『ハウルの動く城』、最終的にはハッピーエンドを迎える事ができたソフィーとハウルはとても幸せそうですよね。
良かった良かったと思いつつも、気になるのが2人の出会い。
『過去の世界』でハウルとカルシファーの契約の秘密を見たソフィーは、忘れていただけで過去にハウルと出会っていたのでしょうか?
いつからお互いを好きと思うようになったのでしょうか?
この記事では、ソフィーとハウルの出会いがいつだったのか、お互いが好きになったタイミングはいつだったのかについて解説と考察をしていきます。
目次
【ハウルの動く城】ソフィーとハウルの出会いはいつ?
ソフィーとハウルの出会いの日は、それぞれ異なっています。
ソフィーがハウルと出会ったのは、街でお祭りが行われていた日、荒れ地の魔女に呪いをかけられてしまった運命の日。
そしてハウルがソフィーと出会ったのは、もう何年も前のカルシファーと契約を結んだ日。
ここでは、異なる2人の出会いの日について紹介します。
お祭りの日にハウルと出会ったソフィー
ソフィーが荒れ地の魔女に呪いをかけられてしまったあの日、街では賑やかなお祭りが行われていました。
妹のレティ―に会いに行くために出掛けたソフィーですが、賑やかな表通りを避けて路地を歩いていたところを青い服の軍人2人に絡まれてしまいましたよね。
そんなソフィーのピンチを救ってくれたのがハウル。
地味で美しくないと思い込んでいるソフィーですが、出会ったばかりのイケメンに助けてもらったのです。
その後は荒れ地の魔女の手下に追われる事になりますが、チェザーリの店のベランダに降ろされた後、ハウルは追手を引き付けるためにソフィーの前から姿を消してしまいました。
夢だったのかと思うような出来事。
ソフィーにとってハウルとの出会いは、かなりインパクトの強いものだったと言えるでしょう。
契約の日にソフィーと出会ったハウル
ソフィーがハウルと出会ったのがお祭りの日だったのに対し、ハウルがソフィーと出会ったのは何年も前の事。
カルシファーと『契約』を結んだ日です。
契約が行われていたその時、突然ハウルとカルシファーの前に現れた女性。
それがソフィーです。
彼女は、『ソフィー』という自分の名前と『未来で待ってて』という言葉を遺し、ハウルたちの前から消えてしまったのでした。
この時点で、ハウルは消えた女性が何者なのかわからなかったかもしれません。
しかし、カルシファーとの『契約』を維持し続ける事は危険だと判明した後は、契約の様子を目撃していた『ソフィー』に頼る以外、解除の方法が無い事に気づいたのではないでしょうか。
出会いの日が異なる理由
ソフィーもハウルも一人しかいないのに、出会った日が違うなんて不思議な感じがしますよね。
何年も前にソフィーと出会っていたハウル。
お祭りの日に初めてハウルと出会ったソフィー。
しかし、ソフィーは過去の出来事を思い出せないわけでもないし、忘れてしまったわけでもありません。
ハウルと出会って、呪いをかけられて、掃除婦になって、戦争が近くまで迫ってきて・・・
その後に『過去の世界』に行きました。
つまりソフィーからすれば、ハウルと出会った時には『過去の世界』の記憶なんて無い状態。
『過去の世界』に行ってハウルとカルシファーに会うのは、その時点のソフィーにとっては『未来』の出来事なので、2人の出会いの日は異なっているのです。
【ハウルの動く城】ハウルはいつからソフィーが好き?
