魔女の宅急便が伝えたいこととは?新生活におけるメッセージ性についても

ジブリ作品『魔女の宅急便』のイメージ画像 映画・ドラマ

宮崎駿監督ジブリ映画の『魔女の宅急便』は、大人でも子供でも楽しめる一方、大人になると子供の頃とは違う見方ができるようになり、大人になったからこそわかるメッセージも含まれていたりと、何度でも楽しめる作品です。

 

春は進学や就職、引っ越しでこれまでの生活がガラリと変わる人の多い季節ですね。

 

キキの故郷からの旅立ちから始まるこの物語は、1989年に公開されてから約30年。今でも通じる『魔女の宅急便』が伝えたいこと、時が経っても変わらぬメッセージ性について書いていきます。

 

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魔女の宅急便が伝えたいこととは?

『魔女の宅急便』はキキという小さな魔女の成長を描いた物語です。

ご存知の通り、成長と言っても魔女としてスゴイ魔法が使えるようになったり、とんでもない魔物を倒したりする物語ではありません。

子供だった一人の少女が、様々な経験を通じて少しずつ大人へと成長していく物語です。

 

故郷の街で、両親や周りの人々から愛されて育った少女が、新しい街で魔法や仕事・生活を通じて成長していくというストーリーは、もし今、自分自身が人生の新たな出発点に立っているなら一層強く心に響く作品となっています。

 

そんな『魔女の宅急便』は一体何を伝えたかったのでしょうか。

 

世の中は自分の望むようには動いていないということ

大きな期待とともに、望んだとおりの『海が見えて、大きな時計台のある街』にやってきたキキ。

愛されて育った故郷を離れて、たったひとりでやってきた初めての街です。新しく始まる生活にドキドキしたりワクワクしたり、喜びの気持ちでいっぱいだったでしょう。

 

しかし実際にキキが見たものは、そっけない人々、自分を子供としか見てくれない人、魔女を好奇の目で見る人・・・

 

そう、誰もが愛してくれた故郷の街と違って、新しい街では自分はただの『他人』。

街の人々に受け入れられて、大変でも楽しく生活する・・・という、夢物語とは程遠い現実を受け入れるしかないことに気づいて、ようやく不安を覚えるのです。

 

これから新しい生活をはじめる人にとってはツライ現実ではありますが、世の中ってそういうものなんです。すべてが自分の理想通りではない、本当は見たくなかった現実も、時には見えてしまう事があるのです。

 

自分の得意なものを考えること

『あなたの得意な事はなんですか?』

面接の質問あるあるですよね(笑)

なかなか自分の得意な事について考えるような機会ってありませんが、一度振り返って『自分の得意な事』について考えてみませんか。

 

キキは旅立ちの日、『先輩魔女』に出会い、新しい街で生活をしていくために『特技』が必要だという事を教えられます。

そこでキキの特技と言えば『空を飛ぶ事』であり、特技を生かした仕事として『宅急便』を思いつくというわけですね。

 

仕事でも学業でも、『得意な事』をうまく活用できたらいいと思いませんか?

自分の得意な事がわからないままではもったいないですよ。

 

得意な事・・・?よくわからない、無いかも。

自分でそう思っている人は、親や友人に『ほんのちょっとだけでも、すごいと思ってくれているところ』を聞いてみるのもいいかもしれません。

 

うまくいかない時の乗り切り方

得意な事でも、時にはうまくいかなくなる事もあるんです。

いままで一度もうまくいかないと思った事がない、という人の方が少ないのではないでしょうか。

得意であった事であるほど、うまくいかない時のショックって大きいですよね。いわゆる『スランプ』ってやつです。

 


空を飛べなくなったキキは不安に飲み込まれそうになり、それに助言してくれるのが人生の先輩『ウルスラ』。

ウルスラは自分の経験を通じて、『できない時はどうしていたか』をキキに伝えています。

 

ジタバタしてみて、それでもだめなら何もしない、そしたらまた『やりたい』って思えてくる。

 

深いですねぇ・・・

自分がスランプに陥ったときのために、忘れないようにしておきたい乗り切り方です。

 

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魔女の宅急便からのメッセージ

ジブリ作品ってたくさんのメッセージが込められているような印象ですが、この『魔女の宅急便』もまた例外ではありません。

キキの成長物語『魔女の宅急便』から読み取れるメッセージはどのようなものなのでしょうか。

 

