ルーピン先生がチョコをくれるのはなぜ?効果や渡された時のセリフまとめ

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『ハリーポッターとアズカバンの囚人』では、新任のルーピン先生がハリーにチョコレートをくれるシーンが数回登場しますよね。

ホグワーツ行きの列車の中、ボガートを使っての守護霊の呪文の練習の時・・・

 

『元気が出るよ』と、いちいちチョコをくれるルーピン先生ですが、そのチョコレートにはどのような効果があるのでしょうか。

 

ルーピン先生がチョコレートをくれるのはなぜ?

 

 

『ハリーポッターとアズカバンの囚人』で、ハリーがルーピン先生に出会ったのはホグワーツ行きの列車の中でした。

突然『吸魂鬼(ディメンター)』に襲われてしまったハリーは意識を失い、目を覚ますとルーピン先生は板チョコレートを割ってハリーに与えてくれました。

 

なぜこの時に先生はチョコレートをくれたのでしょうか?

その後も度々ハリーにチョコレートをくれるのはなぜでしょうか?

 

チョコレートを食べると元気になるから

『元気になるよ』と声をかけつつチョコレートをくれるルーピン先生。

確かにチョコレートを食べると、ホッと一息つきたくなるような、ちょっとだけ元気が出たような気になりますよね。

 

ディメンターに襲われた事でショックを受けているはりーですが、追い打ちをかけるように『自分だけが』気を失ってしまった事にも衝撃を受けます。

ロンもハーマイオニーも、ドラコ・マルフォイですら気絶しなかったというのに・・・

 

『元気になる』には、チョコレートが本来もたらす効果以外にも、自分だけが気絶してしまった事を恥ずかしく感じているハリーを励ます意味も含まれていたのかもしれません。

何せ、ハリーは親友ジェームズの息子なのですから。

 

 

その後も2人きりで、ディメンターに変身したボガート(マネ妖怪)を相手に守護霊の呪文を練習。

その際にも2度チョコレートを渡されますが、やはりディメンターへの恐怖、気絶したくないというハリーの気持ちを心配してのことでしょう。

 

ディメンターの影響から回復するため


チョコレートには、ディメンターの影響から回復する意味もあるようです。

 

列車の中でハリーの気分が悪くなり、それがディメンターによる影響だという事を知ったマダム・ポンフリー。

やはりルーピン先生と同じく、彼女もハリーにチョコレートを食べさせようとします。

 

でも、ハリーは既にルーピン先生にチョコレートをもらって食べていた・・・

この件についてマダム・ポンフリーは、『治療法を知っている』先生が見つかった事に満足しています。

 

つまり、ディメンターからの回復にチョコレートが効果的である、という事。

 

 

実は、幸福感を奪い取ってしまうディメンターに効果があるのは『守護霊の呪文』のみなのです。

守護霊の呪文を使うには幸福な思い出が必要であり、ある程度の熟練度も必要。

 

守護霊の呪文が使えないような幼い魔法使いや魔女がディメンターに襲われれば、成す術がありません。

まあ、本来ならアズカバンにでも入れられなければ出会う事もないのかもしれませんが・・・

 

そんな中で、ディメンターからの影響から回復するための『チョコレート』。

疲労回復に効果的なだけでなく、甘さが幸せな気分を取り戻してくれているのかもしれません。

 

ルーピン先生のチョコの効果

板チョコレートのイメージ画像

 

何度もチョコレートをくれるルーピン先生ですが、先生がくれるチョコレートには特別な効果があるのでしょうか?

金色の包み紙に入っているように見える板チョコの効果について、調べてみました。

 

精神的に落ち着く

ディメンターに襲われたハリーはすっかり気分が悪くなってしまっていましたが、ルーピン先生がくれたチョコを食べて少しだけ元気になります。

 

映画版ではハリーがチョコレートをひとかじりするシーンしかありませんので、チョコを食べたことによる効果についてはイマイチ伝わってこないですよね・・・

 

一方、原作でのこのシーンは『驚いたことに、たちまち手足の先まで一気に暖かさが広がった』と書かれています。

でも、学校に到着してから校医が言うには『この子はすっかり冷え切っている』。

 

つまり、体がポカポカ暖まったと言うよりは、チョコを摂取した事で精神的に落ち着いたと言ったほうが近いのではないでしょうか。

甘いチョコを摂取した事で、ハリーの気分も少し良くなっています。

 

実際に列車を降りた後のハリーは、気分は少し良くなっていても体に力が入らない状態。

チョコレートが落ち着きを取り戻してくれたものの、体はまだ本調子ではない様子が描かれています。

 

 

さらに、ルーピン先生がボガート(マネ妖怪)との訓練の時にもチョコレートをくれたのは、ディメンターに襲われた時のハリーの恐怖体験を心配してのことでしょう。

本来なら思い出したくもない出来事のはず。

でもハリーは守護霊の呪文を会得すべく、恐怖に立ち向かっているのです。

 

ボガートとの訓練後、先生はハリーを心配してチョコレートを与えてくれます。

ルーピン先生を信頼している彼にとっては、他の人からもらうチョコよりも強い安心感を得られているのかもしれません。

 

実はただのチョコレート

ハーマイオニーが『チョコレート薬』などと言うので、何か特別なアイテムをルーピン先生が持っているようにも思えてしまいますが、実は先生がくれるのはただのチョコ。

その辺で売っているようなチョコレートのようです。

 