ソフィーと違って、ハウルっていつからソフィーの事が好きなのかどうか、わかりにくいですよね。
ソフィーは最初からハウルに夢中ですし、夢の中でもハウルに『愛している』と伝えていますから、ハウルの事が大好きなのは一目瞭然。
でもハウルの方は・・・
一面の花畑にソフィーを連れて行ったあたりから、ひょっとしたらハウルはソフィーの事が好きなのかも・・・と思わせるような雰囲気を漂わせていたものの、いつから好きだったのか、好きになったキッカケなんかも曖昧です。
ソフィーは出会った時からハウルが好き
ソフィーは、ハウルと出会って助けられた時からずっと、ハウルの事が大好きです。
出会った時の体験も衝撃的でしょうが、何よりも『美しくない』と思い込んでいた自分を助けてくれた事が嬉しかったのでしょうね。
ハウルの城に住むカルシファーやマルクルとのやり取りを見ても、ハウルは『美しい娘の心臓を食べる』なんて嘘だったとわかるほど、『家族』思いで良いところをたくさん持った男性なのです。
もちろん、老婆の姿になったソフィーにだって優しく接してくれます。
ただ、イケメンで完璧に見えるハウルであっても、荒れ地の魔女や王様から逃げ回っているような臆病な一面があります。
外見を気にしすぎていたり、わがままを言ってみたり、人間臭いところもたくさん持っています。
見た目からは想像できないような意外な一面を見て、ますますソフィーはハウルと一緒にいたいと思ったのではないでしょうか。
ハウルがソフィーを好きになったタイミングがわからない
ハウルがソフィーの事を好きになったタイミングって、いつでしょうか?
実はずっと前から?
街で助けた時から?
ソフィーがハウルの城に入り込んできた時から?
それとも、サリマン先生のところに行ってくれた時から?
ハッキリとソフィーの事が好きになった事がわかるシーンが、物語中には登場していません。
それなのにソフィーが喜ぶような花畑を案内してくれたり、キレイだと言ったり。
ソフィーを特別な人だと思っている気持ちは伝わってきます。
ハウルは自分でも気づかないうちに、いつの間にかソフィーの事を好きになってしまったという事なのでしょうか・・・
ハウルはソフィーと再会して好きになった?
ハウルはソフィーを女性として愛しています。
ただ、ハウルがいつからソフィーを好きだったのかはハッキリしていません。
ソフィーがサリマンのところで思いきり意見をぶちまけたあたりでしょうか?
いや、それならサリマンがソフィーの事を『ハウルの弱点』とは言わないはず。
すでに相思相愛である事を見抜いていたからこその言葉でしょう。
では、その前?
ハウルの『母親のフリをして王様のところへ行って』というわがままを受け入れたあたりでしょうか?
もしここでソフィーの事が好きになったのであれば、ハウルはソフィーを『お母さん』として頼っているようにしか思えません・・・
あと考えられるのは?
『最初から』でしょうか。
ソフィーはハウルにとっては、契約の秘密を知っている唯一の女性。
ただ、探しているとは言っても、ハッキリと顔を覚えているわけではなかったはずなのです。
『過去の世界』でソフィーの姿を見たのは、一瞬だったでしょうからね。
『ソフィー』という名前と、『未来で待ってて』という言葉だけがハウルの耳に刻まれていたものと思われます。
そして、ある街でようやく探し当てた『ソフィー』。
路地で軍服の男に囲まれている子ネズミちゃん。
怯えて、そして本当の自分を隠している女の子。
ずっと捜していた女性にようやく再会できた、というフィルターが掛かっていたかもしれません。
しかし、お互いにきちんと顔を合わせて出会ったこの時から、ハウルだってソフィーの事が好きになってしまっていたという可能性が一番大きいのではないでしょうか。
それが運命ってヤツ・・・なのかもしれません(笑)
まとめ
『ハウルの動く城』のソフィーとハウルは、それぞれ『出会いの日』が異なっています。
その理由は、ソフィーがハウルと出会った後に『過去の世界』に行ってハウルと会っているから。
ややこしい話ではありますが、ソフィーがハウルにもらった指輪の光に導かれて過去の世界へ行ったために、ハウルの過去の記憶の中にはソフィーがいるのです。
- ソフィーがハウルと出会ったのは街のお祭りの日
- ハウルがソフィーと出会ったのはカルシファーとの契約の日
ソフィーは、ハウルに助けられた事がキッカケで、ハウルの事が好きになってしまいました。
一方のハウルは、ソフィーを好きになったタイミングは不明。
ただ、一番可能性として高いと考えられるのは、ハウルもソフィーと空を飛んだあの日、ようやく探し当てたソフィーを好きになっていたのではないかという事。
ずっとさがしていた女の子が目の前にいるのです。
誰よりも素敵な女性に見えたとしてもおかしくはありません。
最終的にはハッピーエンドを迎えるハウルとソフィー。
ずっと前からハウルはソフィーを探していて、ソフィーはハウルと出会ってすぐに恋に落ちて・・・
2人の幸せは、『運命』以外のなにものでもなさそうですね。
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