【タイタニック】有名なシーンのポーズの由来は?船首のキスシーンについても

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『【タイタニック】有名なシーンのポーズの由来は?』の記事のアイキャッチ画像 映画・ドラマ

映画『タイタニック』には、これぞタイタニックと言われる有名なシーン・有名なポーズが存在します。

 

それはヒロイン・ローズが主人公ジャックに支えられながら、タイタニック号の船首で両手を広げているあのポーズ。

物語の内容を知らなくともこのポーズだけは知っている、という場合も多いですよね!

 

この記事では、タイタニックの有名シーンのポーズの由来と船首でのキスシーンの理由について、考察を含めた解説をしていきます。

 

【タイタニック】有名なシーンのポーズの由来は?

映画『タイタニック』に登場する有名なポーズ、ローズが両腕を広げて『私飛んでるわ』と叫ぶあのポーズは、実は鳥のモノマネではありません。

『飛んでる』というセリフから鳥をイメージしているようにも感じられますが、鳥ではない、とあるモデルが存在しています。

 

そのモデルとは、『サモトラケのニケ』。

 

ここでは、タイタニックポーズの由来と言われるサモトラケのニケについて紹介します。

 

有名なポーズは勝利の女神ニケの真似

サモトラケのニケのイラスト画像

 

『タイタニック』のジャックとローズの有名なシーンのポーズは、勝利の女神を表現した彫刻の『サモトラケのニケ』を真似たものです。

 

『サモトラケのニケ』は、1884年からルーブル美術館が所蔵している彫刻の名称。

サモトラケ島で発見された像で、ヘレニズム期の大理石彫刻とされ、1863年の発見当時から頭部と両腕は失われています。

 

ジャックは自身の絵について『本場フランスではウケなかった』と言っている事から、フランスに渡った際ルーブル美術館にも立ち寄り、ニケ像を鑑賞したのでしょうね。

 

サモトラケのニケは日本でも有名な像のため、そのレプリカが各地で展示されています。

特に三重県津市のルーブル彫刻美術館では、本物のサモトラケのニケから型を取って復刻されたというニケ像が展示中。

より本物に近い状態のものを見る事ができます。

 

『サモトラケのニケ』の名前にピンとこなくても、その姿を見れば『ああ、これか』と思う方も多いでしょう。

 

 

ちなみにサモトラケのニケは、勝利の女神が空から舳先に降り立った時の様子を表したもの。

つまりジャックは、タイタニック号の船首でローズに両腕を広げさせ、女神ニケの背中の翼を表現したのです。

 

ニケを真似た理由

 

『タイタニック』の有名なシーンのポーズは、空から舳先に降り立った勝利の女神ニケを表現した彫刻をモデルとしています。

夕焼けが空を覆う中で両腕を広げたローズと後ろで支えるジャックの姿は、『タイタニック』を視聴した事が無い方でも知っているほど有名なシーン。

 

芸術の道を歩んでいるジャックらしい発想とも言えますが、なぜ勝利の女神ニケなのか、他のモチーフではダメだったのか、ニケを選んだ理由が気になりますよね。

 

ポーカーの勝負でタイタニック号のチケットを勝ち取った事が『勝利』なのかどうか。

しかしそれでは、ローズは『勝利』とは無関係になってしまいそうですが・・・

 

それもそのはず。

勝利の女神とされるニケは、ギリシア神話において巨人族の神タイターンの子供であり、タイターン(タイタン・ティーターン)を名前の由来とするタイタニック号とは切っても切れない関係。

『勝利』の意味よりも、タイターンの子供という関係から印象的なタイタニックポーズが生まれたものと思われます。

 

ジャックはギリシア神話にも明るく、タイタニック号の名前の由来に『勝利の女神ニケ』を上手く引っ掛けた・・・という事だったのかもしれませんね。

 

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【タイタニック】船首でのキスシーンの意味


映画『タイタニック』では、ジャックとローズは何度かキスを交わしています。

その中でも最も有名なキスシーンが、『私飛んでるわ』のタイタニックポーズの後に交わしたアレでしょう。

 

かなり印象的なこのシーン、2人の初めてのキスがタイタニック号の船首で交わされた事に何か意味があるのか、物語の内容から考察してみます。

 

船首はタイタニックの物語の象徴

夕焼け空をバックにしながらの、身分違いの2人のキスシーン。

印象的なこの名場面は、映画史上に刻まれるほどドラマティックですよね。

 

船尾で出会った2人は、船首でキスを交わしたのです。

 

映画『タイタニック』では、在りし日のタイタニック号の船首はジャックとローズの恋の舞台として描かれ希望の象徴、一方、海底に眠るタイタニック号の朽ち果てる寸前とも思える船首部分からは、多くの犠牲者を出した事故の悲劇が伝わってきます。

 

そう、映画『タイタニック』において、船首部分は最も重要で象徴的な場所の1つ。

『過去』では希望を、『現在』では悲劇を訴えているのです。

 

船尾は絶望・船首は希望を表している

ジャックとローズはタイタニック号の『船尾』で運命的な出会いを果たしました。

だから『船尾』は幸せを表している、というワケではありません。

 

船尾で出会ったジャックとローズを振り返ってみると、そこはローズが未来に絶望して命を絶とうとした場所であり、人生の時間を止めようとした場所。

ジャックに救われなければ、ローズは冷たい海に飛び込んでいたでしょう。

さらには、沈みゆくタイタニック号の船尾は、海に飲み込まれていく2人が最後まですがっていた場所でもあります。

 

つまり船尾は、喪失感や恐怖、絶望を表す場所として描かれています。

 

一方の船首は、ジャックと友人のファブリッツィオがアメリカ行きの切符を手に入れた幸運とを喜び合った場所であり、一時はジャックと距離を置こうとしたローズが自分の気持ちに正直になった場所。

船首は希望や未来を表しており、船尾とは正反対の描かれ方をしています。

 

過去の世界では希望を表し、未来(現在)の世界では朽ち果てる寸前となっている『船首』で交わされたキスシーンだからこそ、人々の心に強く刻まれるのかもしれません。

船首でのキスシーンが海底のタイタニック号の船首に重なっていくという場面は、タイタニック号での恋物語とその後の悲劇をより強く印象付けるものとなっています。

 

まとめ

『タイタニック』の物語の有名なシーンのあのポーズは、『サモトラケのニケ』という彫刻を真似たもの。

サモトラケのニケは空から舳先に舞い降りた勝利の女神ニケを表現した彫刻であり、現在ルーブル美術館が所蔵しています。

 

なぜニケ像を真似たのか。

それは、ギリシア神話ではニケは巨人族タイターンの子供とされているため、タイタニック号の名前の由来となっているタイターンと、娘の女神ニケを掛けたからと考えられます。

つまり、タイタニック号と勝利の女神ニケの関係性から、船首部分でのサモトラケのニケのポーズが象徴的に表現されたのでしょう。

 

映画『タイタニック』において、船首は希望や未来を表す重要な場所であり、現在の海底に沈むタイタニック号に繋がる印象深い場所。

約4,000mの深さに眠るタイタニック号の船首部分は老ローズの思い出の一部と重なり、視聴者はタイタニック号の記憶を辿る旅に誘われます。

 

タイタニック号の船首部分は悲劇を鮮明に伝えるとともに、そこにはローズの、そして記録には残されていない青年ジャックとの恋物語がしっかりと刻まれているのです。

 

 

 

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