L礼香の真実第1話~第4話ネタバレ感想!田中みな実の狂気すぎる存在感がすごい

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『M愛すべき人がいて』の登場人物であり、各話でずば抜けた奇行と迷言を残して話題となっている『姫野礼香(ひめのれいか)』のスピンオフドラマが6月28日解禁となりました。

その名も『L礼香の真実』

 

真実って・・・

これ以上狂気の礼香を見せつけると言うのでしょうか。

 

どんなところが『礼香の真実』なのか『ちょっとだけ』のつもりでしたが、なぜか一気見してしまうという謎の中毒性を持ったスピンオフドラマとなっていました。

 

各エピソードが10分ほどで構成されている『L礼香の真実』は、姫野礼香の過去を描いた物語で、現在の礼香が過去エピソードをバーテンダー『茂樹』に語る形で話が進んでいきます。

第1話~第4話を一気見しても40分ほど。

あまり時間がない時や、ちょっとした待ち時間などでも気楽に視聴できますね!

 

今回はこのスピンオフドラマ『L礼香の真実』第1話~第4話のネタバレあり感想を書いていきます。

 

L礼香の真実第1話ネタバレ:礼香の狂気の原点

『L礼香の真実』第1話は、小学校時代の礼香の様子と、礼香が狂気に満ちた姿へと変貌していく過程がが描かれています。

 

バーテンダーに語る初恋の物語

物語は、バーテンダー『茂樹』が、『礼香さんって今までどんな恋をしてきたんですか』なんて聞いてしまったことから始まります。

ここのところのマサとアユの関係にひどく苛立っている礼香ですが、礼香の恋バナに興味があるという茂樹のために語りだしたのは、小学校時代の初恋について。

 

バーテンダー茂樹役を演じているのは『堀夏喜(ほりなつき)』さん。

 

 

途中途中で質問を投げかけてくるも、話を聞いた茂樹の明らかに怯えているような表情がかわいそう・・・

おまけに礼香には、『あなたの事、気に入っているのよ』なんて言われているので、背筋の凍る思いをしているでしょうね。

 

カースト上位の子と好きな人がかぶる

物語に戻って、小学生の礼香役を演じるのは子役の『加藤莉奈(かとうりな)』ちゃんです。

 

第1話は、体が弱く友達もいなかった小学5年生の礼香が、唯一優しくしてくれた人気者の男の子『正幸(まさゆき)』に恋をした事で、クラスメイトで学級委員長の『あゆむ』と取り巻きの女子から虐められてしまうというストーリー。

 

正幸から声を掛けられた礼香の様子を見ていたクラスメイトのあゆむは一言、『むかつく』。

あゆむも正幸の事が好きだったんですね。

 

 

この『あゆむ』は学級委員を務め、可愛くてスクールカーストの上位にいる少女です。

カースト上位の子と、まさかの好きな人かぶり。

 

あゆむに目を付けられてしまった礼香は、イジメの対象となってしまいます。

 

正幸を好きになるための資格

礼香はあゆむから言われた言葉、『お前みたいな気持ち悪い女に、マサ(正幸の事)を好きになる資格なんてないから』に深く傷つき、悩みます。

 

資格って何?

資格資格資格資格・・・

 

『資格』は魔法の言葉が何かだったのでしょうか。

 

この時から姫野礼香は、これまでの礼香ではなくなります。

『狂気の女・礼香』誕生の瞬間でした。

 

 

ハサミを手に、あゆむの取り巻きの一人『希美(のぞみ)』に迫っていく様子は、狂気。

 

 

 

『M愛すべき人がいて』第4話の、ハサミを持って『私の事、おこらせないでよね』とマサに迫るあのシーンにも通じるものがありますね。

 

『ねえ、ねえ、なんで?ねえ・・・』って希美に迫っていくシーンは、完全なるホラー(泣)

 

このシーン、夢に出てこない事を祈ります。

 

感想:礼香の覚醒とハサミのシーンが怖すぎる

姫野礼香の『真実』とあって、絶対に見逃せないと思っていた『L礼香の真実』。

さっそく視聴しました。

 

第1話では、礼香のクラスメイトとして『正幸(マサユキ)』と『あゆむ(アユム)』が登場しますが、礼香の人生どこまで『マサ』と『アユ』に振り回されるのでしょう。

そしてこの『アユ』が、狂気の女『礼香』を誕生させた人物だったとは。

 

ところで、この礼香の狂気的な部分って、後天的なものだったのですね!

