『ダイの大冒険』では、アバンとアバンの弟子であるポップの2人が自己犠牲呪文『メガンテ』を使用しています。
メガンテは自分の命と引き換えに相手を討つ魔法。
呪文を唱えれば、術者の命はありません。
しかし、アバンはメガンテを使っても生きていてポップは死亡。
この2人の違いは何だったのでしょうか。
目次
【ダイの大冒険】メガンテでも生きてたアバン
メガンテを使った後も、実は生きていたアバン。
しかし、彼のメガンテは本物だったはず・・・
なぜアバンは、メガンテを使っても生きていたのでしょうか。
メガンテを使用した経緯と、メガンテ後も生きてた理由を解説します。
アバンのメガンテはハドラー戦で使用
アバンが自己犠牲呪文のメガンテを使用したのは、デルムリン島で復活したハドラーと戦った時。
直前に、ダイとの修行で火竜変化呪文『ドラゴラム』を使ってしまっていたアバンにとって、ハドラーとの戦いは残りの魔法力の面で非常に不利なものでした。
ただ、仮にアバンが万全な状態だったとしても、ハドラーの強さはそれ以上に圧倒的なもの。
かつて勇者として戦った15年前よりも、はるかにパワーアップしていたハドラー。
アバンは、現在の自分たちのレベルでは絶対に勝つことはできないと悟ります。
この辺り、さすがに先生は冷静です。
ここで判断を誤れば、かわいい弟子にも危険が及びますから・・・
だからこそ、アバンは自らの命を懸けて最後の勝負に出たのです。
それが、生命エネルギーを爆発力に変える自己犠牲呪文『メガンテ』の使用へと繋がりました。
およそ3ヵ月間アバン死亡と思われていた
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自己犠牲呪文『メガンテ』は、ハドラーに大きなダメージを与えるも、とどめを刺すには至りませんでした。
それはアバンがかつて勇者と呼ばれていた時よりも衰えていたのか、それともハドラーのパワーアップがアバンの力を上回っていたのかは分かりません。
ハドラーはこの直後に、竜の紋章の力を使って戦うダイに押され撤退。
しかし、アバンは帰ってきませんでした。
メガンテを使うという事は、死ぬことでもあります。
なぜなら、自分の残りの生命力の全てを利用する魔法だから。
当然、ダイやポップ、ブラスでさえもアバンは死んでしまったのだと思いますよね。
もちろんこの時、アバン自身もメガンテを使って生き残るとは夢にも思っていなかったでしょう。
メガンテ使用からおよそ3ヵ月、アバンはダイやポップの前には姿を現しませんでした。
それは2人の成長の妨げになりたくなかったから、そして自分自身のレベルアップを図るためでもあったのです。
アバンを守ったのはカールのまもり
アバンはメガンテによって死を覚悟していました。
でも、生きていた。
これは彼自身も計算外であったのでしょうが、実はアバンは『カールのまもり』というアイテムを所持していたのです。
カールの守りは、昔、カール王女であったフローラ姫から貰ったもの。
魔王との戦いのお守りにと託されていたものでした。
その効力は、『身代わり』。
メガンテでアバンが命を落とす代わりに、カールのまもりが身代わりとなり砕け散ったのです。
『命の石』と似たような効果を持つアイテムを所持していた事で、偶然にもアバンは生き延びていた、というワケです。
【ダイの大冒険】メガンテで死亡したポップ
【DRAGON QUEST -ダイの大冒険-】
ダイの大親友『ポップ』!
旅の初めは、強い敵に及び腰になっていた彼。
ですが、ある大魔道士の元で腕を磨いて、強力な呪文も扱えるほど強くなりました!
