スパイ教室グレーテの能力や特技・強さは?性格と落ちこぼれの過去についても

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『スパイ教室』に登場する赤髪の少女・愛娘(まなむすめ)のグレーテは、おしとやかで物静かというイメージがピッタリですよね。

 

スパイチーム『灯(ともしび)』の作戦参謀として活躍するグレーテ。

愛娘という風変わりなコードネームを持つ彼女は、『笑い嘆く時間にしましょう』が決め台詞。

そんな彼女の能力や強さは一体どのようなものなのでしょうか。

 

この記事では愛娘のグレーテの能力や特技、強さ、性格や彼女の過去について解説していきます。

 

スパイ教室グレーテの能力・特技・強さ

 

スパイ養成学校の落ちこぼればかりが集められたチーム『灯』。

当然、グレーテもまたスパイを目指しながらも落ちこぼれてしまっていた少女です。

 

しかし、落ちこぼれであることと彼女らの能力、特技や強さはまた別の話。

使い方によっては、かなり強力な武器となり得る特殊な能力を秘めているのです。

 

ここではまずはじめに、グレーテが持つ特別な力と強さについての解説を行います。

 

敵を欺く特技・顔と声を自在に変える変装能力

愛娘のグレーテの特技はズバリ『変装』です。

自ら作成した特殊なマスクにより完璧な変装をしてみせるのがグレーテの得意技。

 

特にスゴイのは見た目の変装技術だけではなく、声色や口調をも再現できてしまうこと。

まるでボイスレコーダーかと思ってしまうほどその完成度が高いのです。

 

わずかな時間で鋭い観察力を活かし、完璧に他の誰かをコピーできる、これがグレーテの最強ポイントです。

さすがに体の動かし方などまでは完璧ではないようで、相手に変装を見破られてしまうこともありますが・・・

しかし、ある程度の距離を置いた状態で敵を翻弄するのであれば充分。

 

例えば世界最強のスパイを自称するクラウスに変装すれば、その姿に恐れおののき撤退する敵もいる、というワケです。

 

元々、直接対決よりも相手を騙し翻弄する意味合いのほうが強い『変装』。

グレーテの変装能力は、情報班として灯を後方支援する彼女にピッタリの能力と言えそうです。

 

戦闘能力は低く接近戦は苦手

グレーテはかなり細身の少女です。

ガラス細工のような儚げな雰囲気を持つ、赤髪の18歳。

 

灯の少女たちの中で最年長の彼女ですが、実は戦闘能力は高くありません。

接近戦に持ち込まれたら恐らく力でねじ伏せられてしまうでしょう。

それ故、メンバー内では後方支援を担います。

 

グレーテの得意分野は戦闘よりも作戦の立案。

肉弾戦よりも頭脳戦が得意です。

 

体力勝負の実行班の少女たちのように最前線で戦うよりも、メンバーたちがどのように動くのが最善か、緻密な作戦計画を立てられる観察力と情報分析力こそが彼女の持つ最大の武器と言えるでしょう。

 

グレーテの性格と灯メンバー内の役割

 

四肢が細く壊れてしまいそうなイメージのグレーテですが、実際の彼女はどのような人物なのでしょうか。

ここではグレーテの性格についての詳細、そしてその性格がメンバー内でどのような影響を与えているのかについて解説していきます。

 

性格は穏やかだけど情熱的

グレーテの性格をひとことで表すと、物静かで穏やか、おしとやか。

育ちの良いお嬢様といった雰囲気を纏っています。

 

メンバー内でも特に言動が落ち着いているように感じる彼女。

もちろんボスを除いたチーム内の最年長であることも理由として挙げられますが、元々おとなしく目立たないタイプでもあります。

 

しかし実は!

