『東京リベンジャーズ』の序盤からその名前が登場し、タケミチが何度タイムリープで過去を変えても未来の世界でヒナ殺害を企てる張本人・稀咲鉄太(きさきてった)。
謎の多い人物ではありますが、物語が進むにつれて徐々に彼の正体や目的が見えてきます。
今回は、そんなキサキの気になる『能力』や強さ、なぜヒナに執着しているのかについての理由を解説します。
※物語のネタバレを含みますので、ご注意ください。
目次
【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太(きさきてった)の能力
稀咲鉄太の能力・・・
実はタケミチは、稀咲が自分と同じくタイムリーパーなのではないかと疑っていました。
確かに、何度過去を変えても『未来』ではヒナが殺されてしまうとなると、稀咲がタイムリープ能力を使って、タケミチが変えた過去をさらに上書きしているとしか思えませんよね・・・
ここでは稀咲のタイムリープ能力について、紹介します。
稀咲はタイムリーパーではない
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タケミチは、稀咲もタイムリープできるのでは?と考えていましたが、稀咲はタイムリープをするような能力を持っていなかったようです。
それが判明したのは『東京リベンジャーズ』の第184話の稀咲の言葉、『オマエまだオレがタイムリーパーだと思ってんのか?』。
つまり稀咲はタイムリーパーではない、という事でもあります。
さらに第187話、タケミチも稀咲がタイムリーパーではなかった事を千冬に語っています。
タケミチが変えた『過去』をさらに上書きしていると思われていた稀咲ですが、意外にも彼自身にタイムリープ能力は無く、タケミチが変えた過去に沿って柔軟に対応していただけだったのです。
稀咲は頭脳派
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小学生の頃は『神童』と呼ばれていたという稀咲鉄太は、かなりの頭脳派です。
同じ塾に通っていたというヒナによると、稀咲の成績はトップだったのだとか。
神童と呼ばれていたからには、ずば抜けた頭の良さだったのでしょう。
この『頭脳』が稀咲ならではの武器、能力でもあります。
頂点に登りつめるまでに10年という壮大な計画を立てていた稀咲。
タイムリープ能力などなくてもたった一度の人生で、その頭脳をフル活用して『不良』の頂点・東京卍會総長代理にまで辿り着いていました。
タケミチが『変えた過去を上書きされている』と感じたのも、稀咲の類まれなる頭脳と計画性の高さによるところが大きかったようです。
さらに稀咲の頭脳は、『タケミチがタイムリーパーである可能性』を導き出していました。
タケミチが『変えた過去を上書きされている』と感じていたように、稀咲もまた、計画がことごとく潰されていると感じていたようです。
稀咲が潰されたと感じていた計画は、
- ドラケンを殺し東京卍會ナンバー2の座を奪い、裏から東卍を操る事
- 芭流覇羅を作って東卍を潰し、マイキーを芭流覇羅のトップに据える事
- 天竺をけしかけて東卍を潰し、マイキーを操って裏社会を牛耳る事
本来なら完璧なはずの計画が、なぜか先回りされているように上手くいかない・・・
このことから、タケミチが未来を知っている可能性を感じていたという事ですね。
タケミチがタイムリープの話を持ちだしても稀咲が驚かなかったのは、既に彼の頭の中ではタイムリープが可能性のひとつとして予測されていたからでしょう。
タケミチがタイムリープできる事を知って、案外スッキリしたかもしれません。
【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太の人物像や強さは?
『現代』では不良の頂点とも言えるところまで登りつめた稀咲鉄太。
現代での東京卍會のツートップは、マイキーこと佐野万次郎と稀咲です。
マイキーの強さは誰もが認めるところですが、稀咲の強さはどれくらいのものなのでしょうか?
