君の膵臓をたべたいは面白くない?泣けないしつまらない理由と感想

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桜の花のイメージ画像 エンタメ

『君の膵臓をたべたい』は非常に話題になった作品ですが、『面白くなかった』、『つまらなかった』、『泣けなかった・・・』などの辛辣な感想を持った方も多いようです。

『良かった』という意見と同じくらい『イマイチ』の声が目立つこの作品。

 

『君の膵臓をたべたい』の感想や、泣けない、うざい、つまらないなどの意見の理由を考察していきます。

 

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君の膵臓を食べたいは面白くない?

『君の膵臓をたべたい』が面白くない、そんな意見や感想をまとめてみます。

 

個人的な感想を一言でまとめるなら・・・

原作小説は普通に『面白い』、実写映画版では『なぜかモヤモヤが残った』でした。

 

原作小説が面白くない?個人的感想

 

まず原作小説の個人的感想ですが、普通に面白く読むことができました。

難解な表現なども出てきませんので、読書が苦手な方でも案外サクサク読めてしまうのではないでしょうか。

 

小説版の良いところは、この『君の膵臓をたべたい』の登場人物である『僕』が、名前を呼ばれた時に周りの人間が自分をどう思っているか想像する、という趣味の表現が非常に巧みなところ。

 

ヒロインである桜良が『僕』を呼ぶにしても、最初は少し距離感のある『秘密を知っているクラスメイト』であったのに、やがて『仲のいいクラスメイト』になり、『仲良し』になり・・・

 

伏せられた名前を利用して、ヒロインとの関係性が文章から見える、という表現方法が新鮮です。

 

ストーリー自体は、余命わずかなヒロインと友達のいない『僕』との交流を描いており、決して新鮮とは言えないものですが、ヒロインの死因が『病気』ではないという部分は意外と斬新かもしれません。

 

実写映画版が面白くない?原作と比較考察

 

実写映画版の『君の膵臓をたべたい』は、過去の出来事を振り返るような形になっており、どちらかと言えば『現在の僕』がどうしているかに重点が置かれたような内容です。

 

現在パートの時間が多いためか、高校時代の『僕』と『桜良』の関係性を描いた部分の詳細が、かなり省かれてコンパクトにまとまったような印象を受けました。

 

コンパクトにまとまった事の弊害なのか、物足りなさも感じます。

原作小説を知っていたため、実写映画版の展開があまりにも早く感じ、『内容が薄くなった』、『面白くなくなった』と思ってしまったのかもしれません。

 

しかも、原作では桜良の死後も重要な役割を果たす『共病文庫』が、ただの日記&闘病記のような扱いになってしまっていたのも残念ポイント。

もう少し『共病文庫』を活かしてほしかった!

 

しかし、原作小説には書かれていない、登場人物たちの気になる『その後(12年後)』を描いていたという部分では好印象です。

 

君の膵臓をたべたいは面白くないというネット上の感想

『君の膵臓をたべたい』が面白くなかった、というネット上の感想です。

 

 

宣伝の仕方が期待を持たせすぎていたのでしょうか・・・

『思ったよりも』面白くなかったと感じた方が多いようです

 

話題の作品であるが故に手に取った、視聴した、という方が多かったのかもしれません。

 

また、これは『君の膵臓をたべたい』の映像作品についてですが、目立たず友達が一人もいない『イケメンの主人公』という部分で世界感に入り込めなかった方もいるようでした。

確かに、アニメ版の『僕』も実写映画版の『僕』もイケメンですからね・・・

 

どんなに本が好きで一人の世界に入り込んでいたとしても、よほど変人と思われるような行動でもしていない限り、通常であれば女の子のファンは途切れなそうです。

 

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君の膵臓をたべたいが泣けない・うざい・つまらないという理由

次に、『君の膵臓をたべたい』が、泣けなかった、うざいと感じてしまった、つまらなかった、という感想の理由を考察していきます。

 

どこかで見た事があるような話だった

『君の膵臓をたべたい』は泣ける、悲しい、などの感想が多い作品です。

純粋に悲しい物語であり、ヒロインの周りの人間がヒロインの死の後に何を思っていたのか、『僕』の気持ちはどうだったのかなどを考えて『泣ける』という感想を持つ方が多いのでしょう。

 