彼女は愛するクラウスのためならば命を張ることすら厭わない情熱的な一面も持ち合わせているのです。

 

男性恐怖症を抱えたグレーテにとって唯一心を開くことができる男性、ひたむきな恋愛感情をストレートにぶつける相手が、灯のボスであるクラウス。

クラウスに向ける恋愛感情は普段のグレーテからは想像もできないほど情熱的かつ強引と感じるものばかり。

・・・恋愛の手ほどきをしているのが自称恋愛マスターのティアであることが悪影響を与えているというのは否めませんが(笑)

 

グレーテは恋愛の対象としての『クラウスが好き』という感情をダダ漏れにさせたまま一切隠そうとしない、普段は穏やかで物静かだけれども、クラウス絡みではものすごく情熱的な少女なのです。

 

分析能力を活かした情報班の作戦参謀

グレーテは灯の作戦参謀という役を担っています。

体力勝負のリリィやジビア、モニカと違い、後方支援が得意分野のグレーテ。

特技である変装の完成度はスゴイですが、やはり最前線での接近戦向けの特技とは言い難いですからね・・・

 

そんなグレーテは変装以外にも、集められた情報を整理し分析する能力に長けています。

 

情報をとりまとめ、作戦を立案する。

これが灯の中で『情報班』に所属するグレーテの役割りなのです。

 

彼女の完璧な変装に必須となる優れた洞察力、観察力を高く評価したからこそ、クラウスはグレーテを参謀としての立ち位置に据えたのかもしれませんね。

 

養成学校の落ちこぼれ・グレーテの過去

スパイチーム『灯』を構成する少女たちは皆、なんらかの過去がキッカケとなってスパイ養成学校に入学しています。

彼女らの過去とはどのようなものなのでしょうか。

そして、どうして養成学校の落ちこぼれとなってしまったのでしょうか。

 

ここでは穏やかに見えるグレーテの、心の奥底に閉じ込められている虐げられた過去、そして落ちこぼれてしまった養成学校時代について紹介していきます。

 

親に愛されなかった少女のコードネーム愛娘

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華々しい光に照らされる世界、政治家の娘。

実はグレーテは政治家の家に生まれた少女です。

 

本来であれば一生安泰、特に何の不自由もなく過ごせる身分であったはずです。

ところが、末娘として生まれた彼女は父親や兄たちに日々暴言を浴びせられ、精神的に虐げられていました。

 

きらびやかな世界に生まれながら、なぜ父や兄たちには愛されなかったのか・・・

その理由は、グレーテの顔にある生まれつきの大きな痣(アザ)。

 

顔面を覆うように広がり続けるその痣が原因で父親からは愛情を向けられず兄たちに蔑まれ、人目に触れぬように軟禁状態にあった過去。

やがて表向きは『海外での病気療養』として、その存在を抹消するようにスパイ養成学校へ入学させられた、という経緯があるようです。

 

つまり、グレーテは父や兄に捨てられたのです。

女性に美貌と気立ての良さを求める歪んだ世界に生まれてしまったために、グレーテは実の親らによってその心を深く傷つけられました。

 

見た者に嫌悪感や不快感を与えてしまうという大きなアザ。

彼女の変装の特技は、その大きなアザ、自身のコンプレックスを覆うため、そして愛されるために苦しみの末に生み出された悲しい能力であるとも言えます。

 

ちなみに、『愛娘』というコードネームはスパイへの道を歩み始めたグレーテ自身が付けたもの。

 

家族に愛されず、虐げられ傷ついた過去。

ニコニコしているだけでちやほやされる煌びやかな世界で、笑顔ひとつ作れずに取り残されてしまったグレーテ。

そんな彼女が自身でつけた『愛娘』には、どれだけの辛い思いが込められているのでしょうか。

 

しかし、皮肉とも思われたこのコードネームは、やがてクラウスが少女らと作り上げた灯という『家族』の中で最も相応しい響きを持つこととなります。

グレーテが唯一愛する男性・クラウスの求めているものは、『恋人』ではなく『家族』。

灯というチームが家族であるなら、グレーテを家族として愛したいと願う彼。

 

