キングダム映画版のラスボスがランカイではない理由は?さじになったのはなぜ?

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大人気漫画の『キングダム』、そしてその世界感が実写化された事で話題となった『映画キングダム』。

映画化にあたり、その脚本には原作者の『原泰久』さんも参加して映画版ならではのアレンジを施したのだとか。

その『アレンジ』のひとつと思われる、映画の終盤のシーン。

 

原作漫画でも見覚えのあるシーンではありますが、そこに登場する人物は原作とは異なっていました。

 

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キングダム映画版ではラスボスはランカイではなく左慈(さじ)

原作を知っている方なら『あれ?』と感じるシーンのひとつ、映画版の王都奪還の際の戦いの場面では、最終的な戦いの相手はランカイではなく左慈になっていましたよね。

 

どうしてこの場面、ランカイと左慈の登場が逆になり、ラスボスが左慈になったのでしょうか。

 

原作漫画の王都奪還編・最後に戦うのはランカイだった

映画版の『キングダム』は原作漫画でいうと第1巻~第5巻の46話・47話目の一部までの物語にあたり、『王都奪還編』と言われている部分のストーリーです。

 

実際に原作漫画を読んでいる方はわかると思いますが、成蟜(せいきょう)の目の前で戦いを繰り広げるシーン、あの場面で戦っていたのは『ランカイ』でした。

 


左慈(さじ)はその直前の『右龍の回廊』で信が倒しています。

 

成蟜(せいきょう)の命令に従いながら戦う『ランカイ』、ランカイを倒したのは信ひとりの力ではなく、信と山の民が信頼し合ったからこそ成しえた、という場面でもありました。

 

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映画版では序盤から左慈(さじ)が登場

映画版『キングダム』では序盤、傷ついた漂(ひょう)を追ってきていたのは『朱凶(しゅきょう)』ではなく『左慈』。

そこでは原作にはない非情な振る舞いを見せた左慈ですが、この時点ではあれ?何で左慈?と思いつつも、あまり深くは考えていませんでした・・・(汗)

その後『朱凶』は黒卑村のシーンで突然登場します。

 


そう、おそらくこの映画『キングダム』は、原作を読んだことのない方のほうが『カン』が働きやすいかもしれません。

 

だって、序盤から左慈みたいな悪党が登場したら、通常は『こいつ、きっと後で何かある』って思いますよね・・・

木に石をくくりつけて信が一人特訓している場面もそうです。

 

ああ、あのシーンの前振りなんだなぁって観ていましたけど、実際はその特訓の成果を出す相手が違いましたからね(汗)

 

もちろん原作を知っている方でもピンとくる人は多いのでしょうが、私は鈍いのでスルーしてしまったというワケです・・・

 

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映画キングダムのラスボスが左慈(さじ)になった理由を考察

映画版の『キングダム』は、原作を読んだことのある人が『いい意味で裏切られる』物語ではないでしょうか。

ところどころで原作とは異なる部分が見られるので、そのあたりを楽しむのもいいですね。

 

そして歴史や原作を知らない方でも存分に楽しめる映画になってると感じました。

 

そのひとつが、『ラスボス左慈(さじ)』の存在です。

 

原作をもとにしつつ映画ならではのストーリー

映画版『キングダム』は、だいたい原作と同じように物語が進んでいきます。

もちろん原作を知っているからこそ、『原作と同じように』と感じられるわけですが・・・

 

ただ、当然のように映画版は原作を知らなくても観る方は大勢いらっしゃいます。

冒頭から登場する大沢たかおさん演じる『王騎(おうき)将軍』に信が憧れる場面があったり、漂の追手が村人に対して残忍な行動をとって、王の弟はとんでもなく悪いヤツなんじゃないかと感じさせる部分があったり。

原作とは異なる部分ではありますが、それぞれが物語を盛り上げています。

 

そして最終的に登場する『とんでもなく悪いヤツ』が左慈。

映画版では『元将軍』という設定が加わっています。

信の憧れる『将軍』が悪人に成り下がった姿というワケです。

 

物語の序盤からラストにかけて左慈が登場し、返り血をペロリとなめるシーンなんかは『うわぁ・・・』ってなる場面のひとつ。

原作未読であっても、『なんだこいつ、怖っ』って注目する人物になりますよね。

 

主人の命令で暴れる『ランカイ』と違い、『元将軍・左慈』には単体で悪役の要素が詰め込まれています。

 


信の憧れる将軍像ではない『左慈』がラスボスとして描かれる事によって、より『天下の大将軍になるという夢を持つ主人公』が今後どうなっていくのか、先を知りたくなる物語になっていると感じました。

 

ランカイは喋らない

そういえばランカイって、普通に喋らないんですよね・・・

映画版でも特殊メイクがほどこされた顔では表情もイマイチ伝わりにくくなっています。

 


セリフも無い、表情もちょっとわかりにくい。

そうなると2時間の映画の中では『ラスボス』として君臨するにはインパクトの弱いキャラクターになってしまいそうです。

 

もちろん映画内のランカイ初登場シーンは衝撃的。

 

しかし、もし原作と同じように映画のラストでもランカイが登場していたら、建物を破壊しながら暴れるだけの特撮映画のような印象になってしまう気がします。

 

だからこそ、ラストの戦いは『左慈』。

無表情とは違う『冷酷な表情』が、一層の緊張感を誘います。

 

原作を知らなくても圧倒的な強さが伝わりやすい

確かにラスボスとしてランカイが登場したとしても『強さ』という意味では伝わると思います。

しかしながら、ランカイの持ち味は『技術』ではなく『パワー』。

 

とにかく人間離れした力業で攻めてくるタイプでしたよね。

パンチ1発で受ける大ダメージ、普通の人ならその1発でおしまいです。

 

ところで、ランカイの背景には成蟜(せいきょう)による『恐怖』の調教があります。

原作漫画にあるように、戦意を無くしてもなお『お仕置き』の言葉に反応して戦わなければならない様子は、視聴者にとっては『敵』として認識しにくくなるでしょう。

 

一方、左慈(さじ)をラスボスとして展開した場合、信の住んでいた村を容赦なく全滅させたり、やり方がひどすぎて将軍ではなくなった過去があるエピソードを加える事によって、完全に信の『敵』として認識できます。

 

信を圧倒する剣術も見どころのひとつですよね。

 

 

つまりランカイではなく左慈がラスボスになった理由は、2時間の映画の中で命令で動くランカイよりも、『圧倒的悪役』であり、『戦いそのもの』に見ごたえを感じられる左慈のほうが、『より倒さなければならない敵』をイメージしやすかったからなのかもしれません。

 

まとめ

映画『キングダム』では、主人公『信』が最終的に戦う相手、つまりラスボスは『左慈』でした。

原作漫画の場面で言うと、ランカイと左慈が入れ替わった形になっています。

 

2人が入れ替わったのは、おそらく『原作を知らない人でも、より映画を楽しめるように』だったのではないでしょうか。

 

真っすぐに大将軍になる夢を追いかける『信』と、将軍であった過去を持つ『左慈』。

 

やっぱり最後のシーンに原作通りの『ランカイ』が登場したら、特にこの映画版に於いては、また原作を知らない方は『なんでここでランカイ?』ってなってしまいそうですよね。

 

原作を知っていても知らなくても『ラストに納得がいく映画』、それが『映画版キングダム』という事なのでしょう。

 

今後公開予定の続編はどうなるのか、オリジナルの展開があるのか、今後も楽しみですね!

 

 

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