稀咲の人物像、そして強さを紹介します。
稀咲鉄太の人物像
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- 稀咲鉄太(きさきてった)
- 過去の世界の肩書:愛美愛主幹部 → 東京卍會参番隊隊長 → 天竺総参謀
- 現代での肩書:東京卍會総長代理(ヒナ殺害の首謀者)
- 小学生の頃には神童と呼ばれていたほど頭が良い
- 時間の無駄が嫌い
- タケミチをヒーローと呼ぶ
物語の序盤から登場し、ヒナ殺害の首謀者である事が分かっているという異色の人物。
『現代』における東京卍會の、犯罪組織化の原因でもある人物です。
タケミチがタイムリープで過去を変えたとしてもヒナ死亡の事実がなかなか覆る事はありません。
ヒナが死んでしまうという事は、東京卍會が犯罪組織となってしまっている未来を変える事ができていない、稀咲の存在を潰せていない、という事。
実際に、東卍の犯罪組織化の原因・稀咲は他のキャラクターと違って、タケミチ1~8回目のタイムリープ後の未来(=現代)まで稀咲の肩書に変化は見られませんでした。
変化があったのはタケミチの9回目のタイムリープ中。
稀咲は『過去』の世界で事故死するという予想外の展開となりました。
稀咲鉄太の強さ
稀咲はケンカが強くありません。
同じように腕っぷしの強くないタケミチでさえも、稀咲はケンカが弱いと言っていますし、実際彼ら2人の勝負はほぼ互角に見えました。
そして稀咲もまた、『人の上に立つのに腕力なんていらない』と言い切っています。
元々ケンカの強さで生き抜いてきたワケではないので当然ではありますが、万が一マイキーやドラケンを相手にしたら・・・おそらく瞬殺されます(汗)
ただし、腕っぷしが強くなくても『頭脳』だけは誰にも負けません。
稀咲は元々『神童』と呼ばれていたほど。
稀咲の頭の良さも強さのうちだと考えても良いかもしれません。
特に、犯罪組織となった現代の東京卍會では、組織運営のために稀咲の頭脳が大いに活躍しているはずです。
【東京リベンジャーズ】きさきがヒナに執着する理由
タケミチは何度『過去』を変えても、ヒナが死んでしまう未来を変える事ができません。
ナオトが言うには、稀咲はヒナを殺し続けている人物であり、相当タケミチとヒナに執着しているのだとか。
特にヒナに関しては、稀咲にとっては『好きな人』。
愛する人を殺害してしまう稀咲って・・・かなり怖いですよね。
ここでは、稀咲とタケミチ、ヒナとの出会いや、稀咲が執着している理由について解説します。
稀咲とヒナとタケミチの出会い
稀咲鉄太は、小学校時代にヒナと同じ塾に通っていました。
塾内でも成績トップの稀咲ですが、女子からの人気はイマイチ。
その理由は、『キモイ』(汗)から。
そんな中、唯一話しかけてくれるのがヒナであり、ヒナは稀咲の事を『いい子』だと認めていました。
周りの女子からは『キモイ』と言われていた稀咲ですが、ヒナとは一緒に塾から帰るなどして、それなりに仲良くしていたようです。
そんなヒナと稀咲の前に突然現れたのが、花垣タケミチ。
猫をイジメている中学生を注意しに行って、逆にいじめられそうになっていたヒナを助けたのが、タケミチでした。
勝てそうにもない相手に突っ込んで行くのは、昔からだったのですね(笑)
元々同じ塾に通っていた稀咲とヒナ。
そして、小学6年生の夏に突然2人の目の前に現れたタケミチ。
これが彼ら3人の出会いとなりました。
もっとも、タケミチはこの出来事を忘れてしまったようです。
稀咲がタケミチをリスペクトする理由
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稀咲はタケミチを『ヒーロー』と呼ぶ事があります。
ヒーローって、どういう事?と思ってしまいますが、ヒナを助けるために中学生に立ち向かっていった小学生の時の出来事(稀咲、ヒナ、タケミチの出会いの日の出来事)を指していると考えられます。
この時に、ヒナはタケミチに心を奪われました。
稀咲とタケミチの出会いの後、タケミチは2人の事を気にするわけでもなかったようですが、稀咲はヒナの心を奪ったタケミチをコッソリとリサーチしていた様子。
『オレのヒーローは不良、中学生になったら日本で一番の不良になる』というタケミチの言葉がキッカケとなって、稀咲も不良を目指したのです。
日本一の不良を目指すヒーロー・タケミチをリスペクトしていた、という事ですね。
ヒナが憧れた人=日本一の不良なら、自分が日本一の不良になった時にヒナが振り向いてくれると考えたのでしょうか・・・
ある意味、それを貫く稀咲が純粋すぎて泣けてきます。
稀咲がヒナに執着する理由
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稀咲は小学生の頃からヒナが大好きです。
稀咲はヒナのために、タケミチと同じ日本一の不良を目指しています。
・・・もっとも、ヒナが求めているのはそこじゃないんですけどね!
『現代』において不良のトップとなった稀咲は、ヒナにプロポーズ。
稀咲がヒナに指輪を差し出している事から、おそらくプロポーズしたと思われます。
しかし、ヒナの答えはNO。
衝撃だったでしょうね・・・
10年かけた計画、そして達成した不良のトップという立場。
日本一の不良になればヒナは振り向いてくれると信じていたのに、日本一の不良になってもヒナは振り向かなかった。
そんな事があって、稀咲は憎悪を募らせたようです。
結果、ヒナを殺害する、という手段に出ました。
フラれた腹いせ以外の何ものでもない、稀咲の私情のために多くの人が傷ついたのです。
まとめ
『東京卍リベンジャーズ』の稀咲鉄太(きさきてった)は、『現代』では犯罪組織となってしまった東京卍會の総長代理。
ヒナ殺害の首謀者であり、日本の裏社会を牛耳るような存在です。
そんな稀咲鉄太は、
- 実はタイムリーパーではない
- ケンカは弱い
- 頭脳と度胸だけで不良たちの間を渡り歩く
そんな人物。
執着していたヒナや、ヒーローと呼ぶタケミチとの出会いは小学生の時。
ヒナを助けるために中学生に立ち向かっていったタケミチの姿に、ヒナは心を奪われ、稀咲はタケミチの目指す『日本一の不良』になろうと変わり始めます。
ある意味、ヒナ一筋で純粋だった稀咲。
そして、フラれれば殺してしまうという恐ろしい一面を持っていたのも彼。
すべてはヒナの為だった事を考えれば、やはりタケミチの言うとおり、稀咲ともっと向き合っていればヒナを殺害する事もなかったかもしれません。
ヒナを想うがために『過去』の世界でも多くの人が傷ついたという事実は、しっかりと反省してもらいたかったですね。
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