イジメが生み出した悲しいモンスターとでも言うべきでしょうか。

 

『資格、資格、資格、資格・・・』と漢字練習帳らしきものに、涙を流しながら書き連ねた後の豹変、狂気の女礼香の覚醒、そしてハサミのシーンが一番の見どころ。

あんな表情で迫られたら一生忘れられなくなります。

 

肝心の正幸君がこんな礼香の姿を見たら、恐ろしすぎてトラウマになってしまうのではないでしょうか。

 

L礼香の真実第2話ネタバレ:敵を陥れるためのスキャンダル

引き続き、礼香の小学校時代の話となっています。

礼香がハサミを持って希美に迫ったあの日から、スクールカースト上位だったあゆむの周りには友達がいなくなっていきます。

あゆむ役を演じているのは子役の『蒼井由奈』ちゃん。

 

あゆむは相変わらず、礼香に対しては『マサの事、好きになるんじゃないよ』とマウントを取り気味。

ただ、もはや礼香にそんな言葉は通じていません。

 

スキャンダルは作るもの

何と礼香は、クラスメイトのスキャンダルを掲載する写真週刊誌『週刊マンデー』なるものを発行するようです。

ただし、そのスキャンダルは礼香によって『作られるもの』。

 

怖いですね・・・

真実を捻じ曲げ始めました。

要はヤラセというワケです。

 

狙われたのはもちろん『あゆむ』。

あゆむがトイレに行くタイミングですべての個室を封鎖し、トイレを利用できないようにしてしまいます。

そしてあゆむはトイレに間に合わず・・・

 

トイレの鍵のイメージ画像

 

その瞬間を写真に収め、『週刊マンデー』としてクラスメイトに配る礼香。

いやいや、やっちゃイカンでしょ・・・

 

あゆむはスクールカースト下位に転落

礼香の策略により、トイレに間に合わなかったあゆむは、あっという間にスクールカースト上位の座から引きずり下ろされてしまいます。

 

もちろんトイレのせいだけでなく、もともとあゆむの周りにいた女の子たちも、礼香の取り巻き的存在になってしまっていたからです。

 

上位にいた子が下位に転落する。

あゆむはおそらく、今まで感じた事の無い屈辱的な経験だったでしょう。

 

結局あゆむは転校せざるを得ない状況に追い詰められたという事です。

 

第2話はイジメの内容が酷すぎて(トイレ封鎖)、ちょっと子供には見せにくくなっています(汗)

 

感想:トイレ全封鎖なんて考えたくない

『スキャンダルは作るもの』、『トイレ全個室封鎖』って・・・

これ小学生が思いつきます?

あゆむへの嫌がらせのために研究に研究を重ねたのでしょうか。

 

トイレに行ったらすべてが使用中だなんて、これ、誰でも半泣きになると思います。

切羽詰まった状態であれば、なおさら。

 

そう言えば、こういう嫌がらせを平気でするんですよね、礼香って。

M第2話に登場した、お風呂の床に石鹸を塗ってアユ(安斉かれん)を骨折させるアイデアも、おそらく礼香の発案。

マサの唐揚げ好きを伝えるために、アユを屋上に呼び出して締め出した事もありました。(M第4話)

 

こういういじわるな仕掛けを作っていく『才能?』を感じてしまう『L礼香の真実』第2話。

 

この幼い顔で大人顔負けの事をやってのける姿、やっている事と黒板に書かれた『週刊マンデー へん集会議』の小学生らしい文字とのギャップが、一層の狂気を感じさせます。

 

こんなクラスメイトがいたら学校なんて怖くて行けないかも、と思ってしまいますが、子供の小さなコミュニティだとそうでもないんですよね・・・

あゆむに従っていた希美などと同じように、礼香に従ってしまう子が出てくるのが学校なんです。

 

礼香の恐ろしい行動と、学校という狭い世界での恐怖が描かれていた第2話でした。

 

L礼香の真実第3話ネタバレ:正幸の敵は礼香の敵(芥川先生)

時が経ち、礼香は高校2年生に。

高校生の礼香を演じるのは『中川梨花(なかがわりか)』さん。

 

 

マサへの想いは変わらない

中学、高校と、憧れの正幸も同じ学校に通っているようですが、『告白したら終わりになってしまうようで、ずっと見守ってきた』という礼香は、狂気を感じさせない『普通の女の子』のようにも見えます。

高校時代の正幸を演じるのは『中尾暢樹(なかおまさき)』さん。

 

 

正幸くん、すぐ近くで礼香に監視されていて何も感じていないのでしょうか・・・

それとも、礼香の狂気オーラを消す能力が高いのでしょうか。

 

正幸の勉強のライバル・真一と芥川

第3話~第4話の高校時代は『正幸との恋を邪魔する存在』は無く、代わりに『正幸の足を引っ張ろうとする存在』が出現します。

それが正幸を勝手にライバル視している『真一(しんいち)』。

真一役を演じているのは『前原滉(まえはらこう)』さん。

そして学年主任の芥川先生と真一は、何かよからぬ関係にある様子。

 

真一をトップにするために、個人的に指導しているのでしょうか?

