トトロのネコバスの正体と行先一覧!めいの名前が表示された理由についても

クスノキのイメージ画像 となりのトトロ

フワフワモフモフで誰もが一度は乗ってみたいと感じてしまう『ネコバス』。

お父さんを待っていたバス停で見かけたネコバスはビュウっと風のように現れて、トトロを乗せて走り去っていきました。

 

しかしその後、ネコバスは行方不明になったメイのところにサツキを、お母さんにトウモロコシを届けるために七国山病院へ2人を連れて行ってくれましたね。

 

この不思議な生き物『ネコバス』の正体は何なのか、ネコバスに表示される行先一覧と、『めい』という名前が表示された理由についても書いていきます。

 

トトロのネコバスの正体とは

決して可愛らしいという印象ではないネコバス。

ネコらしいと言えばネコらしいですが、ジロッと見られたメイは若干後ずさりしています(笑)

目が光って足が12本、このネコバスの正体に迫ります。

 

ネコバスは妖怪がモデル?

ネコバスの正体は、『化け猫』のようです。

化け猫って、妖怪ですよね。

ネコが妖怪に変化したものが『化け猫』だとされています。

 

特有のふわっふわでモフモフの感触は残しつつ化け猫に変化したネコが、バスになった。

なかなか複雑ですね(笑)

 

宮崎駿監督の話をまとめると、ネコバスも昔はただの『化け猫』だったけれど、『バス』を見て面白いと思ったので真似をした。

 

つまり『ネコバス』は、バスの真似ごとをしている化け猫、という設定。

 

目が光ってヘッドライトの役割をし、ムカデのごとく流れるように足を動かして、かなりの速さで走っています。

なかなか高性能のバスですね(笑)

 

トトロとネコバスの関係

トトロがバス停で待っているとやってくるネコバスですが、大きなクスノキのてっぺんでトトロが呼ぶ事によっても現れるようです。

他に乗客はいないようなので、普段からトトロしか利用していないのかもしれませんよね。

 

バスが面白いと思って真似ている化け猫のネコバス。

昼間は寝て、夜はコマに乗って空を飛んだりオカリナを吹いたり、面白いと感じることをしているトトロ。

 


きっとトトロにとっては、ネコバスに乗るのもお気に入りの行動のひとつなのでしょう。

 

仲間や友達という関係より、単に『楽しい事と思えることが一致している』関係、と捉える方がしっくりきます。

 

サツキをメイのところに連れて行ってくれたのも、サツキとメイをお母さんの入院する病院に連れて行ってくれたのも、単にバスの真似ごとが楽しめるから、という理由からなのかもしれません。

 

トトロのネコバスの行先一覧

サツキを乗せたネコバスは、様々な行き先を表示させた後、『めい』の名前を表示します。

今でこそバスのフロント部分の行先表示ってLEDが使われていますけど、昔はネコバスのようにカタカタっとめくれるように表示が変わっていく方式だったのです。

 

そんなネコバスに表示される行先を拾い出してみました。

 

ネコバスの行先は9種類

ネコバスが『塚森』から『めい』を表示する間にある行先は5つ。

その後『七国山病院』を表示させ、最後は『す』になります。

 

つまり、

『塚森』『長沢』『三ツ塚』『墓道』『大社』『牛沼』『めい』

それから『七国山病院』『す』全9種類ですね。

 

 

この中で、舞台となった埼玉県所沢市に実際にある地名は『牛沼』。

 


『長沢』や『三ツ塚』などもありそうな名前ではありますが、見つかりませんでした。

 

行先にめいの名前が表示された理由

サツキを乗せたネコバスは、すでに知っていたのかサツキの心を読んだのか、行先を『めい』と表示します。

『めい』のところまで乗せていってくれる、そう安心できるシーンですよね。

 

途中には、まだ行方不明のメイを探す近所の人たちの姿が見えますが、ネコバスに乗ったサツキの姿は見えていません。

ただ強い風がビュウっと音を立てて通り過ぎるだけ・・・

 

まだメイの無事を知らない近所の人たちと違って、視聴者はすでにネコバスが『めい』のところに連れて行ってくれるという事を知っています。

これが、宮崎監督の狙いだったのだとか。

 


つまり、無事かどうかわからないメイがいて、心配するサツキがいて、それだと小さい子が安心できない。

 

でも『めい』と表示させる演出をすることで、子供でも『これからメイのところに行く』のだと想像できる。

『めい』の表示が出る事で、その後の展開を安心して見ていられる、というワケです。

 


このネコバスに乗って疾走する時の音楽も、軽快で楽しいですよね。

 

まとめ

一度は乗ってみたいという意見も多い『ネコバス』。

あのフワフワなシートに座ってみたい。

 

そんなネコバスの正体は、実は『化け猫』。

しかも化け猫がバスの真似をしているのが『ネコバス』なのだとか!

 

サービスなのか楽しんでいるだけなのか、ネコバスはサツキを『めい』のところへ、サツキとメイを『七国山病院』へ運んでくれました。

 


カタカタっと行先表示を変える様子も面白い。

ネコなのに、ちゃんとバスですね(笑)

 

物語の最初の部分、持っていた薪を飛ばされてしまったサツキのすぐそばを通ったのが、ネコバスだったのでしょう。

 

風のように走るネコバス。

強い風がビュウっと吹いた時、ネコバスの姿を探してしまいそうですね!

 

 

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