『約束のネバーランド』には、食用児を養殖するための施設として『農園』が存在しています。
エマたちが育ったグレイス・フィールド農園もその一つ。
エマたちはハウス脱出後、様々な人間に出会いますが、彼らはグレイス・フィールドとは別の農園の出身だったりします。
今回は、鬼の世界に存在している農園の種類と名前、農園の外の世界にいるキャラクターの出身農園をまとめてみました。
目次
【約束のネバーランド】農園の種類と名前
『約束のネバーランド』にはグレイス・フィールド以外の農園も多数存在し、それぞれの施設で食用児が育てられています。
それらの農園の種類と名前を紹介していきます。
農園は高級農園4つと量産農園数百
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『農園』と言っても、その種類は大きく2つに分けられます。
それは、王家や貴族たちが口にするための食用児を養殖している『高級農園』と、下級鬼たちが口に出来る食用児を養殖している『量産農園』。
数で言えば圧倒的に『量産農園』が多く、その事実にはエマたちも驚いていましたよね。
どの食用児もエマたちのような規則正しい生活やのびのびとした遊び、家族との幸せを体験できるわけではないのです。
エマたちの暮らしは、『高級農園』ならではだったのです。
実際に鬼の世界にある『農園』のうち高級農園はたった4つ、一方の量産農園は数百もあるとされています。
高級農園と言われるのは、
- グレイス・フィールド
- グローリー・ベル
- グランド・ヴァレー
- グッドウィル・リッジ
この4か所です。
この4か所以外の農園は量産農園であり、施設ごとにどのような名前が付けられているのかは不明です。
そして量産農園は飼育環境が劣悪なところが多く、質の悪い肉は近年、社会問題になるほど。
そもそも量産農園で育った食用児たちは、名前もなく、言葉も話せず、呼吸器なしでは生きていく事すらできない状態だったりします。
彼らは、何らかの感情を持っていても、体を動かす事も意思を伝える事もできません。
ただ養殖されてゴハンになるだけ・・・
そこに環境の劣悪さが加わるのですから、お肉も質が良いとは言えません。
質が悪い肉は、鬼たちがヒトの形質を保てるかどうかにも深く関わってきます。
せっかく食べても、質が悪ければ鬼たちの形質保持能力は著しく低下してしまうのです。
試験農園と呼ばれる施設も存在
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高級農園に頼らない多種多様の高級肉の生産や、近年の質の悪すぎる量産肉問題を解決すべく作られた比較的新しい施設があります。
それが試験農園と呼ばれる『Λ(ラムダ)7214』。
鬼の貴族とラートリー家が手を組んで設立された施設であり、鬼たちが求める肉を生み出そうと実験や投薬、品種改良を繰り返している農園です。
ラムダには高級農園から連れてこられた食用児と、元々ラムダで生まれた食用児が混在していますが、その扱いは酷く、地獄のような毎日が繰り返されていたようです。
【約束のネバーランド】農園の成り立ち
『約束のネバーランド』に登場する『農園』は、そもそもどのような事がキッカケで誕生したものだったのでしょうか?
鬼に食べられるためだけに何も知らされずに成長、出荷されていく『農園』システムの誕生のキッカケと成り立ちについて紹介します。
農園の誕生はユリウスの提案がキッカケ
1000年と少し前、鬼も人間もひとつの世界で生きていました。
繰り返される鬼と人間との戦いは、いつしか『ユリウス・ラートリー』の心を蝕んでいたようです。
ユリウス・ラートリーは、ラートリー家のご先祖様ですね。
ラートリー家の現当主は『ピーター・ラートリー』です。
鬼と人間との戦いが続く中、ユリウスの心は疲弊していました。
もう誰かが犠牲になるのは見たくない。
疲れた、帰りたい、うんざりだ・・・
精神的に追い詰められていたユリウスは、当時の鬼の王と取引を行います。
それは、『人間は鬼を狩らない、だから鬼も人間を狩らない、お互い世界を棲み分けよう』というもの。
世界を棲み分ける事によって、鬼側の世界に人間がいなくなってしまったら、人間を食べなければ形質を保てない鬼は退化してしまいます。
しかし、『食べるための人間』を意図的に増やしていけば、そんな食料問題も解決。
取引を行ったユリウスや鬼の王にとって、人間の養殖は名案です。
それが『農園』誕生のキッカケでもあるのです。
農園は鬼の王家や貴族の支配力を高めている
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ユリウスと鬼の王との間で行われた取引は、一見、人間側に都合よく、鬼側にはガマンを強いるもののようにも感じられます。
そんな取引が成立するの・・・?