 

礼香は正幸をイジメる真一と芥川先生が許せません。

 

礼香の狙いは芥川へ

まず標的になったのが、芥川先生。

芥川は正幸の事を『ガキのくせに頭が固い』と言い放ちバカにしますが、礼香は負けじと『先生の方が頭が固いと思う』と反論。

 

その時、礼香は名案を思い付いてしまったんです。

『先生の頭が固いのかどうか』

 

礼香は学校2階の窓から植木鉢を落とし、それは芥川の頭に命中。

『血が出ていない=先生の頭がかたーい』と結論付けるという狂気っぷり。

 

いや、一歩間違えば殺人事件発生ですよね・・・

大丈夫ですかね、このドラマ。

 

感想:先生の頭がかたーい

植木鉢を先生の頭に落とした挙句、『先生の頭がかたーい』・・・

これ、第3話の一番の見どころシーンだと思います。

 

小学生の頃に誕生した『狂気の礼香』は、高校生になっても健在。

そして正幸を好きな気持ちも健在。

 

小学校、中学校と正幸はモテモテだったはずなので、近づく女はその都度礼香が退治していたと考えられます。

どんな方法で?

 

って、怖いとか言いながら気になってしまいますよね。

礼香中毒が発生しているようです。

 

 

自分だけでなく、大好きなマサに向けられた敵意をも退けていく礼香は、内容はどうであれまるで守護神。

ただただ守ってくれる存在。

でも、怒らせちゃダメ(笑)

 

面倒臭い礼香の性格が、より顕著に表れてきたのが高校時代と言ってもいいのではないでしょうか。

 

 

やり方の汚さと恐ろしさに加え、成長した事によって手に入れた『色仕掛け』まで加えて相手を陥れる礼香。

美人に成長していますから、そういう自分の外見も武器になる事を知っているのでしょう。

・・・色仕掛けとか、自分に自信が無ければできませんからね。

 

L礼香の真実第4話ネタバレ:正幸の敵は礼香の敵(真一編)

前回の芥川に続いて、今回の標的は『真一』です。

『真一が勉強できないような環境を作る』という礼香。

その方法はズバリ『色仕掛け(ハニートラップ)』でした。

 

大人になった礼香もそうですけど、目的のためなら手段を選ばないのは昔からなんですね(笑)

 

 

 

礼香のハニートラップ

第4話では、正幸をライバル視している真一とのキスシーンが登場。

見事に礼香の色仕掛けに引っかかった真一は勉強時間が大幅に減り、学年トップから102位まで落ち込みます。

 

そりゃそうですよね、毎日毎日礼香が勉強を教えてもらいにくるのですから。

なぜ体操着の姿なのか・・・

 

何はともあれ、『勉強をする環境を無くす』という礼香の作戦、効果抜群ですね(汗)

正幸は学年トップに返り咲いた事で、礼香は目的を果たしました。

 

キスはゴキブリの味?

テストの順位が大幅に下落した後、真一は礼香に言われます。

『あんたとキスすると口の中、ゴキブリの味がする』と・・・

 

あああ、もう二度と立ち直れません、こんな事言われたら。

ゴキブリネタは『M愛すべき人がいて』の第2話にも登場しましたっけ。

 

茂樹には『好きな人のためにそこまでできるなんてスゴイ』と、若干引かれています。

引きますよね、誰でも。

茂樹の心の中は、『誰か助けてー』だったかもしれません。

 

タイミングよく店に入ってきた、同じくバーテンダーで兄の『尚樹』に救われたのではないでしょうか。

 

感想:手段を選ばない礼香が狂気的

この第4話では礼香の大胆な色仕掛けと、巧みな心理戦を見たような気がします。

いや、真一くんかわいそう・・・

 

マサの邪魔者を取り除くためなら、ゴキブリ味のキスも厭わないという事ですね!