恋愛と言う意味では想いの届かなかったグレーテですが、『愛娘』は灯のボス・クラウスにとって最も意味のあるコードネームとなったのです。

 

落ちこぼれの原因は対人関係

悲しい過去を持ちながらも心優しく聡明で、変装と情報処理能力が高いグレーテ。

どう考えても優秀と思える彼女ですが、なぜ養成学校の落ちこぼれになってしまったのでしょうか。

 

ちなみに養成学校の記録によると、学科試験の成績はほぼ満点。

グレーテがかなり優秀であることは間違いありません。

 

だとすれば、落ちこぼれの原因は・・・

そう、彼女のコンプレックスに関わる問題。

『顔のアザ』です。

 

政治家の娘として生まれながらも彼女の顔に広がる痣のせいで人との接触を躊躇し、父親や兄にひどく罵られていたことが発端となって男性にも怯えるようになったのだとか。

それ故、彼女は主に潜入や交渉など人と接する試験が非常に苦手。

人と関わらなければクリアできないような実地試験が行われると、とたんに落第寸前の成績を叩き出します。

 

つまり、類まれな変装の能力を持ちながら実力を発揮できず落ちこぼれとして扱われてしまっていたのは、人との関わりが苦手だったから。

優れた頭脳を持ちスパイとしての素質が充分ながらも、その力は周囲の環境(他の人と接するのかどうか)に振り回されてしまっていたのです。

 

灯のメンバー同士では、人と接するのが苦手であるような雰囲気は感じられませんが、養成学校時代と違って誰も彼女の顔の痣の存在を知らないからでしょうか。

チーム結成時から、グレーテはお風呂にも気を遣うほど常に痣を隠して生活しています。

 

ただ、おそらく灯のメンバー皆、彼女の顔に大きなアザがあったとしても変わらず受け入れてくれるはず。

何と言っても皆、傷つけられた過去を抱えている少女たちですから。

誰かの心を傷つけるような行動だけは絶対にしないでしょう。

 

ちなみに、グレーテが唯一普通に接することができる男性・クラウスが目撃した彼女の顔の大きな痣は・・・

『美しい』

 

この一言に全てが込められていますね。

親に捨てられたというグレーテの過去を知っているクラウスだからこそ、普段ひた隠しにしている顔の痣から彼女の血のにじむような努力や執念を感じ取ったのでしょう。

 

灯結成からしばらくした後、グレーテはクラウスの采配により灯の後方支援、作戦参謀としてその能力を最大限に発揮することとなります。

 

まとめ

『スパイ教室』に登場する赤髪のスパイ、コードネーム『愛娘』のグレーテは、かなり完成度の高い変装の特技と作戦立案能力を持つ少女です。

灯へメンバー入りした後は、その能力を最大に活かすために『情報班』として後方支援を担う彼女。

クラウスのことが大好き、品があって頭が良くてチームの中の優しいお姉さん的存在、そんなグレーテも、恋愛感情を全く隠さずにクラウスに迫る一幕は情熱的と言えるでしょう。

 

ただし、単にクラウスが大好きすぎる少女というワケではありません。

灯というチームや愛するクラウスのためならば、接近戦が苦手と自覚しながらも果敢に敵の前に姿を現します。

つまりグレーテは、後方支援で活躍しつつ最前線に立つことも厭わない作戦参謀。

 

穏やかな現在の姿からは想像もできないほど深く傷つけられた過去を抱えるグレーテ。

スパイ養成学校の落ちこぼれは、やがて世界最強のスパイ・クラウスにその能力を認められ『灯』という新たな環境によってさらに急成長を遂げるのです。

 

今後はどのような形でスパイ同士の腹の探り合いや頭脳戦に勝利していくのか、変装能力だけでなく作戦参謀としての活躍にも大いに期待したいですね!

 

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