【約束のネバーランド】ソンジュとムジカの正体は?旅の理由についても

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『【約束のネバーランド】のソンジュとムジカは何者なの?』の記事のアイキャッチ画像 約束のネバーランド

『約束のネバーランド』では、農園から脱出してからはじめての味方と思われる『ソンジュ』と『ムジカ』という名前の2人組に出会います。

 

彼ら2人は人間ではなく鬼ですが、どうやら他の鬼たちとは雰囲気が違う様子。

さらに、旅をしながら各地を転々としているようですが、その理由については答えてくれませんよね。

 

そんな『ソンジュ』と『ムジカ』の正体と、旅をしながら各地を転々としている理由を解説していきます。

 

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【約束のネバーランド】ソンジュの正体

 

スッキリとした仮面を着けている『ソンジュ』

仮面の下の素顔は見えませんが、イケメン的雰囲気が感じられます。

 

強そうではあるけれど、小さい子を気遣うあたりに優しさを感じる不思議な存在。

そんなソンジュの正体を調べてみました。

 

ソンジュは鬼の王家出身

ソンジュは、その正体を終盤までエマたちには伝えてはいませんでしたが、実は王家の出身であり、現女王の弟にあたります。

現女王の末弟なので、つまりレウウィス大公はソンジュのお兄さん。

 

女王やレウウィス大公の仮面とソンジュの仮面がどことなく似ていたのも、兄弟である事実を意味していたのかもしれません。

 

ソンジュは原初信仰を守っている

ソンジュは宗教上の理由で『人間を食べない』と語っていますが、彼が守っているのは『原初信仰』の教義です。

 

  • 命は借り物。
  • 自分の命にも他の命にも敬意を払わなければならない。
  • 傲らず分け与えなければならない。

 

食事の際の『いただきます』は、この教義に基づいているのでしょう。

他の命への敬意を感じますよね。

 

ソンジュは人間を食べる


ソンジュは原初信仰の教義を守り『人間を食べない』と語っていますが、実はちょっとだけ隠し事をしています。

 

その隠し事とは、実は人間を食べたいと思っている事。

食べたいけれどガマンしています。

 

ただし、ソンジュは教義を疎かにしているワケではありません。

 

簡単に説明すると、彼が守っている原初信仰の教義上、『神がつくり出した命』であれば狩猟によってその命をいただく事ができます。

魚や動物を捕らえて食べるようなイメージですね。

 

しかし、エマたちは鬼のゴハンとして『養殖』された人間。

 

つまり、ソンジュにとってエマたち食用児は、神がつくり出したとは言えない人間です。

そして約束によって鬼と人間の世界が分けられている今、『人間』と言えば農園で養殖された個体ばかり。

 

ソンジュの『人間を食べない』は、養殖された人間は食べない、の意味なのです。

なので、もしエマたちが農園の外に出てから勝手に繁殖すれば、それはソンジュにとっては『天然もの』。

相手が人間であっても、狩猟によってその命を『いただく』事ができるようになるのです。

 

 

ちなみに、ソンジュは人間を食べなくてもその形質や知能が退化する事はありません。

王家や貴族たちは、かつて『邪血』を持つ鬼すべてを捕らえて食い殺した事があり、不退の体質を持っています。

不退の体質を持った貴族を襲った時に、ソンジュもまた不退の体質を手に入れたのです。

 

【約束のネバーランド】ムジカの正体

 

少女のようにも見える『ムジカ』

仮面を着けていても可愛らしい感じがしますよね。

 

とっつきやすい雰囲気で、エマたちともすぐに仲良くなれてしまうムジカ。

ソンジュと一緒に世界を転々としている彼女は、一体何者なのでしょうか?

 

ムジカは邪血の超特異個体

ムジカは『邪血(じゃけつ)』と呼ばれる奇跡の血を持ち、鬼でありながら人間を食べなくてもヒトの形質と知能を保てるという特別な体質です。

その体質故、彼女自身はこれまで人間を1度も食べた事がありません。

 

ノーマンの言う『ジャケツの少女』は、つまり『邪血の少女』という事ですね。

 

彼女の血をわずかに分け与えれば、与えられた鬼もムジカと同じ体質を得ることができ、人間を食べなくても退化する事がなくなります。

さらに、ムジカの血を与えられ、ムジカと同じ体質を得た鬼もまた、その血を分け与える事で同じ体質の鬼を増やす事ができます

 

人間を食べなくてもヒトの形質と知能を保てる体質は、鬼たちから退化の恐怖を切り離す救世主とも言える能力・・・だったはずですが、その血を分け与えられた鬼たちは王家や貴族たちによって全滅させられました。

 

運よく生き延びられたのはムジカだけだったのです。

 

ムジカの持つ邪血は王家や貴族には邪魔なもの

真っ赤な飲み物のイメージ画像

 

鬼たちが飲めば、人間を食べなくても退化せずに生きられる体質になる邪血(ジャケツ)。

退化を恐れる鬼たちにとっては救世主。

ただし、農園を管理支配する王家や貴族たちにとっては不都合極まりない能力・・・

 

なぜ邪血は不都合なのか・・・

それは、

  • 鬼が『人間』の肉を必要としなくなれば、退化の恐怖に対して『農園』の存在を振りかざす事ができなくなるから。
  • 鬼が人間の肉を必要とするからこそ、農園や人間の供給をコントロールし、意図的な格差を生み出していけるから。

 

『約束』が歪んでいるというのは、このことを指しているのです。

つまり、『約束』自体、王家や貴族が鬼たちを支配するために非常に都合がいいものなのです。

 

