コクリコ坂からはどんな話?感想と面白いのかどうかを裏話を交えてネタバレなしで解説

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ジブリアニメ『コクリコ坂から』ってどんな話?

面白い?面白かったら観るけど・・・

 

今回はそんな方のために、『コクリコ坂から』がどんな話なのか、面白いのかどうかを『ネタバレなし』でお伝えしようと思います。

 

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コクリコ坂からはどんな話?

ジブリアニメ『コクリコ坂から』はどのような内容、ストーリーの物語なのか、視聴前に気になる方もいらっしゃると思いますので、簡単に物語の概要を『ネタバレなし』でまとめてみます。

 

コクリコ坂からの時代背景

ジブリアニメ『コクリコ坂から』は、東京オリンピック前年の1963年、横浜を舞台とした物語です。

 

当時の日本は敗戦から高度成長への過渡期であり、遠慮なく海や川が汚されていた時代。

貧しくても希望があった時代。

新しい時代が始まる予感と、古いものが消えていく感覚が混在していた時代でもあるでしょう。

 

山手に残る美しい横浜の風景と、街中での交通渋滞、煙突からの黒煙・・・

同じ横浜でも、こうも違うのかと思わせるような対照的な風景が描かれています。

 

そんな景色と時代の中に生きている高校生、『松崎海(まつざきうみ)』と『風間俊(かざましゅん)』が紡ぐ物語が、ジブリアニメ『コクリコ坂から』なのです。

 

高校生の恋愛物語

『コクリコ坂から』は高校2年生の主人公『松崎海(ニックネームでメルと呼ばれている)』と、1個上の先輩で高校3年生の『風間俊』の2人が織りなす恋愛物語です。

 

 

前述の通り、時代は1963年のオリンピック前年、舞台は横浜。

その当時の、どこか大人びた高校生の純愛が描かれます。

 

坂道の多い横浜の、登りついた先にある丘の上の大きな洋館に住む海と、町の川近くの雑然とした風景の中で暮らしている俊。

父親を亡くした後、病院を営んでいた祖父母の家に引き取られた海と、同じく父を亡くし、子を亡くしたばかりだった父の旧友に引き取られた俊。

 

境遇の似ている2人の対照的な現在の姿がわかりやすく、メロドラマや悲恋を思わせるような展開、それを乗り越えていく2人の高校生の様子が描かれた物語となっています。

 

もう一つ、『コクリコ坂から』の縦軸となるのが、2人の高校生活。

素敵な建物『カルチェラタン』との関りも見逃せません。

 

コクリコ坂からの感想

ジブリアニメ『コクリコ坂から』の個人的な感想と、ネット上での感想を、こちらも『ネタバレなし』でまとめてみます。

ぜひ視聴する際の参考にしてみてくださいね!

 

前半はジブリらしさに魅せられ後半は目が離せない展開に

『宮崎駿監督作品じゃない』

個人的には、そんな理由から見逃していた作品でもありました。

 

スタジオジブリ内では、若手監督で3年間の間に2本の長編映画を作成して2年連続で公開する、という計画に基づき短期間に作られたもので、それが2010年公開の米林宏昌監督『借りぐらしのアリエッティ』、そして2011年に公開の宮崎五郎監督『コクリコ坂から』となっていたワケです。

 

ナウシカやラピュタ、トトロ、魔女の宅急便など大好きな作品はみんな宮崎駿監督作品。

『せっかくだから』という不純な動機のまま視聴開始・・・からの、面白かった!

 

面白かったです、単純に。

なんとなく観始めたものの、あっという間にジブリの世界に引き込まれクライマックスを迎える。

ファンタジーではない、日常生活を描いた物語であるにも関わらず、すっかり引き込まれてしまいました(笑)

 

冒頭部分の優しい『朝ごはんの歌』に始まり、印象的な建物『コクリコ荘』と『カルチェラタン』、海を望む景色とワクワクするような坂道の街並み。

陽の光が物語る美しさと、文化部の部室がひしめき合い『魔窟』となっている建物『カルチェラタン』を見上げていくシーン。

 

 

前半部分に感じた『ジブリらしさ』にすっかり魅せられ、そして物語は後半にかけて主人公の少女『海』とボーイフレンド『俊』の関係性から目の離せない展開になっていく・・・

 

なんで視聴前に躊躇したんだ?と、自分の先入観が馬鹿らしく感じた、そして『観てよかった』と素直に思える作品でした。

 

コクリコ坂からのネット上の感想

ジブリアニメ『コクリコ坂から』のネット上の感想をまとめてみます。

 

 

ネット上の感想を見ると、『よくわからない・・・』と感じた方も多かったように思います。

確かに、ジブリが得意とするファンタジー要素無しの日常物語、しかも多くの人が知らない時代の物語ですからね・・・

ただの日常と捉えるか、過去の日本がどんなものだったのかを想像しながら観るかでも違ってくるかもしれませんね!

