し、先生は呪い殺した人間を使うとことでしょう。
呪い殺された人間には憎しみや負のエネルギーが溢れているはずなので、そこで圧倒的な力の差が生まれてしまうと考えられます。
つまり先生の力は非浦よりも強い。
非浦の力は結界の大きさから見ても迎(むかえ)より強力だと考えられるので、非浦>迎。
これらのことから、先生は冷川よりも非浦よりも、当然ながら迎よりも強い力を持っていると考えられるのです。
唯一先生の力に対抗できるのが三角ですが、これは三角だけの力ではなく、父(=先生)が過去に『康介を守ってくれますように』と願いを込めた宝石を身に付けているからなのかもしれません。
また、先生は離れた彼女(=三角の母)や子供と過ごした時間を思い浮かべてしまうと精神や力のバランスを崩してしまうようなので、単に親子関係、血のつながりが先生撃破の突破口となっているとも言えます。
先生は強いけど脆い。
自身に残る弱さをムリヤリ押し込めて隠している状態なのでしょうか。
彼女や息子の顔や名前を忘れる呪いを自身にかけ、彼女や息子を呪い殺したいと思ってしまうような負のエネルギーに引っ張られ・・・
それでも彼女を愛していたという記憶を、完全に消し去ることはできなかったのかもしれませんね。
まとめ
『さんかく窓の外側は夜』に登場する見るからにアヤシイ人物、非浦を従えている『先生』の正体は、三角康介の父親です。
三角が幼い頃に母親と自分を残し失踪してしまった父。
顔も名前も明かさない、見ても知っても記憶から消えてしまう呪いを周囲にかけている先生は、少なくとも『三角○○』という名前ではないと考えられます。
ただし、本当の名前は最後まで不明のまま。
息子が『康介』だとすれば、ファーストネームには『康』の字や『介』の字が入っているのでしょうか・・・?
三角の母親と息子を大切に思っていたはずの父ですが、彼女(=三角の母親)を守るために失踪。
愛する人を忘れるために、悲しみを忘れるために、または将来的に自分が彼女らに呪いをかけてしまうことを懸念して自分自身に『彼女と息子を思い出せない』呪いをかけたのでしょう。
先生の能力は霊能力であり得意分野は呪いをかける事ですが、その力は人々の持つ憎しみの感情、多くの人から集めたマイナスのエネルギーによって強大化。
ただし弊害として、自らに取り入れた強い憎しみは『先生』そのものを変化させてしまったとも思われます。
彼女を愛している、いや自分だけを愛さなかった彼女が憎い
彼女を守りたかった、いや息子を殺してしまえばよかった
こんな感情の揺れは、体に取り込んだ憎しみの副作用かもしれません。
おそらく、元々の先生は『弱い人間』。
彼女を守るためと言うならば、まずは愛する彼女自身に相談すべきでした。
息子・三角との再会で先生は変わることができたのか、二人のその後が気になりますね!
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