『さんかく窓の外側は夜』の主人公のひとりであり除霊師をしている冷川理人は、その力や喋り方、態度を含め謎の多い人物です。
高身長のイケメン、物語の主人公のひとりでありながら掴みどころのない印象を受けますよね。
この記事では、三角の才能を見出し助手とした冷川が本当はどのような人物なのか、彼の過去や目的、気になる三角との関係について考察を含めながら紹介していきます。
さんかく窓の外側は夜の冷川の正体と過去
冷川理人は一体何者・・・?
物語の序盤から真っ先に感じる疑問のひとつでもあります。
得体の知れない印象、たまにカタコトになる話し方、言葉のチョイス。
全てが謎めいて見えてきますよね。
ここではまず、冷川の正体と彼の過去について紹介します。
冷川の基本情報
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本名:冷川理人(ひやかわりひと)
職業:除霊師
特徴:
- 語彙が少ない
- スーツを好む(仕事をする格好だと認識しているから?ただし安物)
- 霊的な意味で耳が良く、霊の声、音を聞くことができる
- お金好き
- 身長186cm
三角(みかど)康介にとって『はじめて自分の視えるものを理解してくれた人』が、除霊師をしている冷川理人です。
高身長&イケメンでスーツを着こなす姿はかなり目立ちますが、へんな言葉遣いで思った事をすぐに口に出してしまうという無神経さも持ち合わせている彼。
しかし日本語としておかしな言い回しや単刀直入の物言いは、彼の性格によるものだけでなく、彼の過去にまつわる語彙力の少なさが関係しているとも言えます。
さらに、彼は『霊を掴んでぶん投げる』という荒業を使う除霊師。
詳しく解説すると、悪いもの(呪い、悪い霊)を普通の人には見えない力で掴んで投げて消滅させる、それが冷川の除霊方法なのです。
しかし後に、『掴んでぶん投げる』から『呪いを取り込む』方法へと方向転換することとなりました。
本人はエコだとして気に入っているようですが・・・
エコだと言う理由は『人にかけられていた呪い』を自分の体に取り込んで、自分の力として再利用するから。
呪いのような憎しみの力を取り込むことで、自身の力はより強大になるのです。
誰よりも強くなければ大切なものを取られてしまう、自由がなくなってしまう。
強くなれば壊せる、奪える。
冷川は過去の経験から、常に『壊す』ための力が必要だと考えています。
冷川の正体と壮絶な過去
冷川の母親は『冷川塔子』という女性であり、『掌光会(しょうこうかい)』の教祖、副会長を務めていた人物です。
冷川の母は息子に不思議で特別な力がある事に気づき、『人々を救うため』と称して『掌光会』を立ち上げ、冷川の力を利用していたと考えられます。
冷川は『大掌様(だいしょうさま)』と呼ばれ、信仰の対象とされました。
冷川の母に悪意があったかどうかはわかりません。
信者たちから吸い上げるお金のためだったのか、それとも本気で人々を救おうとしていたのか・・・
どちらにせよ、冷川を信じる人々は救われたとしても冷川自身が救われることはありません。
母がいる団体の中で、母とは隔離されて育った冷川。
母を求めても、『大掌様』であるがゆえに私欲は許されなかったのです。
ワガママが許されることはなく、ただひたすらに信者たちと『面会(=除霊)』を繰り返す日々。
窓のない地下室で何年も、です。
この経験が冷川の人格に影響を与えないワケがないのです。
そんな辛い日々の中、偶然にも冷川に転機が訪れます。
その転機とは、強力な呪いを宿した信者が冷川に救いを求めたこと。
呪いを背負った信者の姿を見た冷川は、その時はじめて『人を呪う』ことを知りました。
まもなく、施設内にいた信者たちは全滅。
唯一の生き残りが冷川理人。
生き残りと言っても、信者たちを呪い殺したのは冷川である事は明らかなのですが・・・
普通の人には見えない力が及ぼした出来事であるため、冷川が犯人であると断定できない恐ろしい事件。
冷川は呪いの力を使って自分を閉じ込めていた檻を『壊した』事により、誰にも滅ぼされない、搾取されない生活を手に入れる事ができたというワケです。
施設の外に出てようやく、冷川は文字を習得し、言葉を増やしました。
つまり、冷川の常識外れとも思える言動は、幼少期に『壊された』生活を強要されていたから。
敢えて冷川の正体を言うなら、『掌光の教えの前身である掌光会の信者の多くを呪い殺した人物』。
ただし、そこに至るまでの壮絶な過去も忘れてはならないでしょう。
さんかく窓の外側は夜の冷川の目的と三角との関係
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『さんかく窓の外側は夜』の中でもかなり気になることと言えば、冷川の目的や三角康介との関係ではないでしょうか。
冷川は何がしたいのか、三角のことをどう思っているのか・・・
ここでは、冷川の目的や三角との関係について考察を含めながら解説をしていきます。
冷川の目的は何?