 

2回以上の視聴をされた人の中には、以前はよく分からなかったけど2回目は『良かった』、『今見たら違って見えた』という感想に変わったという方もいらっしゃいました。

後からじわじわ来る系のアニメーション作品と言えそうですね!

 

コクリコ坂からは面白い?

ジブリアニメ『コクリコ坂から』は面白いかどうか。

この部分に答えるのであれば、私は『面白い』と思います。

 

まず、ファンタジー抜きの『日常』を描きつつもジブリ的要素はタップリ!これはジブリ好きにはたまりません。

『ジブリ』をあまり意識していない方でも、ああ、なるほどね、と思えるような要素が詰まっています。

 

屋根から飛び降りたり、壇上へ上がるために集まった人をジャンプで飛び越えていく少年、時間の経過とともに向きが変化したり、季節が移りかわりつつあることを感じられる陽の光の加減、ゴミゴミとした『古き良き時代』とは言えない風景・・・

 

 

日常を描いたストーリーであり、ジブリお得意のファンタジー的な要素はありませんが、裏を返せば『実写では得られない満足感』を得られる作品とも言えます。

 

アニメで描く『日常』だからこそ表現できる細かさ、心配り。

それを堪能できる作品だと思います。

 

恋愛物語でありながら、一方では昔の日本の『自分たちが未来を創る』という志を持った男子高校生が描かれ、討論を繰り返すシーン。

それは『古くさい』というイメージではなく、言わば『過ぎた時代の中に溶け込んでいる日常』です。

日本の高度成長期を経験した方は、当時を思い出すような風景が広がるかもしれません。

当時の事など何も知らない世代は、懐かしい風景の中に新しさを感じるかもしれません。

 

そういう意味では、どの世代も男女問わず、異なった感覚での『面白さ』を感じられる作品と言えるでしょう。

 

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コクリコ坂からの裏話が衝撃的すぎる

ところでこの『コクリコ坂から』にはビックリするような裏話があるんです。

 

実はジブリアニメ『コクリコ坂から』の原作は、少女漫画雑誌『なかよし』に1980年1月号~8月号に掲載された同名の作品です。

そんな『少女漫画』を、どうやったら映画に出来るのかを議論していたのは宮崎駿監督や、『攻殻機動隊』の押井守監督、『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督だったとか・・・

スゴイ面々ですね(笑)

 

でも、それよりも衝撃的なコクリコ坂『裏話』が!

 

恋愛ものの少女漫画を原作としたアニメーション作品、それなのに当初は『暗い』という印象のものだったそうなのです。

その理由は、原作漫画が1980年代頃をイメージしたものであるのに対し、アニメーションでは『1963年』と、戦争が日常からそう遠くはなかった時代に変更した点にありました。

 

主人公『海』の父親は朝鮮戦争で機雷に触れて亡くなったという設定になっています。

その父親の爆死シーンが、当初アニメの冒頭部分で描かれていたのだとか・・・

そのシーンからの、死んだ父親を待ち続ける少女『海』。

 

『暗い!』

 

絶望的な暗さにプロデューサーも呆然としていたと言うのですから、相当なものだったのでしょう。

 

この『冒頭の父親の爆死シーン』が無くなり、説明的な部分も省かれ、テンポ良く明るく方向転換して出来上がったのが、2011年公開のジブリアニメ『コクリコ坂から』。

 

この方向転換は大成功でしたね!

 

 

主人公の海は明るく、ハキハキとしているけれど普通の女の子。

戦争の影は見えたり隠れたりするけれど、それでもほっこりとした気持ちでラストシーンを迎えられるのですから!

 

まとめ

『コクリコ坂から』は、宮崎吾郎監督、父の宮崎駿さんが企画・脚本を手掛けたスタジオジブリのアニメーション作品です。

 

原作は『なかよし』に掲載されていた同名の少女漫画。

それを細かく設定変更してジブリアニメ『コクリコ坂から』は誕生しました。

 

時代は東京オリンピック前年の1963年、その頃の高校生の恋愛模様を描いたストーリー。

ファンタジー抜きの『日常』を描きつつ、ジブリらしさを随所に見ることが出来る物語と言えるでしょう。

 

この時代を知らなくても、なぜか懐かしさを感じさせてくれるジブリアニメ『コクリコ坂から』は、世代問わず男女問わず、誰にでもおススメの作品です。

 

 

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