『裏世界ピクニック』のヒロイン、実話怪談オタクの紙越空魚(かみこしそらを)と金髪で容姿端麗の仁科鳥子(にしなとりこ)。
彼女たちの関係って、すごく気になりますよね!
見た目からは共通点が見つからなそうな2人ですが、お互いを思う気持ちはかなり強め。
今回はそんな2人の関係性と、彼女たちのキスシーンが描かれている話を紹介します。
目次
【裏世界ピクニック】空魚と鳥子の関係は?
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裏世界で死にかけていた空魚のもとに、道に迷った鳥子が現れた事がキッカケで出会った2人。
偶然とも言える『くねくね』撃退に始まり、2度目のくねくね狩り、八尺様と対峙したり・・・
裏世界での危険な探検を通じて、彼女たちはお互いの存在を強く意識するようになっていきます。
空魚は鳥子の大切な人に嫉妬してばかり
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空魚は、いつも『キレイ』という言葉がピッタリ当てはまる鳥子の美しさに圧倒されています。
一般的に見ても鳥子は美人ですが、それ以上に空魚独自のフィルターがかかっているのかもしれません。
とにかく空魚は、鳥子を意識してしまうと彼女の姿を直視できなくなるような事が多々あるのです。
そんな鳥子が『裏世界』をウロウロしていたそもそもの理由は、『閏間冴月(うるまさつき)』という友人を捜していたから。
冴月は、鳥子にとって先生であり友達、そして誰よりも大切な人です。
誰よりも・・・?
空魚は、鳥子が冴月との思い出を楽しそうに話す姿を見ると心が穏やかではなくなります。
つまり、冴月に嫉妬しているんですよね。
自分の知らない鳥子の大切な人。
勉強を教えてもらって、裏世界の事を教えてもらって、一緒に裏世界へ入って・・・
自分の知らない鳥子がそこにいる。
それが空魚には『気に入らない』のです。
逆に、冴月と鳥子が経験できていない事、例えば『鳥子と一緒に旅行』に行く時などは、冴月に勝った気分になってしまうというわかりやすい感情を空魚から引き出します。
鳥子の姿に見とれたり直視できなくなったり、嫉妬したり勝ち誇ったり。
それまでの人生、友人と呼べるような存在がいなかった空魚ですが、鳥子は特別。
一人ぼっちでも問題ないと思っていた空魚の心は、今や鳥子の存在が大部分を占めています。
鳥子はとにかく空魚が大好き
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鳥子はカナダ生まれの超美人ですが、人付き合いが苦手。
冴月や小桜、そして空魚と喋る時以外は口数が少なく、実はかなりの人見知りなのです。
そんな鳥子が空魚と初対面の時から仲良く出来た理由、それは『自分を隠す気が無い人だと思ったから』。
出会った時、空魚は水に半分沈んで死にかけていました。
そんな空魚の姿を見た鳥子の口から出た言葉は『オフィーリアかと思った』。
この場合の『オフィーリア』はシェイクスピアの戯曲ハムレットの登場人物を描いたジョン・エヴァレット・ミレイの同名の絵画の事を言っています。
川に落ちて溺れ死ぬ直前のオフィーリアの様子を描いた絵が、水に沈みかけている空魚の姿と重なったんですね。
鳥子の記憶によると、『オフィーリアかと思った』という言葉に対して空魚は、『何言ってんだコイツ』という表情をしていたのだとか。
自分を隠そうとする気が無いその表情が、鳥子の気持ちグッと掴んだのです。
と言っても、実際に空魚は『何言ってんだコイツ』と思っていたのではなく、あまりにも美しい鳥子の姿に見とれていただけだったというオチがあります(笑)
・・・まあ、誰かに惹かれる時って他人にはわからない部分もありますからね。
鳥子にとっては空魚の表情が決め手となったワケです。
空魚の表情が好き、頑張って食べてる姿が好き・・・
なかなか独特な見方をしていますが、彼女にとっては冴月以外のとても大切な人であり、とにかく大好きと言える人物が空魚なのです。
『友人』、『友達』、『大切な人』は冴月や小桜に対しても使われますが、面と向かっての『好き』は空魚に対してしか使われていません。
空魚と鳥子は互いになくてはならない関係
空魚と鳥子は、お互いになくてはならない関係です。
感情面だけではなく、能力的にもお互いを必要としています。
空魚の右目は裏世界の見えないものを見ることができ、鳥子の左手は裏世界の触れることができないものにも触れることができる。
裏世界に一人ぼっちで入って迷ってしまえば、
- 空魚の右目は表世界への出入り口を発見できるけれども触れないから出られない。
- 鳥子の左手は出入り口を開くことができるけど、そもそも場所が見つけられない。
そんな事が起こります。
1人になればきっと、心細い感情に負けそうになるでしょう。
2人でいれば何とかなる!
