出産後に突然の『歩けない』を想定している方ってほぼいないと思います。
もちろん私もそのうちの一人。でも謎の股関節痛が発生してしばらく歩くことができませんでした。
調べてみると、どうやら骨盤のゆがみや出産の際の負担によって股関節痛が発生し、痛みで一時的に歩けなくなることがあるらしい・・・
出産後に予想外に発生した謎の痛みが落ち着いて、自力で歩けるようになるまでにおよそ1か月。その間に活躍したアイテムの紹介です。
目次
出産後の股関節痛で歩けないのに原因不明
出産直後には気が付かなかった『股間節痛』。落ち着いてくると次第に強烈な痛みが襲ってきました。
まさに、『激痛』。
初めての痛みに何が何だかわからない状態、トイレに行こうにも一人では歩けずナースコール。歩けないどころか、態勢を立て直すことも、寝たら起き上がる事もできないとは!
看護師さんに「痛くて歩けない、起きられない!」と訴えると、「よくいるんですよね~」。
・・・は?
周りを見ても、歩けてない人いないようだけど・・・
『よくいる』は数人に1人なのか、数十人に1人なのか?
痛すぎて眠れない、ふと眠りに落ちても突然襲ってくる骨がズレたような痛みに目が覚める、というのを出産の日からしばらく繰り返しました。
友人からは『恥骨離開』ではないか、と言われましたが・・・
退院の際の検診で「痛い、歩けない」と相談してみたのですが、先生の答えは看護師さんと同じ、『よくいる』。
そのうち自然に治るから、という微妙な情報だけ教えてもらう事ができました(汗)
歩けないは想定外!病院で歩行器をレンタル
『よくいる』タイプのはずの私を不憫に思ったのか、中には色々と世話を焼いてくれる看護師さんもいらっしゃいまして・・・
その中の一人の看護師さんが、車椅子を持ってきてもらわなければ移動できなかった私に、病院内にある『車輪付き歩行器』を借りてきてくれました。
出産後から続く激痛に加えて、足に力が入らないという不思議な感覚。
だけど、全体重を歩行器に預ける感じであれば何とか前に進める!
その歩行器のおかけで、『一人でトイレに行く』という出産前は当たり前にできていた事をようやくこなせるようになってめちゃくちゃ感激しました。
だって、「トイレ行きたい」っていうナースコールをしないで済むんですから!
歩けない1か月を支えてくれたお助けアイテム6つ
出産、退院後に実家でお世話になる事をあらかじめ計画されていたり、誰かがお手伝いに来てくれる事になっていたりする人はラッキーです。
私の場合、実家への帰省や手伝いをお願いしておらず、母も義母も仕事を持っていて遠方のため突然の手伝いが難しいというような状況。
まさか出産後に歩けなくなるなんて、夢にも思っていません(汗)
旦那さんの仕事中はワンオペで乗り切るしかありませんでした。
そんな中、コレがあって助かった!と思えたアイテム6つを紹介します。
アイテム1:ダスキンでレンタルした歩行器
退院したらとにかく赤ちゃんのお世話をしなければなりません。
病院の中と違って、ミルク作りやおむつ替えも自分でやらなければならないんですよね。
本当は痛いからじっとしていたいけれど、頻繁にミルクを欲しがったり泣いたりする赤ちゃんのお世話で動かなければなりません。
でも歩けない!
とにかく家の中でも自力歩行が難しいので、病院で借りていたのと同じような『腕の部分に体重を預けられる歩行器』、さらに脚がタイヤ仕様になっていて押せば動くタイプのものが必須でした。
まあ、そのうち歩けるって言われているのだから買うのは勿体ないよね・・・
そこで見つけだしたのが『ダスキン』のレンタルサービス、『ダスキンヘルスレント』。あの、お掃除グッズのダスキンです。赤ちゃん用品や介護用品のレンタルまでできるんですね!