好意的な人もいれば苦手な人もいる

人間って、みんなそれぞれ色々な感情を持って生きていますよね。

『いい人だな』って思える人も、『ちょっと苦手かも・・・』と思ってしまうような人もいます。

そしてそれは全員に共通しておらず、○○さんは『いい人』って言ってたけど、私はちょっと苦手なタイプだな、など感じ方も人それぞれ。

 

故郷の街ではみんなから愛されていたキキですが、新しい街では、そもそも見慣れていない魔女に違和感を抱く人も多いようです。

 

一方でパン屋のオソノや青い屋根の家の奥さんのように、キキに好意的な人もいます。

好奇心で追いかけてきて、名乗る事もしない失礼な少年もいれば、青い家の奥さんが焼いたパイを『欲しくもない贈り物』として受け取る孫もいます。

 


世の中には色々な人がいますよね。

こちらが好意的でも相手はそうではなかったり、その逆もあったり。

 

『魔女の宅急便』からは、そのような人間関係についてのメッセージが読み取れます。

 

見た目の華やかさがすべてではない

『黒猫に黒服、まっくろくろだわ』

おしゃれしたい年頃のキキは、魔女特有の黒い服が気に入らない様子。

新しい街に来てみれば案の定、同じ年頃の女の子たちはおしゃれをして歩いているし、ショーウィンドウには素敵な靴も飾ってあります。

おしゃれをして歩いている女の子たちの横を通りすぎる時のキキの表情、モヤモヤした気分である事が読み取れますね(笑)

 

おしゃれじゃない自分に自信が無い・・・

 

キキはそう感じてしまっているようです。

 

でもキキの着ている魔女特有の服は、華やかではなく、おしゃれでもないかもしれませんが、『魔女であるキキ』を伝えるのにはピッタリな服装なんですよね。

実際にトンボも『なあ、本当に黒い服、着てるだろ?』と友人に話しているように、『魔女=黒い服』というイメージを持っているようです。

この時点では、単にキキは黒い服を着ている自分がみじめになって傷つくだけなのですが、その後エンドロールの映像からは『黒い服の自分』を受け入れ、街の人も『魔女のキキ』を受け入れていると思われる場面が登場します。

 

華やかではなくとも、『自分らしさ』を持つことが一番、というメッセージが込められている部分だと思います。

 

がむしゃらに頑張る事も大切

自身の体の成長と心のバランスが崩れ、空を飛べなくなったキキが『どうしても飛びたい』と願ったのは友人トンボの危機が訪れた時でした。

あれほどおしゃれでない自分をみじめに思っていたのに、『見た目なんてどうでもいい、助けたい』という強い思いだけで空を飛んだんです。

 

かわいいほうきではなく『デッキブラシ』、上手く飛ぶことができなくてあちこちにぶつかりながら、それでも必死でトンボの元へ向かいます。

 

そんながむしゃらで必死なキキの姿を見て、街の人たちは心の底から『頑張れ』というエールを送りますよね。

人は頑張っている人を応援したくなるものなんです。(一部そうでない人もいますが・・・)

そして、ただひたすたに、がむしゃらに頑張った事によって、思いがけず『魔女のキキ』は街の人たちに受け入れられたんです。

 

小さな子がキキの真似をして、黒い服を着てデッキブラシを持って歩いている姿からも、『異質な存在』から『憧れの存在』へと変化したことが読み取れます。

 

もちろん一般的には、あれほどのピンチって経験することはありませんが(笑)

 

がむしゃらに必死で頑張っている、そんな姿に共感してくれる人もいるんです。

いつもスマートな人って確かにかっこいいですけど、必死になっている人のほうが親近感が湧いたりしますものね。

 

まとめ

子供の頃観た『魔女の宅急便』は、魔女のキキが活躍する物語でした。

でも、大人になってから観た『魔女の宅急便』はキキが悩んだり苦しんだり、人間の嫌な部分や人生の先輩の言葉の大切さを思い知らされる物語でした。

 

そして、子供の頃にはわからなかった『伝えたい事』『メッセージ』の部分も、大人になった今こそ必要な内容だった、という事に気づいたりするから不思議です。

 

春からの新生活に向けて、またそうでなくても、時には『魔女の宅急便』から伝わってきた事・メッセージを思い出してみるのもいいかもしれませんよね。

 

 

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