『ダイの大冒険』の物語の中で気になる事のひとつが、ポップの恋の行方ではないでしょうか。
出会った頃からずっとマァムの事が大好きだったポップ。
ポップに告白されてはじめて、ポップへの想いがどのようなものかを考え始めたマァム。
そして、仲間のために命を懸けるポップを陰からずっと見守るメルル。
彼らの『その後』がどうなったのか、それぞれの性格と物語の内容から考察していきます。
目次
【ダイの大冒険】ポップとマァムのその後
【キービジュアル公開!】
10月から放送開始のアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のキービジュアルが公開となりました!https://t.co/mNBz8U19fv#ダイの大冒険 pic.twitter.com/5H8YORYscK— 「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」アニメ公式 (@DQ_DAI_anime) August 5, 2020
魔法使いとしても人間としても、弱虫だった最初の頃のポップが出会った男勝りで責任感の強い女性マァム。
最初は『男みたいな女』だと感じていたポップですが、マァムがアバンを思い出して涙する姿を見て、はじめて彼女を女性として意識し始めます。
それ以来、ずっとポップはマァムを意識し続けてきましたよね。
そんなポップの恋の行方が気になっていた方も多いのではないでしょうか。
戦いの直前にマァムに告白したポップ
出会いから最終決戦までの間、ポップには何度かマァムに告白できるチャンスが訪れていました。
ただ、その度になんだかんだで告白できないまま・・・
いや、ポップの性格上、これまでのタイミングでは告白する事が出来なかったのでしょう。
自分の力量がまだまだ未熟だと感じている時、マァムの気持ちがヒュンケルに向いている時。
はじめて大魔王バーンと戦った後は、海に投げ出され意識を失いそうな状態で気持ちを伝えようともしますが、それは体力的な限界から結局告白できず・・・
結局はメルルに問われた『好きな人の名前を言って』に答える形で、マァムに自分の想いが伝わってしまったポップですが、最終決戦の直前、ようやく自分でマァムに想いを伝える事ができました。
原作漫画の読者からしてみれば、そこまで長かった・・・
だいたい4~5年もの間、ポップの恋の行方を見守っていたワケですから。
ただし、『ダイの大冒険』の物語の中の時間の流れで言えば、わずか3ヵ月程度の期間なのですけどね。
彼らの3ヵ月の内容、濃すぎです。
戦いの後のマァムの気持ちは?
ポップの告白に対してのマァムの返事は、『今は答えを出せない』でした。
その理由は、自分が他人をどう見ているか、他人からどう見られているのかを考えた事がなかったから。
それまでマァムは、例えヒュンケルの事が気になっていたとしてもそれが恋なのか愛なのか、そういう事を深く考えた事がなかったのです。
つまり、マァムはメルルやエイミ、アルビナスの『誰かを愛する気持ち』を目の当たりにして、はじめて自分が『異性としての誰かを愛する』事を知らなかったと気づいたのです。
誰よりも慈愛に満ちた聖母のように認識されてきたマァムでしたが、それはお母さん的存在という意味。
自分の恋愛に関しては、実は全くの奥手だったという事ですね。
ポップとマァムのその後を考察
大魔王バーンとの戦いの後、ポップとマァムの2人はどうなったのでしょう。
激戦の中、無事に生き残った2人。
自分たちの手で掴み取った『未来』の中で、マァムはポップを一人の男性として見る事ができるようになったのでしょうか?
彼らのその後は、一部を除いて物語中で描かれてはいませんでした。
しかし、物語の流れから考察すると『ポップとマァムは夫婦になった』が正解なのではないかと考えられます。
その理由は・・・
- クロコダインの、『2人が夫婦になったらカカア天下になる』という前フリ。
- ヒュンケルが、マァムを幸せにできるのはポップだけだと思っている事。
- マァムの両親が、かつて魔王と戦った仲間同士である事。
1と2では仲間たちも、『ポップとマァムがずっと一緒に暮らしていってほしい』と願っている様子が伺えますよね。
人間に憧れるクロコダインは、ポップが一人の男として家庭を築く事を想像していますし、ヒュンケルは自分を救ってくれたマァムに感謝しつつ、やはりマァムへの想いに関してはポップに敵わないことを感じているようです。
特に気になるのが3の、マァムの両親について。
マァムは、かつて魔王と戦った勇者アバンの仲間、『戦士』だった父ロカと『僧侶』だった母レイラに生まれた子供です。
後に武闘家に転身するものの、マァムは元々『僧侶戦士』だったのでしたよね。
これ、マァムのその後に繋がっていくような気がしませんか?