って、ゴキブリ味のキスってどんなだよって思いますが(苦笑)

いや、想像はしたくないんですけどね。

 

目的のためならば、手段は選ばないという礼香の闇をハッキリ見てしまいました。

 

こんなフラれ方をした真一君、その後の人生も大きく狂ってしまうはず。

正幸くんにちょっとイジワルな事を言ったがために、『守護神』礼香の逆鱗に触ました。

 

『アハハハ、アハハハ、あの時の真一の顔!』

復讐を追心底おかしそうに笑う礼香(田中みな実)は、もはや正気の人とは思えません・・・

 

ただこの第4話、もはや正幸って誰だったっけ?というくらいマサの影が薄かったのが残念でした。

 

ドラマ視聴者の評価・感想

『L礼香の真実』を視聴された方の評価や感想をまとめてみます。

スピンオフドラマの制作が発表された時点から楽しみにされていた方もいらっしゃるようですね!

 


高校時代の礼香役を演じていた『中川梨花(なかがわりか)さん』への評価が高いようです。

色っぽい感じが礼香っぽく、昔風の髪形も似合っていますね!

 

『M愛すべき人がいて』のメインの二人よりも目立っている、という意見もありました(笑)

 

 

田中みな実の狂気すぎる存在感がすごい

『L礼香の真実』で明らかになるのは、姫野礼香誕生の真相。

『礼香』の原点と、成長を通じてエスカレートしていく狂気が語られています。

 

第1話から第4話にて姫野礼香役を演じたのは、『加藤莉奈』ちゃん(小学校時代)と『中川梨花』さん(高校時代)の2人です。

 

加藤莉奈ちゃんが演じる『小学生の礼香』は、狂気の原点らしく、ある日を境に豹変するシーンの演技はゾクゾクするほど強烈。

礼香の『原点』と言うにふさわしい演技力を見せてくれていました。

 

また中川梨花さんが演じる『高校生の礼香』は、既に完成に近づいている感が半端なく、目を見開いて『先生の頭がかたーい』と言い放つシーンは、『見てはいけないものを見てしまった・・・』という感覚に陥ります。

 

加藤莉奈ちゃんも中川梨花さんも、確かに『礼香』を演じていらっしゃいました。

でも何かが足りないような、『礼香っぽい礼香』を見ているようにも感じます。

 

 

本家・田中みな実さんが演じる『礼香』は、『奇行』が悪目立ちする明らかにヤバイ人。

セリフの言い回し、体の動き、表情も声のトーンもすべてが融合して『礼香』を作り上げています。

 

そう、田中みな実さんの存在感が圧倒的すぎて、田中さんそのものから狂気を感じます。

 

 

だからこそ、『L礼香の真実』の礼香(加藤莉奈/中川梨花)に満足できなかったのかもしれません。

 

第1話と第2話で、加藤莉奈ちゃんが演じたのは小学生の『礼香』。

第3話と第4話で中川梨花さんが演じたのは、高校生の『礼香』。

 

そして、主に『L礼香の真実』の冒頭とラストに登場する田中みな実さんの本家・『礼香』。

 

 

実は『L礼香の真実』では、なぜか物語の中心である回想シーンよりも、田中みな実さんが演じる『礼香』のシーンのほうが強烈です。

ほんの短時間の登場なのに。

 

もうこれがすべてです。

田中みな実さんの『礼香』は、何をしていなくても目線や動きだけで『恐怖』を感じ、ありえないような『奇行』があれば、何をするのか目を離せなくなるんです。

 

それでようやく、こんな答えにたどり着きました。

 

『礼香』を見たかったんじゃない。

礼香を演じている『田中みな実』が見たかったのではないか、と。

 

まとめ

『M愛すべき人がいて』に登場するヤバい人『姫野礼香』のスピンオフドラマなんて、期待してしまいますよね!

『L礼香の真実』では、礼香の過去が描かれています。

 

  • 第1話では、礼香の狂気の原点
  • 第2話では、ライバルを陥れるためのスキャンダル
  • 第3話では、正幸の敵は礼香の敵(芥川先生)
  • 第4話では、正幸の敵は礼香の敵(真一)

 

第1話では、狂気の女『礼香』誕生の様子が描かれており、第2話~第4話では、礼香もしくは正幸を邪魔する人物を、通常では考えられないような恐ろしいやり方で排除していく様子が描かれています。

 

 

いかにして『礼香』になったのか、好きな人を想い続けながら邪魔な存在は消していく姿は、完全にホラー映画。

アユもマサも大変ですね(笑)

 

『L礼香の真実』で登場した『正幸』と礼香はどうなっていくのか、今後の展開が気になるので、今後も恐る恐る覗いてみる事にします。

 

 

『礼香の真実』第5話~第7話のネタバレ記事はこちらをどうぞ!

L礼香の真実第5話~第7話ネタバレ感想!狂気の女の新しい恋の相手は誰?

 

 

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