借りぐらしのアリエッティは返さないから借りパク?何かを返す描写はある?

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角砂糖のイメージ画像 借りぐらしのアリエッティ

ジブリアニメ『借りぐらしのアリエッティ』の物語は、『借りぐらし』というように人間から『借り』をして生活するアリエッティたちの様子が描かれています。

そこで気になるのは、『借り』であっても返す行為が見当たらない事。

 

『借り』っぱなし、もしくは『借り』てきたものを消費してしまっています。

 

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借りぐらしのアリエッティは返さないから借りパクなのか

『借りたもの』で生活しているアリエッティたち。

お父さんと一緒にはじめての『借り』に出掛けたり、ある程度の年齢になれば小人たちの世界では『借り』を覚えるようです。

 

アリエッティの最初の獲物は『まち針』。

ワンピースのスカート部分に刺して持ち歩いています。

 

でもこれ、『借り』たものだけど、返却の予定は無いようです。

 

借りパク疑惑が生まれた理由

『借りぐらしのアリエッティ』では、借りてないよね?返してないから借りパクだ!などの声が挙がっています。

確かに返す予定のないものを『借りた』と言い張っているだけのようにも見えますよね。

 


角砂糖やティッシュなどは、そもそも自分たちが使い切るつもりで『借り』ているはず。

 

人間に見つからないようにそっと『借り』るのだから、どろぼうと同じなのでは??

そういう部分から、『借りぐらしのアリエッティ』の借りパク疑惑が持ち上がっているようです。

 

返却の意志はあるのか

アリエッティたちに『借り』たものの返却の意志はあるのでしょうか・・・?

答えは『NO』でしょう。

 

この前のヤツ返さなくちゃ!なんてセリフは聞こえてきません。

 

どちらかと言えば『人間に見つからないようにそっと借りている』という時点で返却の意志は無いように感じますよね(笑)

『かーしーてー』、『いーいーよー』というような声は、絶対に聞こえてこないのです。

 

アリエッティたちにとっての借りとは

アリエッティたちにとって『借り』は生活していく上で必須の行為です。

人間のものを、人間に見つからないようにそっと借りる。

そうして生きているのが、小人たちなのです。

 

借りると返すがセットではない

アリエッティたちにとって、人間の生活の中から『借り』てきたものは、『返す』とセットではない事が伺えます。

どうしたって角砂糖やティッシュを『返す』なんて事は、アリエッティたちにとっては不可能です。

 

角砂糖もティッシュも、アリエッティたちには作り出す事ができません。

つまり、返却の事など最初から考えていないのです。

『借りる』と『返す』はセットではないのです。

 

アリエッティたちにとって、人間の居住区の一部を『借り』て住んで、人間たちの道具や食べ物を『借り』て生きる。

植物や石ころなど、自らが手に入れられるものは限られていますから、『借り』は生活向上のための手段と言えます。

 

もっとも人間にとっても『貸し』ている感覚がありませんから、返されなくても気にならないですけどね。

そういうものを選んで狙っているワケだから、『借りても返さない』は計画的です(笑)

 

アリエッティたちの借りは狩りと同じ?

アリエッティたちにとって、『借り』は危険を伴うものです。

『借り』のために、危険を冒してまで人間に近づくのですから。

 

人間の活動が落ち着いてからが『借り』の時間。

お父さんだけでなく、14歳のアリエッティも本格的に『借り』を覚えなくてはならない年頃のようです。

 

『借り』は、小人たちの生きる手段。

アリエッティがもし一人になっても生きていくためには、『借り』が必須なのです。

命を危険にさらしながらの行為が『借り』なのですから、これ、ほぼ『狩り』と同じですよね・・・

 

本当のところは『狩り』なのだ、と考えれば、返却の描写が無くても気になりません。

 

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借りたものを返す描写はある?

『借りぐらしのアリエッティ』の物語中には、人間たちの生活の中から借りたものを、アリエッティたちが自ら返しに行くような場面は見られません。

 

引っ越しの時でさえ、持ちきれる物は持っていっています。

 

この部分でも、やはり『借りる』と『返す』がセットではない、小人世界特有のルールがあるのでしょう。

ちなみに、『借りたものを返す』という感覚が無いワケではありません。

 

実はあったんです、1か所だけ。

『借りたものを返す』シーンが・・・

 

それはスピラーをアリエッティの家に招き入れた時の出来事。

スピラーの大切な弓を興味本位で引いてみるアリエッティに対して、ホミリーは『(スピラーの)大事なものなんだから返しなさい』って言ってます・・・

 


どうやら小人同士の貸し借り返却は、きちんと行われているようなのでした(笑)

 

まとめ

『借りぐらしのアリエッティ』というタイトル通り、小人たちは人間のものを『借り』る事で生きています。

それは、生活に必要なものだったり食べ物だったり。

 

ただし小人たちには人間から『借り』ているものを、『返す』という事はしないようです。

そもそも無くなってもわからないようなものしか借りていないから、というのが当人たちの主張でしょう。

 

だから『借りパク、どろぼう』などと言われてしまうんです。

 

『人間と小人の共同生活』だと聞こえがいいですが、いくら同じ屋根の下で生活していても、断りもなく何かを持っていかれたら気分は最悪です。

 

『借りぐらし』は、『貸す』側が存在しない、もしくは気が付かないからこそ成り立っているのかもしれませんね。

 

 

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