大魔王と戦った勇者ダイの仲間、『魔法使い』だったポップと『武闘家』だったマァム。
2人が結婚して、その間に子供が生まれれば・・・『魔闘家』?
職業のネーミングはともかくとして、マァムと似たような境遇の子が生まれてくると考えられます。
歴史は繰り返すって言いますからね!
まあ、魔王の復活までは繰り返してほしくないところではありますが(汗)
【ダイの大冒険】ポップを好きなメルルの想いはどうなった?
ずっとマァムの事が大好きだったポップですが、その裏ではポップの事が大好きな『メルル』の存在も忘れてはいけませんよね。
占い師メルルは、仲間を大切に思う気持ち、いつもでも仲間を守るために命を懸けるポップの姿に惹かれてしまったのでした。
ずっと気持ちがマァムに向いているポップではありますが、メルルの想いはその後どうなってしまったのでしょうか。
メルルはポップの気持ちを知っている
ポップがマァムの事を好きなのは誰からも一目瞭然。
気付いていないのはマァムだけ、と言ってもいいほどです。
だから当然、メルルもポップの気持ちには気づいているのです。
占い師という職業柄、ポップがマァムを好きだという気持ちを誰よりも強く感じ取っているかもしれません。
ポップはマァムを好きだけれども、自分もポップが好き。
そんな風に、控えめだけど強い気持ちを持っているのがメルルという女性なのです。
メルルはポップを諦める?
メルルの職業は占い師ですから、未来が見えてしまう事もあるでしょう。
そこでポップとマァムがくっつく未来が見えたとしたら・・・
それでもメルルはポップを『諦めない』と思います。
なぜなら、ポップから与えられたのが『勇気』であり、ポップに与えたのも『勇気』だから。
以前のメルルであれば、ポップの気持ちを知り、それにマァムが応えたとすればすぐに身を引いたでしょう。
でも今は、メルルにも少しだけ勇気があります。
それは、自分の気持ちに正直でいる勇気。
もちろんマァムからポップを奪ってやろうなどとは考えていないでしょう。
そのうち自然にポップ以外の誰かに惹かれるその日まで、メルルはポップを想い続けるのではないでしょうか。
メルルの次の恋の相手は?
メルルが自然に、ポップ以外の誰かを好きになる時が来たとすれば、その想いは誰に向いているかを考えてみます。
個人的な願望を含めて言えば、その相手は、かつて北の勇者と呼ばれたリンガイア王国の『ノヴァ』が最有力候補だと考えています。
彼は勇者と呼ばれる事と自分の力量に誇りを持っていましたが、ダイと出会い、自分の未熟さと力の違いを痛感。
大魔王バーンとの戦いの後、腕を負傷したロン・ベルクの代わりに『星皇剣』を完成させるため、彼の元で武器職人としての修行を積んでいます。
メルルは、おそらく真っすぐな気持ちを持った人が好みなのでしょう。
だからこそ、メルルが次に誰かを好きになるとすれば『ノヴァ』。
頂点を極めようとする職人を陰ながら支える、というのが、メルルなんだかメルルらしいとも思ってしまいます。
まとめ
『ダイの大冒険』のメインキャラクターであるポップとマァム。
冒険初期から一緒に戦ってきたこの2人に関しては、戦いが終わった後にくっつくのかくっつかないのかが気になる方も多いでしょう。
何と言っても、ポップは最初からマァムの事が大好きだったのですからね!
壮絶な戦いを終えた後は、憧れの女性マァムと幸せになってもらいたいものです。
そしてそれは、ポップだけでなく、クロコダインやヒュンケルの願いでもあります。
だからと言ってポップを想い続けたメルルを仲間外れにするワケではないですが(汗)
きっとポップとマァムは夫婦として仲良くやっていく。
メルルは新しい恋の相手を見つける。
彼らには、そんな素敵な未来が訪れているのではないでしょうか。
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