映画版では板チョコのようなものをハリーがかじるシーンが数回登場しますが、原作では『巨大な板チョコ』だったり、『蛙チョコレート』だったり『ハニーデュークス菓子店の最高級板チョコ』だったり・・・

 

つまりどこかで購入したと思われるチョコレート。

一般的なチョコレートです。

『蛙チョコ』なんかは、『賢者の石』からお馴染みのチョコレート。

魔法使いや魔女のカードが入っていて、ロンが集めていましたよね。

 

さらには、原作ではハリーにチョコレートをくれるのはルーピン先生だけではありません。

 

校医のマダム・ポンフリーも『見た事もないような大きな、小岩のようなチョコレート』を持って現れ、それを砕いてハリーに食べさせようとします。

 

これらからわかるように、ルーピン先生もマダム・ポンフリーもディメンターに襲われた時にどうすればいいかを知っているだけ。

つまり、チョコレート自体は『ただのチョコ』というわけです。

 

ルーピン先生にチョコを渡された時のセリフ

ハリーを元気にしたい時、ルーピン先生は必ずチョコレートをくれますよね。

その時のルーピン先生のセリフをまとめてみました。

 

とにかくルーピン先生は、『このチョコレート、美味しいよ』なんて言いません。

生徒には『元気を出させる』ためにチョコレートを渡しているのです。

 

ホグワーツ行きの列車の中のセリフ

ハリーがルーピン先生にはじめてチョコレートを貰ったのは、ホグワーツ行きの列車の中でした。

ディメンターに襲われ気を失ったハリーですが、気が付いた時に先生にチョコをひとかけら貰っています。

 

『食べなさい、気分が良くなる』、『チョコレートだよ』というルーピン先生ですが、ハリーの心はチョコどころではありません。

英語でのセリフは『Here , eat  this.  It’ll  help.  It’s  all  right.  It’s  chocolate.』でしたね。

 

2度目の『食べなさい、元気になる』で、ようやくハリーは一口チョコレートをかじっていました。

2度目は、英語では『Eat.  You’ll  feel  better.』

 

原作には登場するセリフで『毒なんか入ってないよ』と言うものがありますが、映画版ではそのセリフはありませんでした。

 

まあ、とにかく『チョコ食べろ!』って事ですね。

この時のチョコは、普通の板チョコだったようです。

 

マネ妖怪ボガートを使っての訓練時のセリフ(1回目)

ディメンターと出会った時でも対処できるように、ハリーはルーピン先生から『守護霊呪文』を教えてもらっています。

練習相手は本物のディメンターではなく、マネ妖怪が変身した姿の偽ディメンター。

1度目、ハリーは見事に失敗し、やはり気を失います。

 

『大丈夫、最初からできるわけがない』、『できたら大したものだ』、『食べなさい、元気がでる』

 

そんなセリフと共に、ハリーはルーピン先生からまたチョコレートを貰っていました。

ちなみに英語では『I  didn’t  expect  you  to  do  it  the  first  time.』、『That  would  have  been  remarkable.』、そして『Eat  this.  You’ll  feel  better.』でしたね。

 

 

なんで自分だけ気絶するほどディメンターが恐ろしいんだろう・・・

そんなハリーの気持ちを察するかのように甘いチョコレートをくれるルーピン先生、ステキです。

 

原作では、この時先生がくれたチョコレートは『蛙チョコレート』。

あのカードのおまけつきのチョコレートです。

 

ルーピン先生が蛙チョコレート買っている姿を想像すると・・・かわいい!になりませんか?(笑)

 

マネ妖怪ボガートを使っての訓練時のセリフ(2回目)

ディメンター相手を想定した訓練では、ハリーは早くも2回目で(原作では3回目で)守護霊呪文を成功させます。

なんとか呪文を成功させ、ディメンターの姿を見ても気を失わなかったハリー。

しかし体はひどく疲労している様子です。

 

そんな時のルーピン先生は、やっぱりチョコをくれますよね。

 

『座りなさい』、『これを食べて、元気が出るよ

英語では『Sit  down.  Here ,  eat  this , it  helps.

 

何度も守護霊呪文の訓練をしたハリーへの配慮なのか、呪文を成功させたご褒美も兼ねているのか、原作ではこの時のチョコレートは『ハニーデュークス菓子店の大きな最高級板チョコレート』。

しかも、ひとかけらではなく1枚まるごと。

 

疲れきった体では、大きな板チョコ1枚をまるごと食べるのにも苦労しそうです(汗)

 

でも『最高級』ってところがルーピン先生の優しさなんでしょうね。

元々ハリーに食べさせてあげたかったのかもしれません。

 

まとめ

『ハリーポッターとアズカバンの囚人』では、度々ルーピン先生がハリーにチョコレートをくれるシーンが登場します。

何度も登場するので、このチョコは何なの?って気になりますよね。

 

実はこのチョコレートはただのチョコ。

ディメンターにやられて体が冷え切り、精神的にも参ってしまう症状を緩和するためには『チョコレート』を食べることが効果的なようなのです。

 

つまり、心を落ち着かせてホッと一息、甘みを感じて幸福感を取り戻す、といったところでしょう。

 

優しそうなルーピン先生がくれるチョコレートなら、それだけでも元気が出そうですね。

スネイプ先生からは・・・ひょっとしたら遠慮したい生徒が多いかもしれません(笑)

 

 

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