ネットからさっそく注文し、退院に合わせてレンタルを開始。在庫があったのですぐに対応してもらえて助かりました。
思いもよらない『歩けない』という事態に、はじめは『車椅子』も考えたのですが、結局立ったまま体重を預けられるほうが家事・育児に便利だろうと『歩行器』を選択、これは正解でした。
アイテム2:ウォーターサーバー
もともと出産後はミルク作りをウォーターサーバーに頼ろうと決めていたので、入院数日前に届いていたウォーターサーバーが活躍しました。
完全母乳であれば『ミルクを準備する』という事自体が発生しないのですが、職場復帰の都合上保育園に通うつもりだったので、最初から混合でスタートしています。
お湯を作って、冷まして・・・という一連の作業は痛みに耐えながらだとおそらくキツイ。
その点ウォーターサーバーならばお湯が出てくるので、赤ちゃんがミルクを欲しがってから慌てて『お湯を準備する』という手間が省けてとっても便利。
契約しておいて良かった!
ちなみにウォーターサーバーは契約前に『赤ちゃんのミルクに使えるかどうか』を重視して決めました。
アイテム3:シンクで使えるベビーバス
新生児の沐浴に必要な『ベビーバス』。知り合いから『お風呂場で使えるタイプ』のものを譲ってもらっていました。
でも股関節付近が痛むので、残念ながらお風呂場で屈みこんだりする事は難しい・・・
結局、急いで『シンクで使えるタイプ』のものをパパに買ってきてもらいました。
実は、シンクでの沐浴にちょっとだけ抵抗があった私。
だって、食事とかの後片付けをする場所だし。
でも立ったり座ったりが苦痛なのでツベコベ言ってられません。シンクをキレイにしたらベビーバスをセットしてお湯をためて・・・
実際に使ってみると、立ったまま沐浴させられて考えていたよりもずっと快適!
終わったらベビーバスの栓を抜けば良く、後片付けも立ったまま出来るので好都合でした。
アイテム4&5:松葉杖と低めの踏み台
股関節痛で困ったことは『足が開かない・上がらない』という事。
例えば玄関の段差や階段などのちょっとした段差も、膝を上に引き上げる事ができないので登れません。出産前は家の中にたくさんの段差が存在している事すら気付いていませんでした。
郵便物を取りに行くにも玄関の段差がツライ・・・そんな日々。
そこで大活躍したのが、何と『松葉杖』と『低めの踏み台』。
実は前述のダスキンヘルスレントで、『歩行器』の他に『松葉杖』をレンタルしていました。
レンタル当初は「何かに使えるかも」というくらいの気持ちでしたが、段差を上がる時に松葉杖が役に立つなんて!
段差部分に予め低い踏み台を置いておき、松葉杖を使って腕の力を頼りに段差を登る、という感じです。
ただし、バランスを崩して転んだりしないように注意が必要ですね。
アイテム6:簡単に装着できる骨盤ベルト
股関節が痛いのですが、骨盤ベルトで『ギュッと閉められている』状態だと安心感がありました。
原因はわかりませんが、とにかく股関節付近の骨が『ぐきっ』とズレるような感覚があるのです。
その骨がズレるような感覚が、骨盤ベルトで軽減されているように感じました。
骨盤あたりに痛みがある場合は、骨盤ベルトを使うと悪化するかもしれないという説明がされているものもありますので、使用の際は説明書をよく読んでみてくださいね。
装着が難しいタイプは、結局身に着けることすらできなくなる可能性があるので、マジックテープのように簡単に装着できるようなものが大活躍!
歩けなくなった後に看護師さんにおすすめされたサラシは、自分では正しい巻き方がわかりませんでした・・・
まとめ
結局のところ私の股関節痛の原因は不明でしたし、今では痛みも無いので本当に『勝手』に治りました。
しかし、自力で歩けるようになるまでの1か月は長かった・・・
特に出産から数日の間の痛みはとにかく激しくて、入院中の夜間は赤ちゃんを病院側が預かってくれているにも関わらず、ほぼ眠ることができずにクタクタでした。
退院して、どうにかこうにか赤ちゃんのお世話をする毎日。
それでも1か月後にはゆっくりだけど自力で歩けるようになって、乳児1か月検診で再会した看護師さんからは「歩いてる!」って驚かれました(笑)
ハイジとクララか!
ただ、人によっては1年も2年も痛みが続く場合があるようなので、長引く場合はきちんと検査をしてもらったほうが良いです。痛いとか歩けないとか、『不安』でしかないです。
万が一、出産後に謎の股関節痛が発生して一時的に歩けなくなってしまって困っているなら・・・上記6つのアイテムを試してみてはいかがでしょう?
少しでも体への負担が軽くなれば、と思います。
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