『スパイ教室』に登場する茶髪の少女・草原(そうげん)のサラは、気弱だけど優しい、そんな印象の少女です。
スパイチーム『灯(ともしび)』の中でも最もスパイ経験が浅いサラ。
動物と心通わす彼女は、『駆け回る時間っす』が決め台詞。
そんな彼女の能力や強さは一体どのようなものなのでしょうか。
この記事では草原のサラの能力や特技、強さ、性格や彼女の過去について解説していきます。
目次
スパイ教室サラの能力・特技・強さ
8巻口絵公開🖋️
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「一週間後に始まる任務の情報だ。今回の主役は『灯』最弱――
そう、みなされている少女。しかし僕は、
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スパイ養成学校の落ちこぼればかりが集められたチーム『灯』。
当然、サラもまたスパイ養成学校の落ちこぼれ枠でクラウスにスカウトされた少女です。
しかし、落ちこぼれであることと彼女らの能力、特技や強さはまた別の話。
使い方によっては、かなり強力な武器となり得る特殊な能力を秘めているのです。
ここではまずはじめに、サラが持つ特別な力と強さについての解説を行います。
動物と心通わせ操る能力
草原のサラの特技はズバリ『調教』です。
もともと動物好きのサラですが、ネズミであろうと鳥であろうと、様々な動物と心を通わすことができる特殊能力の持ち主。
『調教』により動物を操れる彼女は、スパイとしての任務に動物を参加させています。
人ではなく動物による思いもよらぬ攻撃、あるいは攻撃補助。
空中を舞う鳥や足元を動くネズミで敵の意識を逸らしたり、嗅覚が鋭い犬を使って汗のにおいでウソを見破ったり・・・
中でも一番の相棒、鷹のバーナード氏への思い入れは強いようです。
戦闘能力は灯メンバーで最下位
サラはメンバーの中では最もスパイ経験の浅い15歳。
わずか2年しかスパイ養成学校に在籍しておらず、そのわずかな時間で落ちこぼれた上にクラウスにスカウトされました。
年下のアネットやエルナに対しても『先輩』と呼ぶ理由は、スパイ学校への入学が一番遅いから。
気が弱く怖がりのためか戦闘能力が低く、経験が浅いことも重なって灯の中では最弱のスパイと言える存在なのです。
クラウスが彼女をスカウトした理由は、おそらく調教という特殊能力を期待されてのこと。
普通に考えれば動物の力を利用した攻撃って、例えば熊やライオンだったらかなり強烈な攻撃手段になるワケです。
小さな動物なら隙間に入っていけるし、敵が『単なる動物』として見過ごす可能性もあるでしょう。
しかしながら、調教以前にサラ自身が経験不足、射撃の腕もイマイチ、臆病で判断が遅いため、その能力を活かしきれません。
そんなサラを鍛えるべくモニカが師匠となって理不尽とも思える猛特訓を与え、彼女は精神力も体力も見違えるように、クラウスのピンチを救うまでに成長しました。
誰も死なせない、灯の守護者になる。
モニカとの特訓、そして過酷な任務を経てようやくスパイとしての目標を見出すことができたサラは、誰よりも大きな成長を遂げるのかもしれません。
サラの性格と灯メンバー内の役割
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気弱だけど年齢のわりには落ち着いて見えるタイプのサラ、実際の彼女はどのような人物なのでしょうか。
ここではサラの性格についての詳細、そしてその彼女がメンバー内でどのような役割を担っているのかについて解説していきます。
スパイになる理由が見いだせずに悩む少女
サラの性格はとにかく怖がり。
なぜ不可能任務を担当するスパイチーム『灯』のメンバー入りをしてしまったのか、自身でも最初は混乱したようです。
スパイとしての素質が無いと自他ともに認めている少女。
一流のスパイたちが挑み失敗した任務・不可能任務を担うチーム。
・・・どう考えても不釣り合い。
灯に加入した直後のサラは、どうにかしてこの場所から逃げ出せないものかと考えてばかりの少女でした。
不可能任務が怖い、その気持ちは他のメンバーも同じ。
しかし他の少女たちと決定的に違うのはスパイになる理由や目的に乏しいこと。
そこが彼女を気弱にしている原因、成長を妨げている原因とも言えます。