冷川は特殊清掃業の看板を掲げながら、除霊を商売としています。
除霊は彼の特技でもあり、幼いころからの日常。
不得意な事を仕事にするよりも、幼いころから当たり前のようにそばにあった『除霊』が、彼にとってもっとも楽にお金を手に入れる手段とも言えます。
何と言っても冷川は、『ラクしてお金を儲けたい』という考えの持ち主でもあるのです。
さらに冷川はお金儲けに関しての知恵が鋭く働くようで、『汚してキレイにする』という方法を三角に打ち明け、三角にひどく怒られたことも。
つまり、需要をつくって供給する、人を呪って除霊を頼ませる。
ちょっと怖い考え方ですね・・・
これらのことから考えると、冷川の目的のひとつは『お金儲け』であると考えられます。
やがて彼は『呪いや憎しみ』を自らの体に取り込むようになりましたが、こちらは誰からも『サクシュとかホロボス(搾取とか滅ぼす)』をされないため。
これは、自分が誰よりも強くなければならないという思いから。
壮絶な過去がある冷川は、誰かが自分の人生に手を加えようとする事が許せないのでしょう。
誰よりも力があれば、誰からも干渉されない。
『壊して』自由を得た冷川には、誰にも負けない『壊す』力が必要なのです。
つまり、お金儲け以外の冷川の大きな目的は『自身の力の強大化』でしょう。
『運命』をさがす事も彼の目的のひとつだったと考えられますが、三角に出会ったことで達成されました。
冷川の目的についてまとめると、
- 特種清掃業(除霊師)でのお金儲け
- 誰からも搾取されない、滅ぼされない力を手に入れる事
- 運命を見つける → 三角を見つけたことで達成
つかみどころのない印象、たまにサラっと恐ろしいことを言ってしまう冷川ですが、彼の目的は一般的な『悪意』とは無縁のもののようです。
同じく謎の多い人物である『先生』の、悪意ある目的とは大きく違っていますよね。
しかし、冷川だって一歩間違えれば『先生』のようになってしまったかもしれません。
冷川が『先生』のようにならなかったのは、彼を見守っていた刑事の半澤、そして冷川の『運命』である三角に出会えたから、つまり良縁に恵まれたからとも言えますね。
冷川にとって三角が運命だという理由
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冷川と三角は、冷川いわく『運命』の関係なのだとか。
冷川は度々『運命』と口にしますが、そもそも彼の言う『運命』と何なのか気になりますよね。
冷川は幼い頃『掌光会』の施設に閉じ込められたまま育ちましたが、その時に教えられたのが『運命』という言葉なのです。
『運命』は、自分を救ってくれて会えば直感でわかるもの。
冷川は三角と出会った時、『直感でわかった』からこそ自分の運命だと断定しているワケです。
ようやく見つけた自分の運命なのだから、自分だけのものにしたい。
『掌光会』で大勢の信者の運命とされ、滅私に徹せよと言われ続けてきた冷川がようやく手に入れた自分の運命(自分を救ってくれる人)です。
誰にも奪われたくないという思いは強いでしょう。
そもそも冷川が最も嫌うのは、サクシュとかホロボス。
手に入れた運命は自分だけのもの。
誰にも奪わせない、搾取させない、壊させない。
三角に対して過干渉で距離感が近いのも、自分の運命を誰にも奪わせないという思いの強さからでしょう。
三角自身は運命という言葉にピンとこなかったようですが、最終的には『してやりたい事としてほしい事、それが一緒なら運命』だと解釈したようです。
まとめ
『さんかく窓の外側は夜』の冷川理人の正体は、かつて所属していた『掌光会』という団体の多くの信者たち、そして自分の母親を呪い殺した人物。
そうなってしまった背景には、『大掌様』として祀り上げられ、ワガママや願いを少しも聞いてもらえなかった幼少の冷川の過酷な経験があります。
特別な力を持って生まれたがために地下室から出してもらえず、好きなこともできず、一般的な教育も与えられない日々。
ただただ信者との面会(=除霊)を繰り返すだけの毎日なんて、普通の生活をしてきた人間には想像すらできません。
しかしそんな日々を壊したのは、信者のひとりが纏っていた誰かの『呪い』であり、呪うことを覚えた冷川自身。
『サクシュとかホロボス』、誰にも負けない、奪わせない。
そいういう事にこだわるのは、彼自身が幼少期に他者(掌光会)によって『壊された』経験を持っているためでしょう。
自分の運命(救ってくれる人)だと感じられる三角康介と出会い、生きていく上での目的の一つを達成したと思われる冷川。
三角を自分だけのものにしたいという強烈な思いは、『サクシュとかホロボス』が影響し、二度と自分の人生を壊されたくないという冷川の心の叫びとも言えそうです。
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