一方で、『泣けない』、『泣きポイントがわからない』という感想も見られます。

そのような感想を持った方は、多くが『君の膵臓をたべたい』が他の作品でも見た事があるような内容だったから、というものでした。

 

『世界の中心で、愛をさけぶ』などを比較作品としている意見が多く、『君の膵臓をたべたい』の設定とストーリー展開に新鮮味を感じられなかった事が原因かもしれません。

 

ヒロイン桜良の言動に好き嫌いが分かれる

『君の膵臓をたべたい』のヒロインである『桜良(さくら)』は、クラスの中でも目立つ存在の愛されキャラです。

その言動にはかなりのあざとさが感じられ、病気を隠している桜良の秘密(=病気の事)を知った『僕』を強引に振り回しています。

 

 

女の子が好きそうなカフェに連れて行かれ、相談も無しに泊まりがけの旅行、本気なのかどうなのかわからない風のアプローチ・・・

 

原作小説では豪快な笑い方をして、人の話を聞いているのかどうかわからないようなキャラクターでしたが、実写映画版ではあざとさばかりが目立ってしまっていたように見えました。

 

あくまでもヒロインのキャラクター設定なのですが、もともとあざとく他人を振り回すタイプが苦手な方にとっては、『このヒロインうざい・・・』と感じられたのかもしれません。

『あざとい』という部分を受け入れられなかった方が多かった、という事ですね。

 

タイトルに期待しすぎた

『君の膵臓をたべたい』

このタイトルだけがひとり歩きしてしまった部分もあるかと思います。

 

物語の内容からタイトルの意味も判明するのですが、内容を全く知らないまま衝撃的なタイトル名だけを知っている方が多くなった事で、作品に対する期待値が膨らみすぎてしまっていたのかもしれません。

 

つまり、どんなにスゴイ話なのだろうかというワクワク感が大きかった人ほど『タイトルから感じられるほどの意外性がない作品だった』、『期待していたような物語ではなかった』、『つまらない・・・』と否定的に感じてしまったのでしょう。

 

通り魔エンドの理由を説明しすぎ

『君の膵臓をたべたい』は、バッドエンドなのか・・・?と思ってしまうようなラストが待っています。

それは、余命少ないヒロインの死因が病死ではなく、通り魔に刺されたというものだった事。

 

作品内では、余命が分かっているからこそ一日の大切さを知っているヒロインが登場し、死へ一歩一歩近づいているヒロインの姿をすぐ傍で見ている『僕』と、ヒロインが余命宣告をされるような病気である事すら知らされていないヒロインの親友との対立も描かれています。

 

余命を大切に・・・という中での、通り魔事件。

衝撃と意外性を持った展開になっています。

 

ただし、この部分で残念だと感じたのは、『余命を全うできるものだと勘違いしていた』などという『僕』の気持ちの説明がしっかりとされていた事。

これを敢えて文章や言葉にしていなかったら、どうしてヒロインが刺されなければならなかったのか、この物語はどういう事を伝えたかったのか、様々な憶測や考察がされる作品になったかもしれません。

 

病気のヒロインがいる。

病気と縁がないような登場人物もいる。

ただし誰もが命の終わりがいつなのかなんてわからないから、日々を大切にしなければならない。

 

タイトルの響き、通り魔事件の衝撃に比べると、内容や言いたい事がありきたりと感じてしまった方が多いようです。

 

まとめ:本当に面白くない作品かどうかの総論

『君の膵臓をたべたい』は、面白い・泣ける、という感想の他に、面白くない・泣けなかった・つまらないなどの否定的な感想も多い作品です。

ここまで極端に意見がわかれる作品というのも珍しいかもしれません。

 

その『面白くない』という感想の理由としてはやはり、『君の膵臓をたべたい』というタイトル名ほどの意外性を作品内容からは感じられなかったという部分、そもそも好き嫌いが分かれる『あざとい』言動のヒロイン、どこかで見た事があるような話だった、という事が挙げられます。

 

その一方で、やはり多くの方が『面白い』、『泣けた』という感想を持っています。

これはつまり、『純粋に物語を楽しむことができた』という事なのではないでしょうか。

○○っぽかった・○○が強すぎた、などではなく、素直に『君の膵臓をたべたい』という物語を、『僕』と『桜良』の紡いだ物語を楽しめたという事なのだと思います。

 

 

『面白い』、『面白くない』・・・

それだけたくさんの人々の中で大きな話題となった作品だった、とも言えますね!

 

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