気が小さくて実力も伴わない少女・サラではありますが、動物を扱う腕は確かなためか年下の問題児・アネットやエルナからは慕われています。
灯の特殊班としてサポートを担う
灯の中でのサラは、その特殊な能力を活かして後方支援をするグループ、『特殊班』に所属しています。
特殊班のメンバーは3人で、サラの他には問題児アネットとエルナ。
どう考えても収集がつかなくなるメンバー編成ではありますが・・・
そこはサラの腕の見せどころ。
スパイとしての実力ではアネットやエルナには遠く及びませんが、アネットとエルナをまとめているというその手腕は評価されているようです。
問題児2人の世話は、サラにとっては動物の調教と似たようなものなのかもしれません(笑)
養成学校の落ちこぼれ・サラの過去
スパイチーム『灯』を構成する少女たちは皆、なんらかの過去がキッカケとなってスパイ養成学校に入学しています。
彼女らの過去とはどのようなものなのでしょうか。
そして、どうして養成学校の落ちこぼれとなってしまったのでしょうか。
ここでは泣いてばかりいたサラの、養成学校時代について紹介していきます。
目的が無いままスパイ養成学校に入学した少女
サラは海辺で小さなレストランを営む両親のもとに生まれました。
仲の良い両親と、一人娘。
『普通』の家庭に育った、妙に動物と触れ合える少女。
しかし両親が経営するレストランは、ある日スパイ同士の抗争に巻き込まれ半壊状態になってしまいます。
修繕するにも両親には貯蓄が無く、店は廃業。
しだいに養育費にも困るようになってしまったのです。
そんな時、どこからか『動物と妙に触れ合える少女』のウワサを聞きつけたであろう対外情報室のスカウトによってスパイ養成学校への入学を打診され、働き口のあてもないサラは入学を決めます。
つまり、とりあえず養成学校に入学してしまった、と言ったところでしょうか。
元々身寄りの無い子供らが多く在籍しているスパイ養成学校。
一般の学校とは異なるため、学費などかからない場所である可能性は高いでしょう。
養育費がかからず、上手くいけばスパイとしての収入が見込めるかもしれない・・・
しかし、世の中はそう甘くありません。
動機も使命感も持たずに入学してしまったサラにとって、教官に怒鳴られ続ける日々の訓練はただの苦痛。
しかも、サラが所属していたのは孤島の養成学校です。
辛くても逃げ出したくても退学がほぼ決定していたとしても、ひとり海岸で涙する以外の方法が見つけられませんでした。
落ちこぼれの原因は素質の無さ
灯のチームには養成学校時代にある程度の成績を収めていても人間関係につまづいてしまっていた少女が多数。
しかもサラの場合、人間関係以前にそもそもスパイとしての素質がありませんでした。
落第ギリギリの成績だった他のメンバーとは異なり、1年目は温情で退学を免れたものの2年目で退学がほぼ決定してしまっていたほど。
学科試験でも実技試験でも良い成績なんて収められなかったのです。
もはや、落ちこぼれというよりも見込みナシの状態。
そんな時に舞い込んできた『灯』へのスカウト話は、退学しても働き口が無いサラにとってまたもや選ばざるを得ない道・・・
しかし『灯』への加入は、彼女にとって嬉しい誤算になったのではないでしょうか。
選択肢のない道の先でみつけた、自身が歩むべき道。
仲間を思う気持ちがあれば素質など関係なく誰よりも強い存在でいられるのです。
まとめ
『スパイ教室』に登場する茶髪のスパイ、コードネーム『草原』のサラは、気弱で臆病な印象の少女です。
クラウスのスカウトによって灯へメンバー入りした直後は不可能任務から逃げ出したくて泣いてばかりでしたが、自分を認めてくれる仲間との出会い、交流、任務を経て、やはり彼女も大きく成長しました。
そんな彼女が持つ特技は『調教』。
動物と心を通わせ操り、その特殊な能力を活かして後方からのサポートを担う『特殊班』として活躍しています。
成り行きで養成学校に入学し、成り行きでスパイチーム『灯』にメンバー入りしてしまったものの、スパイになる目的すら持てていなかったサラ。
仲間に励まされ支えられ認められ、やがて覚悟を決めて・・・
紆余曲折を経て『誰も死なせないスパイ、灯の守護者』という道を見つけた彼女は、これからも力強く成長していくのでしょう。
サラの大活躍を期待してしまいますね!
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