段々と知略も身につけます。
もがいて一生懸命生きる彼には、とても共感できますね♪#ジャンプチ #ダイの大冒険 pic.twitter.com/MRPgDBHynZ— ジャンプチ広報局(ジャンプチ ヒーローズ公式) (@Jumputi_Heroes) January 16, 2019
アバンの弟子で魔法使いのポップ。
彼が使用したメガンテも、まぎれもなく本物です。
アバンの最期を思い起こして使ったポップのメガンテ。
メガンテは発動し、ポップは命を落としました。
ポップのメガンテは竜魔人戦で使用
ポップがメガンテを使用したのは、竜魔人バランとの戦いの時でした。
ダイは記憶を失っていて戦闘不能。
ただでさえ圧倒的な戦闘力を持つ竜の騎士が、魔人へと姿を変えた竜魔人に、仲間たちは手も足も出ない状態。
このままでは間違いなく全滅・・・
そんな時にポップが思いついた方法が、アバン先生と同じ自己犠牲呪文『メガンテ』でした。
仲間を守るために、ポップは自らの命を犠牲にする事を選んだのです。
ポップはザオラルでも生き返らなかった
ポップのメガンテは、発動しました。
しかしメガンテ発動の瞬間、バランに食い込ませていた指先の力が弱まってしまった・・・
バランはそんな一瞬の隙も見逃さず、しがみつくポップをふりほどいたのです。
つまり、メガンテは発動しただけ。
ポップは命を落とし、バランはダメージを受ける事はありませんでした。
まさかの『死んでしまっただけ』の状態になってしまったポップを、蘇生呪文『ザオラル』で生き返らせようと試みたのが、レオナ姫です。
経験を積んだ賢者でも成功率が低いというザオラルは・・・
成功しませんでした。
ポップはメガンテによって死亡、レオナのザオラルでは生き返らなかったのです。
メガンテ発動のアバンとポップの違い
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『ダイの大冒険』の物語中に、自己犠牲呪文『メガンテ』を使用したのはダイの仲間の中ではアバンとポップの2人だけ。
生き残ったアバンと死んでしまったポップの『メガンテ』には、何か違いはあったのでしょうか。
アバンとポップのメガンテの違い
アバンとポップのメガンテの違い、それは『成功したかどうか』ではないでしょうか。
アバンのメガンテは確実に相手を捕らえ、ハドラーを倒す事は叶いませんでしたが、撤退を余儀なくされるほどの大ダメージを与えています。
つまり、魔法そのものは成功しているものの、相手の力量がそれを上回っていたパターンと言えます。
一方のポップ。
まだまだ未熟な部分も多い彼のメガンテは、魔法が発動する瞬間に振りほどかれてしまっています。
つまり、魔法そのものが成功していませんでした。
運が良かったのは、メガンテを使っても体がバラバラにならなかった事くらいでしょう。
アバン復活は偶然だった
アバンはメガンテの後、姿を消していました。
この事から、しばらくの間ポップ達は『アバン先生はメガンテを使って死体も残らなかった』と思い込んでいたはずです。
この自己犠牲呪文『メガンテ』、実は『ダイの大冒険』の世界においての特別ルールが存在します。
それは、神の祝福を受けている僧侶以外が使うと二度と蘇生できない、もしくは体がバラバラに吹っ飛んでしまうというもの。
つまり、勇者や魔法使いであるアバンやポップがメガンテを使えば、蘇生の可能性がゼロである事を意味します。
でもアバンは偶然にも生き延びました。
カールのまもりの『身代わり』の効力によって・・・
アバン先生はかなりの強運の持ち主だと言えそうですね。
ポップは竜の血で生き返った
メガンテで死んでしまったポップですが、レオナのザオラルではなく、バランの『竜の血』によって蘇生しました。
アバン先生はそもそも死んでいませんでしたが、ポップは魔法使いの身でメガンテを使い、しかも復活するという奇跡を見せてくれたのです。
『竜の血』には、死者を復活させる力があります。
しかしザオラルと同じく、成功率は100%ではありません。
『竜の血』で蘇生できる条件は1つ。
死の淵から這い上がるだけの強靭な精神力を持っている事。
竜の血によって生き返ったポップは、この条件に当てはまるだけの精神力を持っていたというワケです。
ちょっとだけゴメちゃんの力を借りたとは言え、ポップ自身の心が強く成長していた証でもありますね!
まとめ
『ダイの大冒険』の物語中に、ダイの仲間の中で自己犠牲呪文『メガンテ』を使用したのはアバンとポップの2人だけ。
彼らはいずれも、大切な人達を守るためにメガンテを使いました。
2人の仲間を守りたいという気持ちは同じ。
違ったのは、アバンは生きていてポップは死んでしまったという事。
この違いは、メガンテが成功したか失敗したかではなく、偶然にもアバンが所持していたアイテムに因ります。
『カールのまもり』を持っていたことで助かったアバン。
特別なアイテムを持たずに唱えたメガンテの犠牲になったポップ。
しかし、ポップは自分自身の強い心で無事に生き返る事ができました。
ダイの父バランの『竜の血』、ゴメちゃんの『不思議な力』、でも最後はポップ自身の『精神力』がモノを言ったのです。
いつの間にかポップは、師であるアバンをも超えていたのかもしれません。
このポップの『武勇伝』を、後にアバンが聞くこともあるでしょう。
命を懸けて戦った事を褒めるのか、それとも『メガンテ』までマネしてほしくなかったと思うのか・・・
師としては悩ましいところかもしれませんね。
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