映画『タイタニック』では、印象的な大きなブルーダイヤモンド『碧洋のハート(ハートオブオーシャン)』が登場します。
物語では過去と現代を繋ぐ重要アイテムでしたね。
このハートの形にカットされた珍しい青いダイヤモンド。
この深い海のような輝きを持った宝石は、実在したものなのでしょうか?
目次
碧洋のハート(ハートオブオーシャン)は実在した?【映画タイタニック】
【✍️#今日は何の日】
1912年の今日、イギリスの豪華客船タイタニック号が、大西洋横断中に氷山に衝突。翌日未明に沈没しました。
その悲劇を元に描いたジェームズ・キャメロンの「#タイタニック」が、5月7日、14日に「金曜ロードショー」で方法されますよ。
作品情報は👉https://t.co/2QXP6Hd1Sr pic.twitter.com/UdIUy2MaMX
— 映画.com (@eigacom) April 14, 2021
『タイタニック』は、1912年に沈没したタイタニック号の悲劇の実話をモデルとした物語です。
タイタニック号の沈没事故が実話だとすれば、ハートオブオーシャンも本当にあった宝石なのでは?と思いたいところ。
しかしこの宝石『碧洋のハート(ハートオブオーシャン)』は、映画内における架空の宝石のようです。
青いダイヤモンドは実在する
碧洋のハートのような青いダイヤモンドは極めて希少ではありますが、実在しています。
青くなるのは不純物として含まれるホウ素が原因であると解明されていますが、ダイヤモンドはホウ素がほとんど存在しないとされる地下深くで生成されるため、ブルーダイヤモンドにホウ素が含まれている理由などはハッキリと解明されていないのだとか。
青く輝くダイヤモンドの中でも特に色の濃いものは、コレクターの間でも高値で取引されているようです。
碧洋のハートが実在したら、コレクターの間で大きな話題になるでしょうね!
ハートオブオーシャンのカラット数・価値・値段
ブルーダイヤモンドは極めて希少価値の高いものです。
その中でも、ハートオブオーシャンは特別に大きなダイヤであり、非常に高価なものと言えます。
『タイタニック』に登場する碧洋のハート(ハートオブオーシャン)は、56カラット、ルイ16世が身に着けていたものでLe Cœur de la mer(ルクールドゥラメール・フランス語で海の心の意味)と呼ばれていたもの。
1792年にルイ16世が断頭台に送られた際に宝石も打ち砕かれ、ハート型にカットしなおしたものがハートオブオーシャンだと推測される、との事。
価格自体は不明ですが、ローズの婚約者キャルドン・ホックリーが手に入れた時も相当な値段だったでしょう。
ちなみに、実際のブルーダイヤモンドは1カラット180万ドル(約1億8000万円)で取引きされた事もあるという高価なもの。
ハートオブオーシャンが56カラットとなると、単純計算でも1億80万ドル、100億円以上の価値があるものと言えそうです。
ハートオブオーシャンのモデルはホープダイヤモンド?
『碧洋のハート(ハートオブオーシャン)』は架空の宝石ですが、映画タイタニックに登場した大きな青いダイヤモンドのモデルとなったであろう宝石は実在しています。
そのモデルと推測される宝石とは、スミソニアン博物館所蔵の『ホープダイヤモンド』。
ハートオブオーシャンのモデルはどのような宝石なのか、ホープダイヤモンドの恐ろしいウワサについても紹介します。
ホープダイヤモンドとは?
『碧洋のハート(ハートオブオーシャン)』のモデルとなったと言われている宝石・ホープダイヤモンドは、現在アメリカ合衆国・ワシントンD.C.のスミソニアン博物館・国立自然史博物館に保管されています。
『ホープ』は45.52カラットもある巨大なブルーダイヤモンド。
日本での婚約指輪に使われるダイヤモンドの大きさの平均が1カラット未満との事ですから、とんでもなく巨大なダイヤである事が想像できるかと思います。
ところで、ホープダイヤモンドという名称から『希望』を意味するhope(ホープ)を連想してしまいますが、『ホープ』は実は人物名。
かつての所有者であるヘンリー・フィリップ・ホープの名前が由来となっています。
ちなみに、『タイタニック』のハートオブオーシャンは56カラットのため、ホープダイヤモンドよりも高価な宝石という位置づけです。
ホープダイヤモンドの怖い噂
実はホープダイヤモンドには怖いウワサがあります。
それは、持ち主を不幸にする呪われた宝石、というもの。
スミソニアン博物館に所蔵されるまでホープダイヤモンドには何人もの所有者がおり、その多くが不幸に見舞われたという呪いの伝説が有名な宝石なのです。
所有者を破滅に追い込み、転々とする青い宝石。
これが事実なら、怖すぎて近寄れません。
まとめ
映画『タイタニック』に登場する青いダイヤモンド、碧洋のハート(ハートオブオーシャン)は56カラットの架空の宝石です。
価格は1億ドル以上。
つまり日本円に換算すると100億円以上であると推測されますが、キャルドンがいくらで手に入れたのかは物語中では不明。
ローズへの愛を表現するために、世界で唯一の高価な宝石を求めたのでしょうね。
そのハートオブオーシャンのモデルとされているのが、アメリカのスミソニアン博物館に所蔵されている『ホープダイヤモンド』。
呪われた宝石として有名なブルーダイヤモンドです。
所有者を次々に不幸にする宝石と噂されるホープダイヤモンドが碧洋のハートのモデルだとすれば・・・
映画『タイタニック』で船が沈没したのは、碧洋のハート(ハートオブオーシャン)の呪いだったと言えるのかもしれません。
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