それでもユリウス・ラートリーと鬼の王の取引は成立したのには、ある企みがあったから。
つまり、世界を2つに分け鬼側に人間がいなくなっても、『農園』で養殖した人間を生み出せます。
そして養殖された人間の供給を握る事によって、より鬼たちの制御・支配が容易になります。
需要に対して、意図的に供給量をコントロールできる、という事ですね。
欲しければ従え、というような事が可能になるのです。
農園の礎となったのはユリウスの戦友たち
ユリウス・ラートリーと鬼の王との取引と、『あの方』との約束によって世界は鬼の世界と人間の世界、2つに分けられました。
しかし、鬼たちには今後食べてヒトの形質を保っていくための人間の肉が必要です。
だからこそ誕生する『農園』システム。
食べられるための人間をつくる飼育場・・・
その礎となったのが、ユリウスの裏切りに遭ったユリウスの戦友たちでした。
最初の食用人類はユリウスの戦友、そして世界が分かれる際に逃げ遅れた人々です。
つまり、ユリウス・ラートリーの戦友たちは、現在の食用児の祖にあたります。
農園ごとの出身キャラクター
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農園の外にいるキャラクターを、出身農園ごとにまとめています。
グレイス・フィールド
エマをはじめとする高級農園グレイス・フィールドの出身者は、
- エマ(No.63194)
- レイ(No.81194)
- ドン(No.16194)
- ノーマン(No.22194)
- ギルダ(No.65194)
- アンナ(No.48194)
- ナット(No.30294)
- ラニオン(No.54294)
- トーマ(No.55294)
- ドミニク(No.07294)
- イベット(No.59294)
- マルク(No.79294)
- ロッシー(No.50394)
- クリスティ(No.70394)
- ジェミマ(No.31394)
- アリシア(No.71394)
彼らの識別番号は首に刻印されています。
ノーマン以外の15人は、2046年1月15日にグレイス・フィールドから脱走したメンバーであり、ノーマンだけは2045年11月3日、出荷と思われたものの実際にはラムダへの移管が行われていました。
他にも同じくグレイス・フィールド農園第3プラントに残してきた『フィル』をはじめとする4歳以下の子供たちは、エマが迎えに来るのを待ち続けています。
グローリー・ベル
グローリー・ベルもまた、4つある高級農園のうちの1つです。
その出身者は、
- ユウゴ(No.ETR3M8)
- ルーカス(No.KGX2A7)
- ヴィンセント(識別記号不明)
グローリー・ベルの食用児の識別番号の刻印の位置はお腹。
グレイス・フィールドと違い、その構成は数字とアルファベットから成り立っています。
ユウゴとルーカスは同時期にグローリー・ベルから脱走していますが、ヴィンセントはラムダ7214へ移管された食用児。
ヴィンセント自身にユウゴやルーカスの記憶があるのかどうかは不明です。
ユウゴやルーカスと同時期にグローリー・ベルを脱走した『家族』は他にも複数名おり、顔と名前が判明しているのが、
- ダイナ
- ニコラス
- ジョン
それぞれ識別番号は不明ですが、彼らはゴールディ・ポンドで命を落としています。
グランド・ヴァレー
グランド・ヴァレーはバイヨン卿の息がかかった高級農園であり、この農園の食用児たちは度々ゴールディ・ポンドの猟場(かりにわ)へ生きたまま出荷されます。
エマが猟場で出会った顔と名前が判明しているグランド・ヴァレーの出身者は12名、
- オリバー(No.AⅡ866-890)
- ソーニャ(No.EⅣ019-270)
- ザック(No.QⅡ863-552)
- サンディ(No.PⅥ468-992)
- ポーラ(No.AⅪ640-651)
- ナイジェル(No.RⅢ522-633)
- ペペ(No.PⅩ363-076)
- ジリアン(No.QⅠ231-493)
- ヴァイオレット(No.DⅣ332-198)
- テオ(No.FⅢ715-412)
- モニカ(識別番号不明)
- ジェイク(識別番号不明)
彼らの識別番号は、胸元に刻印されています。
猟場で生き残っていたのはテオ、モニカ、ジェイク以外の9名、テオ、モニカ、ジェイクの3人はエマが猟場に連れてこられたのとほぼ同時期に来た新入りですが、モニカとジェイクは日が浅いうちに狩られてしまいました。
その他、グランド・ヴァレー出身の食用児が30名ほど猟場内で隠れ住んでいたようですが、名前は判明していません。
グッドウィル・リッジ
グッドウィル・リッジ出身なのは、
- シスロ
- バーバラ
この農園もまた高級農園の1つですが、名前のみの登場となっているため、彼らの刻印がどのようなものか、どの位置にあるのかなどは不明です。
シスロとバーバラ、彼ら2人は同時期にラムダ7214へ移管されました。
試験農園:Λ(ラムダ)7214
ラムダ7214出身は、大きく2パターンに分けられます。
それは、ある程度成長してから他の農園から移管されてきたパターンと、ラムダで生まれたパターン。
他の農園から移管されてきたのが、
- ノーマン
- シスロ
- バーバラ
- ヴィンセント
そしてラムダで生まれたのは、
- ザジ
- アダム
試験農園だからこそ、他農園からの移管があったと考えられます。
アダム以外は、ノーマンの手引きによってラムダからの脱出に成功。
アダムが農園の外の猟場にいた理由は、『試食品』として提供されていたためでした。
彼らには、数字やアルファベット無しのラムダマークのみが胸元に刻印されています。
ラムダ系列の新型量産農園
ラムダ系列の新型量産農園出身なのは、
- ジン
- ハヤト
ジンとハヤトも、やはりノーマンの手引きによって農園を脱出しています。
彼らもまたラムダの実験が生んだ『イレギュラー』。
ハヤトの脚の速さは、ラムダのイレギュラーだったからなのでした。
彼らにはラムダのマークだけでなく、マーク+『01』の刻印が胸元にされています。
ラムダ7214の刻印との違いが分かるようにしているのでしょう。
同じくラムダ系列の新型量産農園は複数存在するようで、ラムダのマーク+『02』の刻印を手の甲に持っている子供が登場しています。
まとめ
『約束のネバーランド』の鬼の世界の食用児養殖施設『農園』は、数多く存在していますが、その中でも『高級農園』と呼ばれているものが4つ、
- グレイス・フィールド
- グローリー・ベル
- グランド・ヴァレー
- グッドウィル・リッジ
量産農園は数百にも及ぶようです。
また、新たに試験農園として誕生した『Λ(ラムダ)7214』。
ここでは想像を絶する実験、投薬が行われており、驚異的な能力を持った子供を生み出しています。
どこの農園の出身でも、目指すところは皆同じ。
食用児という運命を自分たちの手で変えるべく、それぞれが奮闘しています。
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