彼女たちが気持ちの面でも能力の面でも強く結びついているからこそ、裏世界で理解不能な大ピンチが訪れても乗り越えて行けるのです。
【裏世界ピクニック】空魚と鳥子のキスシーンはどの話で何巻?
空魚と鳥子は友情とも愛情とも言える感情で強く結びついています。
空魚の誉め言葉に赤くなる鳥子や、冴月の事を話す鳥子に嫉妬する空魚は初々しくてカワイイですね。
そんな2人のキスシーンがある話をまとめてみました。
鳥子が空魚の手にキスをするシーンがある話
鳥子が空魚の手にキスをするシーンは、原作小説3巻、ファイル11『ささやきボイスは自己責任』で描かれています。
『ささやきボイスは自己責任』には、声で他人を操れる『潤巳るな(ウルミルナ)』という人物が登場します。
冴月の熱心な心酔者であるルナは、冴月の情報を得るために小桜と空魚を誘拐して・・・という内容のお話。
このお話では空魚の前だけでなく、いよいよ鳥子と小桜の前にも冴月が姿を顕します。
本人なのか、本人ではない冴月の姿をした何かなのか。
見下ろしてくるのは恐ろしい目、そして血が通っているとは思えないほど冷たい手。
あれほど冴月を捜していた鳥子や小桜も戸惑うような姿の『冴月』がそこにいて、空魚を二度と手の届かなくなるような場所へ連れて行こうとしている・・・
そんな変わり果てた冴月を振り払って表世界へ帰ってきた空魚、鳥子、小桜。
アレは冴月だったのか、違うのか。
なぜ空魚を連れて行こうとしたのか、なぜルナの母親に手をかけたのか、なぜ冴月の手はあんなに冷たかったのか・・・
想像もしていなかった冴月の姿と行動に、鳥子はかなりのショックを受けたようです。
しかし今、鳥子の目の前にあるのは冴月の冷たい手と違って、血が通っている空魚の手。
空魚の『私の手は冷たいか』の問いに答えを確かめるように、鳥子は空魚の手を握り唇で触れて暖かさを感じ取ります。
冴月の血が通っていない手とは違う、空魚のぬくもりに安心したというワケですね。
空魚は空魚で、鳥子の唇から漏れる息が伝わる感覚が『痺れるほど甘く』感じたようです。
心酔していた冴月に精神的な大ダメージをくらってしまったルナはともかく、冴月が目の前にあらわれた事で、逆に空魚と鳥子の絆が深まった事を感じさせる物語でした。
鳥子が空魚の手にキスをするシーンが描かれているのは、『裏世界ピクニック』原作小説3巻です。
鳥子が空魚の唇にキスをするシーンがある話
鳥子が空魚の唇にキスをするシーンは、原作小説第4巻、ファイル15『裏世界夜行』で描かれています。
これは、2人が裏世界の『夜』を過ごすお話。
今までも度々裏世界の『夜』を迎えてきましたが、今回は意図的に『夜』を迎えて、恐ろしいその時間をやり過ごそうとする物語です。
夜を避けていたら裏世界の隅々までを知る事ができない。
数日間裏世界に留まるためには、どうしても夜を越えていかなければならないのです。
そしてこのお話では、空魚の過去の体験とその体験の真相が明かされます。
過去になぜか『お母さん』だと感じた不思議な存在。
空魚の暗い過去の中で、少しだけ気持ちの暖かさを感じた思い出・・・
でも、そうじゃなかった。
暖かい思い出だと思っていたものは、そう『思わされていた』だけだった!
真相を知った空魚は、恐ろしさと嫌悪感から自分の精神状態が悪化していくのを感じ、鳥子に『ビンタ』を依頼して負の思考から逃れようとします。
痛みに気を取られれば、負の思考から逃れられる
そんな意図がありました。
しかし鳥子は『ビンタ』の代わりに空魚の唇に『キス』。
でもまあ・・・結果オーライ!
鳥子の不意打ちのおかげで空魚は負の思考から逃れて、頭の中が真っ白になったのですから(笑)
『リップクリームを食ってるのか』とも思える鳥子の唇を感じながら空魚が思うのは、『美人はいい匂いがする』という事。
もちろん、これも空魚独自のフィルターがかかっているのでしょうね。
空魚から見れば鳥子は、世界で一番尊くて美しい生き物なのですから。
鳥子が空魚の唇にキスをするシーンが描かれているのは『裏世界ピクニック』原作小説4巻です。
まとめ
『裏世界ピクニック』では、2人のヒロイン紙越空魚と仁科鳥子の関係性が気になりますよね。
最初はちょっとだけ距離感のあった2人ですが、裏世界での恐ろしい体験を乗り越えながら絆は深まっていきます。
そしてやがて、お互い無くてはならない存在へと変わっていく・・・
パートナーとして友情とも愛情とも言える感情で結ばれている彼女たち。
裏世界の謎とともに、今後の彼女たちの気持ちの行方が気になりますね!
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