支配のために必要な『農園』が、邪血によって不要となる・・・

そんな世界を王家や貴族は望んでいません。

 

だからこそ、邪血は邪魔。

邪血を持つ者を食い殺し、ちゃっかり王家と貴族で独占して不退の体質を手に入れた後は、他に分け与える事もしませんでした。

 

 

ちなみに、ノーマンも邪血の少女は邪魔な存在だと考えていました。

その理由は、人間の肉を食べなくても退化せずに生きていられる鬼が増えてしまうから。

 

鬼たちは、人間の肉を食べなくてもよい体質となったとしても、王家や貴族のように人間の肉を好む性質は変わらないようです。

人間が狙われ続ける事には変わりありません。

 

邪血による体質を持つ者が増える事によって、鬼たちから食料(=食用児)を奪ったとしても、鬼たちが退化して滅びる可能性が無くなります。

農園破壊などは、まったく意味の無いものになってしまうのです。

 

ムジカは約束以降の生まれの鬼?

彼女の出生が『約束』よりも前なのか後なのかのハッキリとした記載はありませんが、おそらくムジカは1000年前に結ばれた『約束』以降の生まれだと考えられます。

 

その理由は、彼女自身が『生まれてきた意味』を悟るシーンから。

 

生まれた時から他の鬼たちとは異なり、邪血を持っていたムジカ。

なぜか他とは違う自分、仲間は殺され自分だけが生き残っている。

自分だけが特別なのか異端なのか・・・

 

しかしエマたちと出会い、ムジカは少しずつ『自分が生まれた意味』が何なのかがわかったのだと言います。

 

それは『鬼を変えるため、世界を変えるため』。

 

この場合、変えなければならない世界になってしまったからこそ変える必要があると考えられるので、ソンジュに言わせれば『忌々しい約束』以降の生まれだと考えられます。

 

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【約束のネバーランド】ソンジュとムジカが旅をしている理由

森の中のイメージ画像

 

『約束のネバーランド』で、鬼でありながらもエマたちを助けてくれるソンジュとムジカ。

彼らは同じ場所に留まることなく、旅を続けて転々としています。

 

定住せずに旅を続けている理由は何なのでしょうか。

 

ソンジュとムジカは追われる身

ソンジュとムジカは、鬼の世界の王家や貴族から追われています。

 

追われている理由は、

  • ムジカが『邪血(じゃけつ)』を持っているから。
  • ムジカは過去に王家に捕らえられていたところを脱獄しているから。
  • ムジカを連れ出したのがソンジュだから。

 

実際に以前にはムジカは捕われの身ではありましたが、ソンジュとともに脱獄に成功しています。

 

脱獄しているからこそ追われる身、エマたちと一緒ですね。

だからこそソンジュとムジカは追手に捕まらないように各地を転々とし、特定の居住地を持たずに旅を続けているのです。

 

ソンジュとムジカが一緒にいる理由

ソンジュは王家出身でありながら、捕らえられていたムジカを連れ出しました。

 

なぜそんな事をしたのか・・・

それは、ソンジュもまた投獄された状態でありヒトの姿ですらなくなっていた自分を、捕らわれの身でありながらも逃がそうとしてくれたのがムジカだったから。

もっとも、ムジカは向かいの牢獄に捕らえられているのが『犬』だと思っていたワケですが。

 

実は、ソンジュは王家の意向を受け入れられず、長い事閉じ込められたままになっていました。

 

王家の意向とは、つまり『農園』で人間を養殖するという事。

養殖された人間を食べるという事。

 

原初信仰を守るソンジュにとっては、養殖された人間を口にする事などできません。

しかし、兄弟たちや他の貴族はアッサリと教えを破って養殖された人間を受け入れている・・・

 

原初信仰を守っていたソンジュは、やがてヒトの姿を保てなくなり、『犬』のような姿になっていたのです。

 

そんな時に新たに捕らわれてきた少女がムジカ。

自分の血のせいで家族や仲間はすべて殺され、自分は最後で最高の1皿となるために仲間たちよりもわずかに長く生きのびている・・・

 

彼女は自分の無力さを嘆きましたが、ソンジュにもその気持ちが痛いほどわかりました。

何も変えられない、何もできない・・・

 

そんな状態であるにも関わらず、『犬』を不憫に思い牢獄から脱出させようとした少女。

そしてその少女ムジカを女王に献上するために現れた貴族に襲いかかったのは、ムジカのおかげで牢から脱出できた『犬』、つまりソンジュです。

 

邪血によって不退の体質を得ていた貴族に襲いかかった事で、ソンジュもまた不退の体質を手に入れ、退化した体はもとのヒトの姿に戻りました。

 

そうした経緯があって2人で脱獄し、追手から逃れるように各地を転々としているのです。


まとめ

『約束のネバーランド』では、農園の外の世界でソンジュとムジカという2人の『人間を食べない』鬼と出会います。

彼らの正体は、

  • 王家出身のソンジュ
  • 邪血を持つムジカ

 

2人は邪血を邪魔と考える王家や貴族、ラートリー家に追われています。

旅を続けて転々としていたのは、追われる身であるが故。

 

己の権力誇示のために『農園』や『邪血』を独り占めしようとする輩のいる鬼の世界。

人間の世界に於いても『あるある』なので、やけにリアルに感じます・・・

 

そういう要素が盛り込まれているからこそ、物語にどんどん引き込まれていくのかもしれませんね!

 

 

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